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NO.451

プラ原料、数十トン流出 関・津保川/岐阜

■■ ESHの解決策
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                          2018.7.18 No.451

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

先日、西日本を中心に「平成最大の水害」と称される規模の豪雨が発生し、発
災から日を追うごとにその被害の大きさが明らかになりつつあります。亡くな
った方は200名を超え、5000人近い方々が避難所での生活を強いられています。
心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

三連休には3万人を超えるボランティアが被災地を訪れて懸命の作業に取り組
まれていましたが、記録的な酷暑により、熱中症で搬送される方も多かったよ
うです。

海外ではこのような災害が発生した場合、被災者はホテル等で避難生活を送る
のが当たり前という国もあるようで、日本の避難所生活の大変さと国の対策の
遅れを報じている記事もありました。

被災者の方々が一刻も早く落ち着いた生活を取り戻せることを願わずにはいら
れません。(門)

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■環境不祥事の教訓

◆プラ原料、数十トン流出 関・津保川/岐阜 (7/13)

記録的な大雨で氾濫した岐阜県関市の津保(つぼ)川に、プラスチック加工会
社「東洋化学」(同市下之保)から数十トンに上るポリエチレン樹脂の資材が
流出していたことが分かった。流出範囲は下流10~15キロに及び、回収に
は数カ月かかるとみられており、景観やアユ釣りなどへの影響が懸念されてい
る。

同社によると、資材は幅20~百センチのテープ状で、プラスチックの原料と
して使われる。一個あたり直径30~40センチ、重さ30~百キロのロール
状に巻き、津保川から数メートル離れた屋外資材置き場に、数百個を積んで保
管していた。置き場の周囲には高さ1.5メートルのフェンスが設置されてい
たが、八日未明の川の氾濫で破損。大量の資材が流出したとみられる。

流出した資材はちぎれた状態で、広い範囲で岩や岸辺の茂みに引っかかったり、
木に絡みついたりしている。長いもので数十メートルあり、住民から市などに
苦情や問い合わせが相次いでいる。アユの友釣り漁区にも流出しており、津保
川漁協事務局は「釣りの糸が、川中の資材に絡む可能性がある。釣り人が離れ
てしまうかもしれない」と心配する。

同社は社員60人で回収に当たっており、社長(61)は「地域の人に大変な
ご迷惑をおかけした。責任を持って全て集めたい」と話している。

中濃県事務所環境課の担当者は「水に溶けず、短期的には環境への影響はない
が、長期的には変質したり劣化する可能性もある」と指摘。今後、実態調査に
乗り出す方針だ。

津保川の氾濫では、約九百戸が浸水被害を受けた。
(中日新聞)

◆解説

西日本豪雨は大変な被害となりました。被害にあわれた方々に衷心よりお見舞
い申し上げます。

この事故のような流出や岡山県総社市のアルミ工場爆発など、大雨により大き
な被害を受けた事業所も多かったようです。

ISO 14001:2015の箇条4.1組織及びその状況の理解では、外部・内部の課題を
決定することを求めています。

同箇条には、次の要求があります。

「課題には、組織から影響を受ける又は組織に影響を与える可能性がある環境
状態を含めなければならない。」

これは、
「組織 → 環境状態」 のみならず、
「環境状態 → 組織」 も含めなければならないということです。

環境状態の代表的なものとして、気候変動(温暖化)があります。気候変動が
組織に与える影響を考えなければなりません。

今回のような大雨や洪水も気候変動の影響と考えられますが、組織によっては
「外部の課題」として考える必要があるのです。

気候変動は、空調の負荷増大や原材料調達地の変更など、組織に影響をもたら
し得ます。それらを「リスク」や「機会」と捉えてマネジメントシステム上で
軽減、活用することが重要です。

★洪水に対するリスク評価について「ESHエキスパート」で解説しています!

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■労働災害の真相

◆工場爆発、死亡男性に作業代わる プロテインケミカル記者会見 (7/5)

福井県若狭町の若狭テクノバレー内にあるプロテインケミカル(本社東京都)
福井工場で発生した爆発事故を受け、同社役員らが7月4日、同町歴史文化館
で記者会見を行った。役員らは、爆発で死亡した男性が昼ごろ、別の従業員か
ら引き継ぎ薬品を混ぜる作業をしていたところ、事故に遭ったことを明らかに
した。

同社社長(49)と専務(74)、爆発した第1工場の工場長(53)の3人
が出席した。

冒頭、社長が「大変大きな事故を起こしてしまい、地域住民の方々にご迷惑を
おかけしたことをおわび申し上げます」と述べ、3人が深々と頭を下げた。

工場長が作業の経緯について説明。爆発現場では当日の午前8時ごろから、4
0代の男性社員と、重傷を負った18歳の男性社員の2人が作業に当たってい
たという。通常、この作業は1人で行っているが、この日は18歳男性の指導
を兼ね2人で作業を進めていた。昼ごろ、40代の男性が現場を離れることに
なったため、事故で死亡した男性(39)に作業の継続を依頼したという。

この作業は3種類の化学薬品を混ぜるもので、同工場ではこれまで800回以
上の実績があり、男性は勤続16年で経験豊富だったと説明。工場長は「ベテ
ランに作業を交代したことに疑問は感じていない。人員配置についても問題は
なかった」と述べた。ただ作業の引き継ぎについて「どんなやりとりがあった
かは把握できていない」とした。

また、会社独自で定めた作業マニュアルには注意事項などが書かれているほか、
温度、時間などの作業記録を記す部分があると説明。工場長は「事故当日も傍
らに置いて作業していたはず。だが、爆発で飛ばされたかで失われてしまっ
た」と述べた。

再発防止について、社長は「事故の原因究明が明確になり次第、細かくスケジ
ュールを立てていきたい」と述べた。

事故は2日午後、化学製品の製造中に薬品を混ぜていた容器が爆発し、男性が
死亡、18歳男性1人が重傷、10人が軽傷を負った。
(福井新聞)

◆解説

作業の引き継ぎがなければ事故は起きなかったのではないか、そんな疑念を感
じさせる記事です。

このケースは異なりますが、交代勤務では業務の引き継ぎ(申し送り)は毎回
実施されていることであり、引き継ぎ不良による事故は防がなければなりませ
ん。

例えば、ロックアウト・タグアウトシステムでは、作業者が交代する場合は、
まず、後から作業に従事する者が自分の錠を掛け、その後に業務から離れる作
業者が自分の錠を取り外すことを手順書で明確に定めています。

作業者の交代を手順書に明記する例はあまり見たことがありませんが、重要な
ことですね。

重要な事項については、「作業記録」、「申し送りノート」、「引き継ぎメ
モ」などの文書による引き継ぎも重要です。

自社の引き継ぎ(申し送り)が適切に行われているか、一度確認されることを
お薦めします。

★引き継ぎ(申し送り)の重要性と他業界の対策事例を「ESHエキスパート」
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