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NO.505

三菱電機社員自殺 過労労災認定

■■ ESHの解決策
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2020.10.21 No.505

企業の環境&安全衛生、ISO14001、ISO45001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

トラベル、イートに続き「Go To 商店街」も始まり、外出する人が増えていま
す。ただ、新型コロナの感染は依然として収まらず、不安と隣り合わせの日々
が続いています。

冬に向けて新型コロナの拡大が懸念されていますが、予防の上でネックとなる
のが「換気」です。SNS上では「この季節、新型コロナ対策とはいえ、寒さで
換気がつらい」という声が相次いで投稿されているようです。

北海道大学の林基哉教授は「寒くても換気は必要」とし、快適な冬の換気の方
法を提唱されています。

1.廊下を活用 2段階方式の換気を!

まず、廊下に外の空気を取り入れ建物全体の温度で外気を暖めたあとに、部屋
の窓や扉を開けて生活空間の空気と入れ替える「2段階方式」をとる。

2.窓を少し開けて常時換気を!

暖房をつけながら、窓を少し開けて、常時換気しておくことで、室温を保ちな
がら換気することができる。(24時間の自動換気システムは、窓を開けずに建
物内の空気を入れ替えることができる)

3.湿度も注意を!

窓を開けると湿度が下がるので加湿器などで湿度を保つことが重要。

冬でもしっかりと新型コロナの予防対策に努めましょう!(門)

 

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◆有料オンラインセミナー:「グローバルレベルのEHSマネジメント」のお
知らせ

★特典★
ご参加者様にRBA「B.Health & Safety」と「C.Environment」の弊社日本語訳
をご提供いたします。

10月28日、オンラインでグローバルに通用するEHSマネジメントの手法を1日で
お伝えします。

まだ間に合います! 詳細は、次をご覧ください。

https://www.esh.co.jp/2020/10/12/3800/

 

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■環境不祥事の教訓

◆「離れていたら漏れていた」タンクローリーへ軽油積み込み作業中に2000
リットル流出 川にも漏れ出す/北海道 (9/21)

建設会社の給油施設でタンクローリーへ給油中、軽油約2000リットルが漏れ出
し、付近の川にも流れ出る事故があった。北海道などは川の拡散を防ぐ作業を
進めている。

警察や消防によると9月20日午前8時30分ごろ、北海道士別市の建設会社の関係
者から「給油をしている時に油が漏れた」と119番通報があった。

消防などが現場に駆け付けた際、軽油約2000リットルが漏れ出していることを
確認、マットで油を吸い取るなど拡散を防ぐ措置を取ったが、現場から50メー
トル程離れた剣淵川にも流れ出たという。

当時建設会社の系列会社に所属する男性が、会社敷地内に設置された給油施設
でタンクローリーに軽油を積み込む作業をしていたとみられている。

この作業では、本来使用の対象に当てはまらない機器を使って積み込みをして
いたとみられていて、警察の調べに男性は「給油を始めて離れていたら漏れて
いた」などと話しているという。

警察は当時の状況や、消防法違反にあたる可能性もあるとみて調べを進めてい
る。

北海道などは川へ漏れ出した油の拡散を防ぐ作業を進めている。
(北海道文化放送)

◆解説

移送中にその場を離れてオーバーフローさせた事故です。

本年5月、岡山県のJAで起こったほぼ同様の軽油の漏洩事故を本メルマガ(6月
3日号 No.496)でも取り上げています。

その事故も軽油をタンクからタンクローリーに移送中にその場を離れて漏洩し
た事故でした。吸着マットで回収しましたが、水路に流出したことも全く同様
です。

人は他人の失敗に学ぶことなく同じミスを繰り返すのです。アメリカの政治家、
ベンジャミン・フランクリン(1790年死去)の次の言葉を覚えておきましょう。

賢い者は、他人の失敗に学ぶ
愚かな者は、自分の失敗にも学ぼうとしない

読者の皆様には、このメルマガに掲載した事例を少しでも活かしていただきた
いと願うばかりです。

★油の流出量の判断目安として油膜の見え方(色調)から油膜の厚さ(海上保安
庁)とオイルフェンスの設置場所を「ESHエキスパート」でご紹介していま
す!

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

☆【ESHエキスパート】は大手ISO審査機関で審査員教育用資料として
採用されています。

 

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■労働災害の真相

◆三菱電機社員自殺 過労労災認定 (10/13)

大手電機メーカー、三菱電機の尼崎市にある事業所に勤務していた男性社員の
自殺について、労働基準監督署が過労による労災と認めていたことが分かった。

労災が認められたのは、三菱電機の尼崎市の事業所でシステム開発の担当をし
ていた40代の男性社員。

遺族側の弁護士によると、男性は2015年11月に異動し、開発した製品の
不具合の対応などにあたり、2016年2月、県内の自宅で「仕事がつらい。
能力がない」などと記した遺書を残して自殺したという。

労働基準監督署が調べたところ、死亡する直前の1か月間の時間外労働はおよ
そ91時間で、前の月の倍以上に増えていたことなどが分かり、2017年6
月、自殺を過労による労災だと認めたという。

その後、遺族と会社側の協議の中で、会社が謝罪したうえで、毎年、長時間労
働の改善状況を報告することなどで、和解したという。

男性の妻は「長時間労働を強いないと仕事が進まないのは職場の環境に問題が
あると思います。大切な人を亡くし、当たり前の日常を奪われ、いまだに暗い
闇の中にいます」というコメントを出した。

一方、三菱電機は和解した事実を認めたうえで「亡くなられた方のご冥福をお
祈りするとともに、ご遺族の方々に謹んでお悔やみ申し上げます。2020年
1月に公表した再発防止策に全力で取り組んでいます」とするコメントを出し
た。

【三菱電機の労務問題】
大手電機メーカー、三菱電機をめぐっては、上司からのいじめを訴えて新入社
員が自殺するなど深刻な労務問題が相次ぎ、再発防止が課題になっている。

このうち、去年8月には尼崎市の事業所に配属された新入社員の20代の男性
が上司からのいじめを訴える趣旨のメモを残して自殺している。

また、2016年には別の新入社員の男性が自殺し、いじめなどが原因だった
として、両親が会社に損害賠償を求めたほか、去年10月には、豊岡市の工場
に勤務していた子会社の男性社員の自殺が過労によるものだとして、労災が認
定されている。

こうしたことを受け、会社では、ことし再発防止の対策を公表し、全社員を対
象にハラスメント教育を強化するほか、職場の人間関係やストレスなどを全社
員に確認するアンケートを、毎月、行うとしている。

また、上司・部下の関係にない人を相談の窓口とする制度の導入に取り組むと
している。
(NHK NEWS WEB)

◆解説

本年1月、同社は「労務問題の再発防止に向けた取り組みについて」を発表し
ています。

その概要は次のとおりです。

安心していきいきと働ける職場環境の実現に向けた取り組み

1.職場の風土改革

【職場風土改革プログラム】
(1)パワーハラスメントをはじめとするハラスメント教育の強化および管理職
等の任命時の見極め強化
(2)意識調査を活用した定量的な職場風土分析と、分析結果に基づく継続的な
改善の実行
(3)個々人の負荷やメンタルの状況を早期に把握・対応するための施策の充実
(4)メンタルヘルス不調者への適切なケアの徹底
(5)相談窓口の充実(複線化)等

2.長時間労働の抑制・適正な労働時間管理

https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2020/0110.html

同社を批判するのではなく、自社であればどう対応するかを考えるケーススタ
ディをしていただくことをお勧めします。

この記事に関する解説は、YouTubeチャンネル「安全衛生アカデミー」でもお
伝えしています。どうぞご覧ください。

★開発中のISO 45003「労働安全衛生マネジメント―職場の精神的な安全衛
生:心理社会的リスクの管理―指針」より、「上司のいじめに関連する危険源
(職場での社会的要因)」を「ESHエキスパート」でご紹介しています!

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

 

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★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める

◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■復活!今日の言霊

逃げ道の先は行き止まり

■新着情報

・マンガでわかる働く人の安全と健康(教育用教材)の発行

■環境不祥事の教訓

より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■労働災害の真相

より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

全国の事故・事件情報 4件

■労働災害レポート

全国の労働災害・書類送検情報 24件

 

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

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(2回/月:第一、第三水曜日発行)

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【発行元】
環境ワークス株式会社
https://www.esh.co.jp
発行責任者 黒崎

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