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NO.468

女性作業員死亡で食品製造業者を書類送検/千葉

■■ ESHの解決策
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2019.4.3 No.468

企業の環境&安全衛生、ISO14001、ISO45001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

各地で桜の開花宣言が聞かれるようになりましたが、寒暖の差が激しく、「花
粉症なのか風邪なのか分からない」といいながら、くしゃみをしている方もい
ます。新年度がスタートし、何かと忙しい季節ですので、しっかりと体調管理
なさってくださいね。

さて4月1日に新元号が「令和」と発表されました。現存する日本最古の歌集
「万葉集」からの出典で、安倍首相は新元号ついて「人々が美しく心を寄せ合
う中で文化が生まれ育つ、という意味が込められている」とし、「希望に満ち
あふれた新しい時代を切りひらいていきたい」と語りました。

西暦と元号を併用している国は世界でも日本のみということで、これからも日
本独自の美しい文化が後世へ長く受け継がれていくことを願って止みません。
(門)

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★『ISO 45001 実践ハンドブック』好評発売中!

弊社代表の黒崎が執筆した『ISO 45001実践 ハンドブック』、好評発売中です。

ご購入は大手書店、または次のサイトからどうぞ。

労働調査会: http://www.chosakai.co.jp/publications/21775/

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【Amazonでご購入いただいた読者様への御礼とお願い】
多くのメールマガジン読者様にご購入いただき、厚く御礼申し上げます。
カスタマーレビューへの書き込みもいただけますと大変に嬉しく存じます。
ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

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◆お知らせ

あるISO 45001の書籍を読んでいたら、KYTが”OHS機会”だと記されていまし
た。本当でしょうか?
そんな疑問を開発者に直接聞けるセミナーがあります。

↓ ↓ ↓

◆ISO 45001 チャールズ・コリー再来日特別セミナー

ISO 45001を開発したPC283の事務局長チャールズ・コリー氏が再来日し、特別
セミナーを開催します。

前回の2018年6月の来日セミナーでも「他では聞けない話だった」と大変にご
好評をいただきました。今回はさらに充実を図り懇親会を含め2日間で開催さ
れます。

弊社黒崎は海外出張のため参加できませんが、弊社シニアEHSコンサルタント
で「送検理由に学ぶ安衛法の理解」の共著者でもある鈴木剛氏も講師として参
加します。

2019年6月20日(木)13:30~19:30、6月21日(金)9:30~17:00
主催:BSIグループジャパン、協賛:CQI|IRCAジャパン、後援:労働調査会

なお、本メルマガの読者様は10%引きで参加することが可能です。

詳細は次のサイトをご確認ください。

https://www.bsigroup.com/ja-JP/iso-45001/iso-45001-training-courses/seminar-Jun/

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■環境不祥事の教訓

◆食品かす500トン放置 JA子会社 名護と東に野ざらし/沖縄 (3/28)

パイナップルやシークヮーサーの加工食品を製造する東村総合農産加工施設の
指定管理者、沖縄総合農産加工(東村慶佐次)が昨年9月以降、製造過程で出
るシークヮーサーのかす500トンを名護市や東村の土地に野ざらしのまま放置
し、北部保健所の注意を受けていたことが分かった。沖縄総合農産加工はJAお
きなわの子会社。

沖縄総合農産加工は例年、シークヮーサーのかすを堆肥の原料として農家など
に提供していたが、18年は引き取り手がいなかった。そのため昨年9月に名護
市饒平名にあるJAおきなわの土地、10月には東村宮城にある個人所有の畑に野
ざらしの状態でかすを放置していた。

異臭に気付いた北部保健所の職員が名護市饒平名の現場を確認し、適正に処分
するように沖縄総合農産加工を注意指導した。その後、東村のかす放置につい
ても同様に注意指導した。

沖縄総合農産加工の工場長は「かすは堆肥にするつもりで置いていたが、不適
切だった。今後出てくるかすは処理業者に依頼するなどして処理していきた
い」としている。
(ニコニコニュース)

◆解説

廃棄物の不適切な保管は同社だけの問題ではありません。今や、廃棄物・リサ
イクル処理の環境やマーケットは大転換期を迎えています。

発端は、2017年12月の中国の廃プラスチックの輸入禁止です。

欧州、米国、日本などの各国は、ペットボトルなどの廃プラスチックの多くを
『資源』として中国に輸出していました。その量はなんと年間1千万トンに上
ってきました。日本からも150万トンが輸出されていました。

中国では、国内での原材料不足を補うため、石油よりもはるかに安い廃プラス
チックを集め「ペレット」に作り替え、そこから衣類や文房具などを作ってき
たのです。

しかし、こうした資源ごみの中には、飲み残しのあるものや汚れがついたまま
の弁当トレーなど洗浄が必要なものがあり、環境汚染が深刻化。ついに中国政
府は輸入禁止を決めました。

今、話題の海洋プラスチック(マイクロプラスチック)は中国からの排出が35
0万トン以上と断トツに多いのですが、実は私たちが排出した廃プラスチック
も起源かもしれないのです。

しかも、中国に続いて、マレーシア、タイが輸入禁止、ベトナムが輸入制限、
ラオスが輸入禁止検討と東南アジアでも制限を開始しています。

廃棄物・リサイクルへの影響はプラスチックに止まりません。古紙を輸出して
いる日本のリサイクル業者は中国のリサイクル業者から古紙の品質管理のため
にISO9001の認証取得を求められたという話もあります。

また、廃油のリサイクルでは、再生残差の処理が中国で不可能となり、従来は
売却できていた廃油が高い処理費が必要となるケースも出ています。

廃棄物・リサイクル処理は、排出事業者からの排出量の減少と業者間競争過多
により長い間排出事業者優位にありましたが、多くの処理業者が値上げに傾き
つつあります。

排出事業者は、いたずらに”見かけの”リサイクル率向上を追うのではなく、
まずは排出量の削減、そして、コンプライアンスと環境保護の観点から適切な
処理を選択する必要があります。

ご参考;
https://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2018/07/0724.html

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スパート」で解説しています!

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■労働災害の真相

◆女性作業員死亡で食品製造業者を書類送検/千葉 (3/27)

食品加工用混合機の運転を停止させず、殺菌洗浄後の水滴拭き取り作業を行わ
せ、パートの女性作業員=当時(48)=が上半身を巻き込まれ死亡する事故
を引き起こしたとして、千葉労働基準監督署は27日、労働安全衛生法違反の
疑いで、千葉市美浜区新港の食品製造業「ピュアディッシュ」と同社の男性業
務課長(30)を千葉地検に書類送検したと発表した。調べに対し、男性業務
課長は容疑を認めているという。

書類送検容疑は平成29年5月29日午前11時ごろ、ポテトサラダを製造し
ていた食品加工用混合機の運転を停止しないまま、女性作業員に殺菌洗浄後の
水滴拭き取り作業を行わせ、回転する羽根と窯に上半身を挟まれ、2日後に死
亡する事故を引き起こしたとしている。
(産経新聞)

◆解説

パートの女性社員が亡くなるという、とても痛ましい事故でした。

以前の報道によれば、食品加工用混合機(かくはん機)は直径およそ83セン
チ、深さ86センチで、回転する4枚の羽根が付いているということで、決し
て小さな機械ではありません。

水滴の拭き取り作業であれば、かくはん機を停止しても何ら支障ないと考えら
れるのですが、なぜ停止しなかったかは不明です。

ポテトサラダを混ぜるための機械ですので、それほど早い回転ではないと推察
されます。

多くのはさまれ・巻き込まれ事故は、低速回転の機械で発生しています。高速
ならば怖さを感じて手を出さないのですが、低速だと油断してしまいます。

低速でもトルクの大きな機械は、リスクが高いことを認識させる必要がありま
す。

なお、本送検事案の違反法条は次のものだと考えられます。

【労働安全衛生規則】
(掃除等の場合の運転停止等)
第百七条 事業者は、機械(刃部を除く。)の掃除、給油、検査、修理又は調
整の作業を行う場合において、労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、機
械の運転を停止しなければならない。ただし、機械の運転中に作業を行わなけ
ればならない場合において、危険な箇所に覆いを設ける等の措置を講じたとき
は、この限りでない。
2 事業者は、前項の規定により機械の運転を停止したときは、当該機械の起
動装置に錠を掛け、当該機械の起動装置に表示板を取り付ける等同項の作業に
従事する労働者以外の者が当該機械を運転することを防止するための措置を講
じなければならない。

最新の「労働基準関係法令違反に係る公表事案」(通称ブラック企業リスト、
最終更新日:平成31年2月28日)によれば、第107条違反の案件が13件も掲載さ
れています。

本メールマガジンでも繰り返しお伝えしていますが、第107条違反が繰り返さ
れ、重篤な労働災害が発生していることが残念でなりません。

★「権威への服従」(権威者の指示に従ってしまう人間の心理)と「安全第
一」の矛盾について「ESHエキスパート」で解説しています!

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◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■お知らせ

・ISO 45001 チャールズ・コリー再来日特別セミナー

■復活!今日の言霊

後悔などあろうはずがありません

■新着情報

・土壌汚染対策法ガイドラインの公表

・民間企業の方のための気候変動適応ガイドの公表

・安全衛生リーフレット等の公表

■環境不祥事の教訓

より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

全国の事故・事件情報 6件

■労働災害レポート

全国の労働災害・書類送検情報 17件

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発行責任者 黒崎

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