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NO.317

姫路の工場爆発:化学工場調査 特殊設備18カ所「法違反はなし」/兵庫

■■ ESHの解決策
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                          2012.12.19 No.317

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

いつもご愛読いただき有難うございます。

本年のメルマガは今号が最後の発行となります。今年も一年ご愛読いただき有
難うございました。

多くの読者の皆様にも支えられてメルマガが継続できたことに感謝しておりま
す。

2012年は、昨年の震災・原発事故の影響が残る一年でしたが、化学プラントで
爆発事故が相次ぎ、最近ではトンネルの崩落事故が発生するなど日本のESH
(環境安全衛生)においてハード、ソフト両面での「曲り角」を感じる一年で
もあったと感じています。

2013年はさらに社会構造が変化する年だと言われていますが、ESHに関しても
同様となることでしょう。

来年も変わるべきこと、変わってはならないことを明確に読者のお役に立てる
情報を伝えて参る所存ですので、引き続きご愛読のほどお願いいたします。

師走でご繁多の毎日が続くことと存じますが、どうぞご自愛のうえ良い新年を
迎えられることをお祈りいたします。

                           編集長 黒崎由行

新年は、1月は9日(水)、23日(水)の発行となります。

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★★★【重要】配信スタンド変更手続きのお願い★★★

読者の皆様、いつもメルマガのご愛読ありがとうございます。

当メルマガはこれまで「まぐまぐ」「メルマ」などの無料配信スタンドを利用
し、配信しておりました。しかし、無作為に広告が入ってしまうなど読者の皆
様にはご迷惑をお掛けしておりました。

そこで今後、自社配信に変更することにいたしました。

つきましては、大変お手数ですが、次のサイトより登録のお手続きをお願いい
たします。

  登録はコチラから→ http://www.esh.co.jp/mailmaga_touroku.html

◆現行の「まぐまぐ」「メルマ」からの配信は移行が完了次第、停止させてい
ただく予定ですので、早急にお手続きをお願いいたします。

ご迷惑・お手数をお掛けしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいた
します。

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■「ESHエキスパート」1ヶ月間無料購読キャンペーンのお知らせ

本メルマガの完全版の有料マガジン「ESHエキスパート」を1ヶ月間(2回
分)無料でご購読いただけるキャンペーンを実施しています。

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■環境不祥事の教訓

◆油流出で住民健診実施 10~12日小学生以上 (12/5)

沖縄ターミナル(うるま市与那城平安座)の原油流出事故で、同社は10日か
ら12日まで3日間、有害物質による健康被害がないかを調べる住民の健康診
断を実施する。

今回の健康診断は小学生以上が対象。基準値を上回るベンゼンが住宅地で検出
されたことから、中部地区医師会と連携して、住民の問診や採血をする。

一方、同社は4日、農産物への影響がないか調べるため、平安座島の4カ所で
採取したダイコンなど野菜6種類の検査を始めた。結果が出るまで数日かかる。

同社の社長らは同日、宮城島の上原公民館で説明会を開き、あらためて事故に
ついて陳謝。集まった住民からは「何年もたって後から健康に影響が出ること
はないか」「子どもたちが外で遊べない」など懸念や苦情が相次いだ。
(沖縄タイムス)

◆解説

この事故は11月17日、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構JOGMEC
(本部:東京都港区)が国の委託を受けて民間タンク借上方式により原油を保
管している沖縄ターミナル株式会社(本社:沖縄県うるま市)において、国家
備蓄原油約5万KLを保管中のタンク1基で事故が発生したものです。

原油タンクの浮屋根が傾いたことにより、浮屋根排水口から堤内への含油水の
流出を確認。その後、浮屋根はタンク内に完全に沈下。流出した含油水(9K
L)は、すべて回収済で敷地外への流出はなかったということです。

当該貯蔵タンクは、ふたの浮き屋根が沈み、原油がむき出しになった状態が
続き、同社は24時間態勢で監視を続け、引火防止のために二酸化炭素を注入
しながら別のタンクに原油を移送しています。(現時点でも完了せず)

その際に悪臭と共に環境基準値を超えるベンゼンが検出。タンク付近のベンゼ
ンは基準値の約133倍を上回る値が出るなど、住民の不安が高まりました。

「瞬間的な値であり、ただちに健康被害を及ぼすものではない。風向きによっ
て大きく数値が変化する」と説明するなど東電の原発事故と同様、企業側の不
誠実な対応が住民の怒りを招いています。

本メルマガでも何度もお伝えしているリスクコミュニケーション、特に健康被
害に対する対応を他山の石とする必要があります。

それにしても、米軍基地だけでなく、このような点でも我々国民は沖縄に大き
く依存していたことを再認識する事故でもあります。

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ト」でご紹介しています!

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■労働災害の真相

◆姫路の工場爆発:化学工場調査 特殊設備18カ所「法違反はなし」/兵庫
(12/7)

日本触媒姫路製造所の爆発事故を受け、兵庫労働局が県内60カ所の化学工場
に行っていた緊急立ち入り調査(10月9日~11月29日)で、同局は6日、
異常時に爆発や火災のおそれがあり厳重な管理が必要な特殊化学設備の設置が
18カ所の工場で確認されたが、法違反はなかったと発表した。一方、化学設
備については、21工場で作業規定が作成されていないなどの軽微な法違反が
見つかった。21工場とも年内に是正報告を行うという。

◆解説

9月29日、姫路製造所にて発生した爆発・火災事故では、次の人的被害をもた
らしました。

死者:  1名(消防吏員)
重症:  5名(消防吏員2、従業員3)
中等症: 13名(消防吏員8、警察1、従業員4)
軽症:  18名(消防吏員14、警察1、従業員3)

同社では、10月5日に外部の学識経験者を中心とする事故調査委員会を設置し、
原因究明を進めています。

一方で兵庫労働局は、類似災害防止のために一斉調査を実施し、その結果を公
表しました。

ここで、「特殊化学設備」と「化学設備」とは次のとおりとなります。

【化学設備】

令別表第一に掲げる危険物※を製造し、若しくは取り扱い、又はシクロヘキサ
ノール、クレオソート油、アニリンその他の引火点が六十五度以上の物を引火
点以上の温度で製造し、若しくは取り扱う設備で、移動式以外のもので、アセ
チレン溶接装置、ガス集合溶接装置及び乾燥設備を除く(施行令第9条の3)

※消防法の危険物とは異り、引火点65℃未満の引火性の物、可燃性ガス、爆発
性の物(ニトログリセリンなど)、発火性の物(金属カリウム・ナトリウムな
ど)、酸化性の物(塩素酸塩類、過塩素酸塩類など)

【特殊化学設備】

特殊化学設備とは、発熱反応が行われる反応器等異常化学反応又はこれに類す
る異常な事態により爆発、火災等を生ずるおそれのある化学設備(配管を除
く)のこと(安衛則第4条第1項第3号)

今回の調査は化学プラントを対象としているため違反は少なかったと考えられ
ますが、上述のとおり化学設備の対象範囲は広く、特に作業規程の作成(規則
274条)は多くの組織で違反が散見されますので、再確認されることをお薦め
します。

★化学設備に関する安衛則上の留意点について「ESHエキスパート」で解説し
ています!

【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html

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★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める

◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■今日の言霊

 人は、1年でできることには過大な期待をよせるが、10年でできることへの
 期待は極めて低い

■新着情報

・平成23年度地下水質測定結果について

・平成23年度水質汚濁防止法等の施行状況

・PCB特別措置法施行令の一部を改正する政令

・平成23年度の温室効果ガス排出量(速報値)

・石綿を含有する建築物の解体等に係る届出について

・労働安全衛生法に基づく新規化学物質届出手続きQ&A、フローチャート

■環境不祥事の教訓

 より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報 12件

■不法投棄関連情報

 全国の事故・事件情報 2件

■労働災害レポート

 全国の労働災害・書類送検情報 23件

★不祥事・災害事例の出典:明記のないものは毎日新聞

【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html

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発行責任者 黒崎

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