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NO.483

工事中のビル屋上から鉄パイプ 26歳男性を直撃 死亡 4日前にも落下事故

■■ ESHの解決策
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2019.11.20 No.483

企業の環境&安全衛生、ISO14001、ISO45001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

11月も残りわずかとなりました。街は早くもクリスマスの飾りつけで彩られ、
郵便局に行けば年賀状の案内をいただいたりと、年の瀬を感じる今日この頃で
す。

さて先日、娘の中学校の文化祭に行ってきました。例年通り、合唱コンクール
やスピーチ大会、有志による出し物、吹奏楽部の演奏などが行われました。

娘は文化祭の演奏をもって吹奏楽部を引退となりました。受験生でありながら
11月まで部活を引退できないことに葛藤もあったようですが、仲間と作り上げ
たステージは最後にふさわしく素晴らしいものでした。

3年間を振り返りながら、辛いことや苦しいことも乗り越えて大きく成長した
子供達の姿に大きな拍手を送りました。(門)

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★送検理由に学ぶ安衛法の理解
労働安全衛生コンプライアンス・CSR対策の決め手 (安全衛生選書)

弊社代表の黒崎が執筆した標記書籍は、労働安全衛生コンプライアンス研修の
テキストとしても活用されています。

”何をしたから”/”何をしなかったから”送検されたのか、災害事例をもっ
て学ぶことが可能です。

労働安全衛生法は、条文を知っているだけでは「どこまでやれば良いか」の判
断が難しい法律です。事例で学ぶことが必要です。

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また、同書を利用した労働安全衛生コンプライアンス研修についてもお問い合
わせ下さい。

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■環境不祥事の教訓

◆香川でサイロ爆発、2人重軽傷 食用油メーカー、直前に溶接工事/香川
(11/14)

14日午前11時20分ごろ、香川県坂出市入船町2丁目の大手食用油メー
カー「J―オイルミルズ」の坂出事業所で、飼料用のトウモロコシを保存する
サイロが爆発した。いずれも高知県在住の50代男性作業員2人が重軽傷を
負った。

県警などによると、サイロは高さ約24メートル、直径約7.5メートルの円
柱形。2人は爆発直前、サイロに併設した、トウモロコシを運ぶエレベーター
の溶接工事をしていた。県警は粉じん爆発が起きた可能性があるとみて原因を
調べる。

現場は坂出市役所から北に約1キロの倉庫が立ち並ぶ地域。
(徳島新聞)

◆解説

この事故で隣の店舗に駐車していた車3台が壊れたとのことで、敷地外にも影
響が出たため環境事故として取り上げます。

既に同社からも「お詫びとお知らせ」が出ており、工事用の火気による粉じん
爆発で間違いないようです。

工事用火気 → バケットエレベーターの粉じん爆発 → サイロの粉じん爆発

https://www.j-oil.com/notices_20191114.pdf

粉じん爆発の風圧により、隣接場所の粉じんが舞い上がり粉じん爆発が起きる
「粉じん爆発の連鎖」の典型的な事故と言えます。

高さ約24m、直径約7.5mの大きなサイロの爆発ですが、報道写真では、タンク
の天板がめくれ上がっており、爆圧が上部に逃げたことがわかります。

もし、爆圧が側面に逃げたら周囲への影響はもっと大きなものとなっていた筈
です。

その点で、本件のサイロは設備的には適切だったと言えます。

例えば、ボンベ庫などを屋内の余剰スペースに保管しているケースがあります。
ボンベ庫は爆圧を上部に逃がすよう屋根を「不燃性又は難燃性の材料を使用し
た軽量な屋根」とすることが必要です。

「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」では、屋根を
「不燃性又は難燃性の材料を使用した軽量な屋根」とすることが定められてい
ますが、それは貯蔵能力1,000㎏以上に限られます。

しかし、液化石油ガスや容量に限らず、爆発が考えられる設備や容器は、爆圧
をどのように逃がすかを考慮することが期待されます。

★液化石油ガスの容器を基準と経産省発行の「ガスの保安規制整合化につい
て」を「ESHエキスパート」でご紹介しています!

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■労働災害の真相

◆工事中のビル屋上から鉄パイプ 26歳男性を直撃 死亡 4日前にも落下事故
(11/19)

ビルの屋上から鉄パイプが落下して、歩いていた男性を直撃、死亡するという
痛ましい事故が起きた。

現場では、4日前にも落下事故があったばかりだった。

道路に残る血痕。そばには、鉄パイプが。

19日午前、和歌山市で、工事中のビルの屋上から鉄パイプが落下。近くを歩い
ていた26歳の銀行員の男性の頭を直撃した。

被災者は、搬送先の病院で死亡が確認された。

事故現場近くのガソリンスタンド店員は、「音は、当たった瞬間はしなかった。
あとで、ガラガラという音がした」と話した。

高さ40メートル以上もある、12階建てのビルの屋上から突然、落下した鉄パイ
プ。事故当時、屋上では、看板の補修工事に使用した鉄パイプの足場を解体し
ていたという。

その作業中、長さおよそ1.5メートル、重さ5kgほどの鉄パイプが、下を歩いて
いた被災者の頭上に落下し、直撃した。

このビルで事故が起きたのは、今回が初めてではなかった。事故があったビル
では、4日前の11月15日にも、鉄パイプの落下事故が起きていた。

これを受け、防護ネットの設置や鉄パイプに補助ロープをつけるなどの対策を
講じたうえで、18日から工事を再開。

しかし、警察によると、19日朝に落下した鉄パイプに補助ロープはついていな
かった。

今から3年前にも、東京・六本木のマンション工事現場で鉄パイプが落下。当
時77歳の男性が直撃を受け、死亡する事故が起きた。

建設業界関係者によると、工事現場の落下防止対策としては、国交省から防御
棚を設けたり、シートで覆うなどの方法が推奨されているが、個々の現場で状
況が違うため、判断が非常に難しいという。

またしても起きた、鉄パイプ落下による死亡事故。

警察は、作業員から事故当時の話を聴くなど、業務上過失致死の疑いで調べて
いる。
(関西テレビ)

◆解説

この事故はテレビのニュースでも報じられていましたので、ご存知の方も多い
と思います。次の報道もありました。

「工事を発注した会社によると、先週金曜日にも、作業員が鉄パイプを誤って
落下させていたことがわかった。このときは、けが人はいなかったが、工事は
一旦中断。足場や防護ネットの点検をした上で、18日、工事を再開したとこ
ろだった」

現場は南海電鉄和歌山市駅近くのオフィス街で「通行人や車両の通行も比較的
に多い道路」とのことです。しかも、4日前にも落下事故があったのに死亡事
故を起こした責任は免れないことでしょう。

本件のように、ミスしてはいけないことは十分に認識しているのに、逆にミス
をしてしまうケースがあります。多くの方は、そのような経験があることと思
います。

例として、次のような事例があります:
・無理に寝ようとした結果、逆に眠れなくなる
・ゴルフで池に入れてはダメだと考えると、吸い込まれるように池に入れてし
まう

「ミスをしてはいけない」と思うと、プレッシャーで「ミス」をしてしまう。
これを、「努力逆転の法則」と言います。「頑張ろう」と意識すればするほど、
その逆の方向に行ってしまう現象を指します。

本件が、この法則によるものかは不明ですが、私たちには「努力逆転の法則」
が起こり得ることだと知っておくことは有効です。

巻き添えになった被災者のご冥福をお祈り申し上げます。

★「努力逆転の法則」の詳細と本件の事故防止について「ESHエキスパート」
で解説しています!

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◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■復活!今日の言霊

いつも楽しく少しだけ無理をする

■新着情報

水質汚濁防止法、カドミウムの暫定排水基準の見直し

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■環境事故・ニュースレポート

全国の事故・事件情報 2件

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発行責任者 黒崎

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