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NO.213

日清紡富山工場跡地:地中から大量の廃材 廃棄物処理法違反の疑いも

■■ ESHの解決策
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                          2008.8.20 No.213

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

暑さも少し和らぎ、ここ数日過ごしやすい日が続いています。明け方は肌寒く
感じるほどですが、夏の疲れも出やすい時期ですので、風邪など引かないよう
くれぐれもお気をつけください。

さて、北京オリンピックでは毎日熱戦が繰り広げられています。勝っても負け
ても観ている者に感動を与えてくれる、オリンピックはやはり平和の祭典です
ね。

現時点で日本は金メダル8個、銀メダル5個、銅メダル7個という成績です。
勝敗は関係ないと思いながらも、出るからにはやはりメダルを期待してしまう
のが人情というもので、こうした国民の期待が選手の皆さんに余計なプレッシ
ャーを与えてしまうのかもしれません。

陸上女子マラソンの世界記録保持者、ポーラ・ラドクリフ選手(イギリス)は、
左足の疲労骨折が判明しながらも強行出場し、23位という結果でしたが見事
に完走しました。ある新聞によると日本の記者がイギリスの応援チームに「残
念でしたね」と声をかけると「どうして?オリンピックは彼女のものでしょ。
」と答え、彼らは完走した彼女に「ポーラ、ポーラ!」と賞賛の声援を送り続
けたそうです。

北京オリンピックも残りわずかとなってきました。私もTVの前から精一杯、
日本選手に声援を送りたいと思います。 (門)

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■環境不祥事の教訓

◆日清紡富山工場跡地:地中から大量の廃材 廃棄物処理法違反の疑いも/富
山 (8/7)

紡績会社「日清紡」(本社・東京)の富山工場跡地(富山市堀)に、コンクリ
ート片や配管などが埋められていたことが分かった。土地を購入した木材会社
が宅地造成工事中、地中から大量の廃材を見つけた。県警生活環境課は廃棄物
処理法違反の疑いもあるとみて、4日から実況見分を行っている。

同工場は1933年に開業し、綿織物などを生産していたが、国内工場の再編
に伴い、06年11月に操業を停止した。翌年12月に跡地約15万平方メー
トルを売却先の木材会社に引き渡した。

同社が今年3月、跡地で宅地造成を始めたところ、大量の配管やコンクリート
片、瓦などが見つかった。同社によると、廃材はこれまでに確認しただけで1
0トントラック約300台分に上る。同課の実況見分でも、6日までにコンク
リート片約6・5トンが見つかった。

日清紡IR広報グループは「解体工事は業者に任せていた。県警や市からも連
絡を受けていないのでコメントできない」と話している。

◆教訓

別のニュース記事では「関係者の話では、液体入りのドラム缶数本やアスベス
トを使用した配管も見つかっている。」とのことです。

多少のコンクリートガラであればともかく、10トントラック約300台分と
もなると看過できる量ではありません。

生産ラインには管理が行き届いていても跡地などは盲点となりがちです。

多くの組織のEMSにおける環境側面では工事の側面が漏れがちですし、跡地と
なるとなおさらです。環境側面をいつ評価するかは議論となるところですが、
予防的に手を打つためには事前の評価が不可欠です。

環境側面として捉えた後に適切な業者への監督指導が不可欠です。

★解体工事に伴う産業廃棄物処理の参考事例は、ESHエキスパートで詳述

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■労働災害の真相

◆東芝四日市工場の無届け増設:県に再発防止策報告 工場、本社直轄管理へ
/三重 (8/9)

東芝(東京都港区)が四日市市の四日市工場で施設を増設するなどした際、高
圧ガス保安法で定められた届け出を怠っていた問題で、東芝の役員らが8日県
庁を訪れ、四日市工場を本社が直轄で管理するなどの再発防止策を報告した。

工場内には4棟の製造設備があり、同社は各棟でホスフィンなど毒性が強く可
燃性も高いガスを使っている。東芝がこれらのガスの貯蔵能力を増やすなどし
た際、県への届け出を怠っていたことが7月に判明。7日には新たに4件の無
届けが分かった。

この日は専務など4人が県防災危機管理部の部長を訪ねた。部長は「法令違反
は遺憾。保安体制の強化を図ってほしい」などと述べた。

その後東芝側が
▽工場を本社が直轄で管理
▽届け出作業をする部署の新設
▽届け出が終わらないうちは設備の発注ができないシステムの導入--

などの改善策を説明した。東芝は7日に分かった4件の無届けを受けて2~3
週間以内にさらに新たな対策を定め、県に報告するという。

専務は県への報告後、報道陣に対して「周辺の住民にご心配をかけ心からおわ
びする」と謝罪の言葉を述べた。

◆東芝四日市工場、無届けで有毒ガス 3年以上貯蔵し使用(7/24中日新聞)

東芝が三重県四日市市の四日市工場内に2005年と07年に増設した施設で、
高圧ガス保安法で県への届け出が義務付けられた「アルシン」など4種類の有
毒ガスを無届けで貯蔵、使用していたことが分かった。県は23日、工場長を
県庁に呼んで厳重注意し、8月8日までに再発防止策を報告するよう指示した。

県や同社によると、他の有毒ガスは「ホスフィン」「モノシラン」「ジボラ
ン」。いずれも半導体の製造に広く用いられる。毒性や可燃性が高い「特定高
圧ガス」に指定され、貯蔵や使用する施設を新設したり、変更したりする際に
は都道府県へ届け出るよう義務付けられている。

同工場は1993年4月の稼働開始当初から、県に届け出をした上でこれらの
有毒ガスを半導体製造施設で貯蔵、使用していた。しかし、05年2月と昨年
6月にそれぞれ増設した第3、第4製造棟について届けを出していなかった。

特定高圧ガス以外のアルゴンやメタンガスなど26種類の高圧ガスも、計30
0立方メートル以上を貯蔵する場合は県への届け出が必要だが、施設の増設に
より規定の3倍の計900立方メートルを貯蔵したのに、やはり無届けだった。

工場の担当者が今月15日、工場長に無届けを報告。翌16日に同社から報告
を受けた県が17日に工場を立ち入り調査し、翌日に必要な届け出を受理した。
工場総務部は「担当者は届け出が必要だと分かっていたが、他の業務に追われ
て後回しにしてしまっていたようだ」と釈明している。

■東芝四日市工場長の話 このような事態を起こしてしまったことを深く反省
し、関係当局や地域住民に多大な迷惑と心配をかけたことを深くおわびする。
二度とこのようなことが起こらないよう再発防止に努める。

(中日新聞より)

◆解説

届出もれは大企業でも散見される不祥事です。

本件の発覚は、工場の担当者が工場長に無届けを報告したことが契機となりま
した。

ISO14001やOHSAS18001においても法令の順守評価を要求しており、05年2月
と07年6月の増設後の順守評価で発見できなかったことも大きな問題と言え
ガバナンスの強化が必要です。

「マネジメント・オブ・チェンジ」は重要なキーワードで何か変化があったら
マネジメントが正しく追随しているかを順守評価や内部監査で確認する必要が
あります。

★法的根拠と「マネジメント・オブ・チェンジ」のベストプラクティスは、
 ESHエキスパートで詳述

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◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■新着情報

・平成20年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰について

・化学物質による災害発生事例について

■読者からのQ&A

・4.5.1 パフォーマンスの監視と測定について(OHSAS18001)

■環境不祥事の教訓

 より詳細な解説と参考事例紹介
 
 
■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介
 

■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報12件

 
■労働災害レポート

 全国の労働災害・書類送検情報30件

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