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NO.323

木工工場:酸欠か3人死亡…集じん機の点検中 岐阜・美濃

■■ ESHの解決策
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                          2013.3.21 No.323

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◆ご挨拶

春の嵐が通り過ぎたかと思えば、暖かさを通り越して夏日のような暑さ…。変
わりやすいお天気に加えて花粉症で体調が優れないという方も多いのではない
でしょうか?私もその一人です。

先日、花粉症で受診したところ「喉が赤くなっている」と言われました。目や
鼻の症状に比べてあまり知られていませんが、アレルゲンである花粉が喉の粘
膜に付くことで炎症となってしまうケースが多いそうです。さらに鼻づまりで
口呼吸することで喉が乾燥してしまうことも。

インフルエンザ流行のピークは過ぎましたが、引き続き手洗い、うがいを徹底
していきましょう!(門)

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■環境不祥事の教訓

◆石綿:洗浄作業で飛散か 堺の高校改修 (3/18)

堺市北区の大阪府立金岡高校の校舎改修に伴い毒性の高いアスベスト「青石
綿」が飛散した問題で、工事業者が露出した青石綿近くの足場で洗浄作業をし
ていたことが分かった。被害者支援団体「関西労働者安全センター」は当時の
作業写真などから、石綿が洗い流されて飛散した可能性を指摘している。業者
は足場上での洗浄作業は認めたが、青石綿部分の洗浄は否定している。

青石綿は、4階建て普通教室棟の各階のひさしの裏に吹き付けられ板で覆われ
ていたが、改修を請け負った大阪府枚方市の建設会社が板を撤去し始めた昨年
10月24日から露出。府教委、建設会社はこの箇所に青石綿があることは知
らず、計画に沿って板を取り外したという。学校が定期的に依頼している石綿
測定業者が、同年11月17日に検知して発覚した。

情報を入手した安全センターが府教委に説明を要望。同21日、府教委職員も
同席し、安全センターが建設会社の現場担当者らに作業状況を尋ねると、足場
上の作業自体を「していない」と否定し、屋上で作業したと説明した。

しかし、測定業者は昨年11月17日の測定時、4階足場上での作業の様子を
撮影しており、ひさし裏に作業員がノズルを向けていたと、今年1月に府教委
へ報告。写真には、足場上で高圧洗浄水のノズルを使って作業している様子が
写っていた。水にぬれ、きれいになっている近辺のひさし裏の写真もあった。

建設会社は「当初の説明は誤っており、誤解を招いたなら申し訳ない」とした
うえで、「洗浄水はひさし裏ではなく、鼻先(ひさしの側面)に当てていた」
と釈明している。

安全センターの片岡明彦事務局次長は「ひさしの側面を洗浄していたなら、そ
う言えばよく、最初の説明は不自然だ。写真や測定業者の報告内容から、水の
噴射で石綿が飛び散った可能性が高い」とみている。

◆解説

大阪府立金岡高校のアスベスト問題の概要は次のとおりです。

昨年10月から11月にかけ、同校の普通教室棟において外壁の補修工事が行われ
たが、この間、10月24日に青石綿が露出した状態になっていたにもかかわらず、
施行業者は気付かずに工事を続行した。

その後、定期測定に来た別の測定業者が指摘したことで、石綿の露出が発覚し
たものの、密封措置が取られたのはその3週間以上後の11月26日になってから
であり、この間、通常通り授業や部活動は継続して行われていた。

大阪府教育委員会は、飛散量は大気汚染防止法で定められた基準を下回ってい
たとしているが、石綿被害者の支援団体の独自調査では、もっと多く飛散して
いた疑いがあり、生徒らが大量に吸引した可能性もあるとの指摘が出て協議が
難航している。

この問題では、事前調査において、施行時の吹付石綿が庇にまで及んでいるこ
とが見落とされ、今回の工事でも監理業者や施工業者が石綿の存在に気付かな
かったことが問題とされています。

また、関連する問題として、2005年度に校舎のはりに吹き付けられたアスベス
トが飛ばないようにする囲い込み工事を実施し、その後、毎年業者に委託して
空気中のアスベスト濃度を測定していました。(大気汚染防止法では、敷地境
界で10本/リットルを許容濃度としている)

その測定に関し、同センターが、学校に提出された測定業者の報告書を情報公
開請求したところ、2006~2010年度に行われたアスベスト濃度測定が、環境省
の「アスベストモニタリングマニュアル」では、空気を4時間かけて2400
リットル捕集して測定することを原則としているが、2時間で600リットル
分の捕集しかされていなかったことも判明しました。

この問題に関する説明会の詳細な議事録等は、同校のHPに掲載されています。

http://www.osaka-c.ed.jp/kanaoka/asb.html

一度問題が生じると、過去に遡って別の問題が浮上することや、発言が二転三
転して信頼を失うのは多くの環境問題に共通した事態であり、教訓とすべき事
例です。

★石綿に関する大気汚染防止法及び労働安全衛生法石綿障害予防規則について
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  ☆【ESHエキスパート】は大手ISO審査機関に審査員教育用資料として
   採用されています。

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■労働災害の真相

◆木工工場:酸欠か3人死亡…集じん機の点検中 岐阜・美濃 (3/12)

12日午後0時半ごろ、岐阜県美濃市の木材加工会社で、点検のため工場外に
併設された集じん機につながるダクト内に入った社員2人が倒れた。救出に向
かった別の社員も倒れ3人は病院に運ばれたがいずれも死亡した。県警による
と、酸欠死した可能性が高い。

集じん用パイプのつなぎ目から煙が出たため、社員2人が直径約80センチの
ダクトを通って約10メートル離れた集じん機(高さ5.6メートル、横2.
4メートル、奥行き6.1メートル)に向かい、集じん機との接続部分で倒れ
た。助けを求める声を聞き同僚(33)と救出に向かった別の社員も倒れ、集
じん機内に転落したという。

同社は椅子の背板などを製造。木くずを工場内の複数のパイプで吸い取りダク
トを通じ工場外の集じん機に集めている。同署が煙が出た原因を調べる。消防
が計測したところ、ダクト内は極めて酸素が薄かったという。

(続報)消火装置作動で炭酸ガス充満の可能性 美濃・工場3人死亡(3/13)

岐阜県美濃市富野の木工会社の集じん機内で男性従業員3人が死亡した12日
の事故で、集じん機には煙や高温を感知した場合に炭酸ガスを充満させる消火
装置が付いていたことが13日、同社への取材で分かった。関署は、装置が事
故当時に作動、機内の酸素濃度が低下した可能性もあるとみて、安全管理体制
などを調べている。

事故では、工場内のパイプから煙が出たため、集じん機につながるダクトの点
検坑から内部に入った同社社員(70歳、50歳,34歳)の3人が、酸欠とみられ
る症状で死亡した。

社長によると、5年ほど前にあった機内でのぼやで消火装置が自動的に作動し
たという。その後、ダクト内に木くずがたまらないよう清掃を指示していたが、
点検時のマニュアルはなかった。社長は「(死亡した)3人も装置の仕組みを
分かっていた」としているが、3人は酸素マスクを装着していなかった。

集じん機の製造会社は「設置した20年前はダクトに点検坑はなかった。装置
が働く可能性もあり、ダクトに人が入ることは想定していない」と指摘。現在、
炭酸ガスが使われた形跡があるかどうかをボンベメーカーに確認しているとい
う。
(岐阜新聞Web)

◆解説

普段から清掃のためにダクトに出入りしたため慣れていたのでしょうか。一般
的には、直径80cmのダクト内に飛び込んでゆくことは困難だと思われます。

安全のために設置した炭酸ガス消火器が酸欠死を招くこととなったことは残念
ですね。

今回のケースであれば、第一に炭酸ガス消火器が起動していることを確認する
ことが必要だったと考えます。炭酸ガスが放出されていれば、慌てて消火する
必要はありません。

内部を確認する必要がある場合でも、直径80cmのダクトからでは退避も困難で
適切ではありません。最悪の場合で救助に行くとしても空気呼吸器の着用は必
須となります。

本ケースで、炭酸ガスによる酸欠のリスクが認識され教育されていれば、少な
くとも救助者の命は犠牲にせずに済んだかもしれません。

従事者によるリスクアセスメントの重要性を示す災害であり、他山の石として
欲しいと願います。

★二酸化炭素消火設備事故対策のベストプラクティスについて「ESHエキスパ
ート」でご紹介しています!

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◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■今日の言霊

  いつやるか? 今でしょう!

■新着情報

・地球温暖化対策の推進に関する法律の一部を改正する法律案の閣議決定

・大気汚染防止法施行規則の一部を改正する省令の公布

・洗浄又は払拭の業務等における化学物質のばく露防止対策について

・第12次労働災害防止計画について

■環境不祥事の教訓

 より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報 8件

■不法投棄関連情報

 全国の事故・事件情報 2件

■労働災害レポート

 全国の労働災害・書類送検情報 19件

★不祥事・災害事例の出典:明記のないものは毎日新聞

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