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郡山の爆発 警報器とメーター連動せず 保安機関19年12月指摘/福島

■■ ESHの解決策
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2020.12.16 No.509

企業の環境&安全衛生、ISO14001、ISO45001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

本年のメールマガジンは今号が最後の発行となります。今年も一年ご愛読いた
だき有難うございました。

多くの読者の皆様にも支えられてメールマガジンを継続できたことに感謝して
おります。

来年も読者の皆様のお役に立つ情報をお届けすべく、誠心誠意努力する所存で
すので、より一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されますが、どうぞご自愛のうえ良い新
年を迎えられることをお祈りいたします。

編集長 黒崎由行

 

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◆お知らせ

年末年始休業に伴い、本メルマガの発行日が次のとおり変更となります。

1月13日(水)、1月27日(水)
2月10日(水)、2月24日(水)
3月10日(水)、3月24日(水)
(1月~3月は第2・4水曜日、4月から第1・3水曜日)

ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いいたします。

 

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■ESHエキスパート300号達成記念キャンペーン

本メルマガは、「ESHエキスパート」の簡易版としてお届けしておりますが、
その300号達成を記念し、感謝を込めて「ESHエキスパート」を12月31日までの
期間限定で30%引きの特別価格(初年度)でご提供します。

この機会に是非ともお申込みください。

・コーポレート会員 年額 90,000円(税別)→ 63,000円(税別)
・法人会員     年額 30,000円(税別)→ 21,000円(税別)
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■環境不祥事の教訓

◆郡山の爆発 警報器とメーター連動せず 保安機関19年12月指摘/福島 (12/
11)

郡山市の飲食店で7月に起きた爆発事故で、ガス点検を行う保安機関が昨年1
2月の定期点検の際、飲食店側に安全対策としてガス警報器とガスメーターを
連動させるよう指摘していたことが10日、経済産業省への取材で分かった。
同省によると、店は指摘後も改善を行っておらず、関係者は「連動が行われて
いれば、事故を防げた可能性がある」としている。

同省などによると、ガスの警報器とメーターを連動させることで、警報器が一
定量のガス漏れを検知した際、自動でガスの供給を遮断するようになるという。

事故前から、全国LPガス協会が飲食店などの業務用施設に対し、両機器を連
動させるよう推進していた。爆発事故が起きた飲食店でも、保安機関が昨年1
2月2日に実施した点検・調査で店側に導入を促していた。

また、その昨年12月の定期点検の際、ガス管に腐食などの問題はないとして
いたことも分かった。

こうした調査状況を受け、同省は7日付で、全国LPガス協会などに対し、来
年3月末までに業務用施設の調理場内のガス管に腐食や割れがないかどうか調
査するよう要請した。同協会は都道府県協会などを通じ、ガス販売事業者や保
安機関に調査を求める。
(福島民友新聞)

◆解説

本年7月30日の午前9時頃、プロパンガスの漏洩により爆発した休業中のしゃぶ
しゃぶ店の事故は、死者1名、負傷者19名を出し、半径570mに窓ガラスや壁面
の損傷などの被害を及ぼしました。

この事故に対して、経済産業省はガス会社の点検に問題があったと考えている
ようです。産業保安グループガス安全室長は、一般社団法人日本コミュニ
ティーガス協会に対して「福島県郡山市での爆発事故の発生を受けた注意喚起
について(要請)」と題した要請文を出しています。

その中では次のような記載があります。

事故原因の詳細は不明な点はありますが、シンク下の腐食した配管からLPガス
が漏洩したことが推定されております。それを含め、次の6つの点が懸念され
ました。
(1) 配管の腐食。
(2) 水の影響を受けるおそれのある場所における白管の使用。
(3) コンクリート面等の導電性の支持面に直接触れている状態での白管の使用。
(4) 埋設部の記載などの配管図面と事故当時の設置状況の相違。
(5) 保安機関は、定期点検・調査(令和元年12月2日)において、配管(腐食、
腐食防止措置等)は「良」としていること。
(6) 保安機関は、同点検・調査において、ガス栓劣化、接続管基準及び燃焼機
器故障について「否」とし、また、特記事項として“警報器とメーターを連動
してください”と指摘しているものの、保安機関の指摘を受けた消費設備の改
善は実施されていなかったこと。

つきましては、以下の点につき貴協会会員のガス小売事業者へ周知いただき、
業務用施設に対する次回の法定漏えい検査時において、下記のとおり、配管の
設置状況や腐食状況の確認の自主保安を要請します。

1.対象
業務用施設の厨房内

2.点検等
[1] ガス工作物(灯内内管)の調査
内管図面、立管、ガス栓等で内管の経路と設置状況を確認し、配管の設置状況
が、屋内の水の影響を受けるおそれのある場所の配管で、腐食防止対策がなさ
れていないもの又は対策が不明なものについては、腐食の状況を確認すること。

[2]ガス工作物に不備があった場合の対応
(1) 上記[1]の調査の結果、内管が技術基準上の基準(※)に適合していない
場合には、ガス工作物の所有者又は使用者に改善を求めること。
(※:ガス工作物の技術上の基準を定める省令第47条)

(2) 特に、使用上支障のある腐食、割れ等の欠陥があった場合には、安全確保
のための措置を講ずるとともに、当該ガス工作物の所有者又は使用者に改善等
の安全対策を講じるよう求めること。

この事故や経産省からの通達は、プロパンガス業者だけが教訓とすべきもので
はありません。

多くの企業で設備の設置時の検査や定期検査で、有効ではない形骸化した検査
や調査が実施されています。

特に可燃性ガスや溶剤など重大性が高い危険源に対しては、適切な点検、検査、
監査、審査をすることが重要です。

★経済産業省発行「ガス工作物技術基準の解釈例」より配管の腐食に関する記
述を「ESHエキスパート」でご紹介しています!

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

☆【ESHエキスパート】は大手ISO審査機関で審査員教育用資料として
採用されています。

 

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■労働災害の真相

◆ロール機に左上肢巻き込まれる 危険防止対策講じず化学メーカーを送検
飯田労基署 (11/30)

長野・飯田労働基準監督署は、ロール機への巻き込まれ対策を講じなかったと
して、建材の樹脂製品製造会社(長野県飯田市)と同社専務取締役兼製造部長、
製造開発部長を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑
で長野地検飯田支部に書類送検した。令和2年7月、同社建材工場で、労働者
が重傷の怪我を負う労働災害が発生している。

同社は、労働者に塗料が付着したロール機の拭き取り掃除を行わせる際、運転
を停止するなどして巻き込まれることを防がなかった疑い。被災した労働者は、
機械に左上肢を巻き込まれている。【令和2年10月6日送検】
(労働新聞社)

◆工場でローラーに巻き込まれ、従業員死亡/滋賀 (12/11)

11日午前10時半ごろ、滋賀県甲賀市甲賀町の住宅用建築資材会社の滋賀工
場で、従業員男性(57)が住宅用の遮熱シートを巻き取るローラーに全身を
巻き込まれているのを同僚が見つけ、119番した。男性は病院に運ばれたが、
約2時間後に死亡した。

県警甲賀署や同社によると、男性はローラーの機械操作を担当していたという。
同署は会社関係者から事情を聞き、原因を調べている。
(京都新聞)

◆解説

今号ではロール機による労働災害の記事が2件ありましたので取り上げます。

ロールによる労働災害は少なくありません。最新版のブラック企業リスト「労
働基準関係法令違反に係る公表事案」(令和元年11月1日~令和2年10月30日
公表分)でも2件の送検事例が掲載されています。

ロールに関する重要な労働安全衛生規則は次の条文となります。

(巻取りロール等の危険の防止)
第百九条 事業者は、紙、布、ワイヤロープ等の巻取りロール、コイル巻等で
労働者に危険を及ぼすおそれのあるものには、覆い、囲い等を設けなければな
らない。

(紙等を通すロール機の囲い等)
第百四十四条 事業者は、紙、布、金属箔等を通すロール機の労働者に危険を
及ぼすおそれのある部分には、囲い、ガイドロール等を設けなければならない。

工学的管理策(ハード対策)として、覆い、囲い、ガイドロール”等”が必要
となります。この”等”について、解釈例規では、「じゃま板及び当該作業者
が自ら操作できる急停止装置が含まれる」としています。

また、一つ目の化学メーカーの事例の送検事由は次の条文です。

(掃除等の場合の運転停止等)
第百七条 事業者は、機械(刃部を除く。)の掃除、給油、検査、修理又は調
整の作業を行う場合において、労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、機
械の運転を停止しなければならない。ただし、機械の運転中に作業を行わなけ
ればならない場合において、危険な箇所に覆いを設ける等の措置を講じたとき
は、この限りでない。

管理的対策(ソフト対策)として、本条の解釈例規では、「危険な箇所に覆い
を設ける等」の”等”には、「十分な長さの用具を使用することが含まれる」
としています。

ロール機はひとたびはさまれ、巻き込まれると大きな災害に繋がります。解釈
例規を含む法令の適切な理解により、ロール機による労働災害を防止しましょ
う。

この記事に関する解説は、YouTubeチャンネル「安全衛生アカデミー」でもお
伝えしています。どうぞご覧ください。

https://youtu.be/iHe815aW_6Q

★労働災害再発防止のための根本原因分析の具体事例(ロール機への巻き込ま
れ災害)を「ESHエキスパート」でご紹介しています!

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

 

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★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める

◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■復活!今日の言霊

決断しないことは、ときとして間違った行動よりたちが悪い

■新着情報

・「水質汚濁防止法施行令の一部を改正する政令」の閣議決定

・職場における新型コロナ関連チェックリストの改訂

■環境不祥事の教訓

より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■労働災害の真相

より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

全国の事故・事件情報 1件

■労働災害レポート

全国の労働災害・書類送検情報 16件

 

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

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【発行元】
環境ワークス株式会社
https://www.esh.co.jp
発行責任者 黒崎

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