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NO.482

郡山市で青酸ソーダ流出 阿武隈川氾濫でメッキ工場から/福島

■■ ESHの解決策
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2019.11.6 No.482

企業の環境&安全衛生、ISO14001、ISO45001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

11月に入り、急に朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。空気も乾燥し、風
邪などひきやすい時期ですので、くれぐれも体調管理にお気を付けください。

さて先週、2020年度から始まる大学入学共通テストで予定していた英語の
民間試験の活用が、本番5カ月前に見送られるという衝撃的なニュースがあり
ました。本件は文科大臣の「身の丈」発言で大問題となりましたが、そもそも
導入検討の段階で、容易に白紙撤回とした原因は認識できたはずです。対応に
振り回される受験生の気持ちを考えると憤りしかありません。

我が家でも数年後に大学受験を迎える娘がおりますので、今後の対応を注視し
ていきたいと思っています。(門)

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★送検理由に学ぶ安衛法の理解
労働安全衛生コンプライアンス・CSR対策の決め手 (安全衛生選書)

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■環境不祥事の教訓

◆郡山市で青酸ソーダ流出 阿武隈川氾濫でメッキ工場から/福島 (10/16)

福島県郡山市は16日、台風19号による阿武隈川の氾濫で、市内のメッキ工
場の生産ラインや薬品保管庫から猛毒のシアン化ナトリウム(青酸ソーダ)が
流出したと発表した。市は周辺の約20世帯に避難を呼び掛けた。

市保健所によると、流出があったのは、同市富久山町のメッキ加工会社の工場。
工場や周辺は川の氾濫で大規模な浸水被害が出た。水がひいた16日午後に工
場の排水をためる調整池を市が調べた結果、排出基準の46倍に当たる濃度の
シアン化ナトリウムを検出した。

同社の社員らが16日に工場の復旧作業に従事したが、健康被害を訴えた人は
いない。
(サンケイスポーツ、抜粋)

(続報)シアン化合物「検出なし」 郡山・工場周辺、避難呼び掛け終了へ
(10/22)

市は21日、工場周辺の5地点で行った土壌調査の結果について、全地点でシ
アン化合物は検出されなかったと発表した。

土壌は18日に工場周辺の道路脇や公園などの土壌を採取、分析した。不検出
だったことを受け、市は周辺住民への避難の呼び掛けを終了する。

また、これまでの水質調査で排水基準(0.5mg/L)を下回る0.3mgを検出
していた阿武隈川への流入部分についても不検出となった。市は、水質調査を
継続するとしている。
(福島民友新聞、抜粋)

(続報)阿武隈川氾濫で工場のシアン流出、十数人が体調不良訴え (10/25)

市は翌17日、工場脇の側溝など5カ所を調べた。いずれも排水基準以下だっ
たとし、周辺の24世帯50人について、住民に十分な説明がないまま「シア
ン化ナトリウムによると思われる健康被害は確認されていない」と発表した。
しかし、市の調査に対し、頭痛やのどの痛み、吐き気、皮膚症状などを訴えた
住民が十数人いたという。一部の住民は今も症状が続いている。

朝日新聞が周辺住民に聞いたところ、のどが痛いと訴えた女性は「説明なく
『健康被害なし』の発表はおかしい。因果関係をしっかり調べ、説明してほし
い」。ある男性は「毒劇物なのに『心配ない』だけでは信用できない」。別の
男性は「体調不良は続き、市が説明なく『健康被害なし』としたのは不信感し
かない」と訴える。

取材に対し、市保健所は頭痛や下痢など体調不良を訴えた住民がいたことを認
めた。また調査は24世帯中22世帯だったとし、「体調不良はいずれもシア
ンに特徴的な急性症状ではなかったので公表せず、健康被害はないとした。住
民には改めて丁寧に説明したい」としている。
(朝日新聞、抜粋)

◆解説

甚大な被害をもたらした台風による洪水の影響により、各所で化学物質の漏洩
が起きています。

・大手食用油メーカーの「Jーオイルミルズ」の静岡市の工場から農薬として
使われるリン化アルミニウムが入ったアルミボトル3本が流出した。

・長野市のメッキ工場から青酸ソーダが、水槽からあふれたとみられる。

・福島県本宮市で化学工場から有害物質入りのドラム缶などが阿武隈川に流出
した。トリクロロエチレンやジクロロメタンの容器が含まれている。

実際には、メディアで報道されただけでなくさらに多くの化学物質の流出が
あったと考えられます。

化学物質の保管に関しても、集中豪雨、洪水、強風など自然災害への対応を考
えなければならない時代だと認識する必要があります。

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■労働災害の真相

◆乾燥機に閉じこめられ、クリーニング工場従業員が死亡/高知 (10/25)

23日午前8時頃、高知市萩町のクリーニング工場で「乾燥機に人が挟まれ
た」と119番があった。駆けつけた救急隊員が、2階の大型乾燥機(直径
1.4メートル、奥行き1.1メートル)の中で、従業員とみられる60歳代の
男性1人を発見した。男性は頭などを強く打っており、その場で死亡が確認さ
れた。

高知南署などによると、工場の2階には、大型乾燥機6台があり、男性は同日
午前6時頃から、大型乾燥機のメンテナンスに従事。何らかの理由で男性が乾
燥機内部に入ったところで閉じこめられ、乾燥機が作動したという。同署が原
因を調べる。
(読売新聞)

◆解説

この労働災害には、グローバルな労働安全衛生マネジメントの観点から二つの
典型的な要因が潜んでいます。

一つは、被災者が閉じ込められたコンファインドスペース(Confined space)
の問題です。

もう一つは、乾燥機が作動してしまった、ロックアウト・タグアウト
(Lockout, Tagout)の問題です。

コンファインドスペースは、日本では「閉鎖空間」や「閉塞空間」などと訳さ
れています。日本の酸欠対応防止対応に加えて、本件のような閉じ込められる
ことの防止も含まれています。

この災害は、次の2点を実施していれば防ぐことができました;

(1)乾燥機の進入口に物理的に閉じ込められないような対応を講じ、表示など
により周知すること。
(2)乾燥機を誤って作動することがないよう、起動装置に施錠や表示をする
ロックアウト・タグアウトを実施すること。

多くの組織の教訓となり得る災害と言えます。

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発行責任者 黒崎

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