無料メールマガジン詳細

NO.250

クラレケミカル:鶴海工場、47施設を無届け操業 基準値超すばいじん/岡山

■■ ESHの解決策
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                          2010.3.3 No.250

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆250号のご挨拶

本メールマガジンも今号を持ちまして250号となりました。

2006年にスタートして以来、4年以上を継続し、現在、約1200名の方
々にお読みいただいております。

ここまで継続できたのも読者の皆様のご支援のお陰であると感謝しております。

今後も皆様のお役に立つ情報を提供し、弊社の理念「環境安全衛生マネジメン
トを通じて社会に貢献する」を達成して参る所存ですので、一層のご愛顧をお
願いいたします。

メルマガ発行責任者
環境ワークス株式会社
代表取締役 黒崎 由行

———————————————————————-

◆お知らせ

●「ESHエキスパート」記念割引

本メルマガの完全版の有料マガジン「ESHエキスパート」を250号達成を記
念して3月末日までの期間限定で30%OFFにてご提供いたします。

・法人年会費 通常 31,500円 → 特別価格 22,050円
・個人年会費 通常 21,000円 → 特別価格 14,700円

詳細は次のサイトをご覧ください。

→ http://www.esh.co.jp/expert.html

●労働安全衛生マネジメントシステム情報室 OSHMS.jp のリニューアル

弊社が運営するウェブサイトOSHMS.jpを全面的にリニューアルしました。OSHM
Sの本質をお伝えするコンテンツと無料ダウンロード資料を大幅に増やしてい
ます。

安全衛生に携わる方は是非ともご覧ください。

http://oshms.jp

なお、サイトリニューアルを記念して、弊社が提供する情報資料「OHSAS18001
セット」及び「ESHデータバンク」を定価の20%OFFにてご提供いたしま
す。3月末日までの限定サービスですので、この機会に是非ともご利用くださ
い。

———————————————————————-

■読者からのご質問

●読者Y様からのご質問

廃棄物処理法が改正され、現地確認が義務付けられると聞きましたが、詳細が
わかれば教えてください。

●回答

2月19日の環境省政策会議の資料によれば、排出事業者による処理の状況に関
する確認(現地確認)は努力義務となるようです。

また、同会議では併せて大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する
法律案も審議されており、事業者による記録改ざん等への厳正な対応、事業者
による自主的な公害防止の取組の促進についても改正されるようです。

★なお、詳細は「ESHエキスパート」で紹介しています。

【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html

———————————————————————-

■環境不祥事の教訓

◆クラレケミカル:鶴海工場、47施設を無届け操業 基準値超すばいじん/
岡山 (2/17)

ばい煙や有害ガスを発生させる47施設を無届けで操業したとして、クラレケ
ミカルの鶴海工場(備前市)が16日、県に大気汚染防止法などに関連する6
4件の届けを提出した。施設では同社の自主検査で排出ガス基準値を超えるば
いじんが確認され、数日前から順次稼働を止めているという。

県によると、同工場では活性炭の製造や、使用済み活性炭の再処理を行ってお
り、最も古い施設は83年から稼働している。工場近くには県の「鶴海環境大
気測定局」(同市)があるが、基準を超える数値は出ておらず、県は「周辺に
大きな影響はない」としている。

県によると、昨年10月に同社から「無届けがあった」と連絡を受けた。県は
同社に早急に届けるよう指導し、同11月と今年1月には立ち入り調査も実施
したという。同社は17日に会見を開いて経緯を説明するとしている。

(続報)クラレケミカル:無届け操業問題 「法令、理解不足だった」会見で
社長謝罪/岡山 (2/18)

クラレケミカル鶴海工場の無届け操業問題で、同社の社長らが17日、県庁で
会見し、「関係法令の理解不足で誠にずさんだった」などと謝罪した。

同社によると、同工場内50施設のうち47施設で大気汚染防止法や県環境負
荷低減条例で必要な届け(64件)を出しておらず、16日に提出した。工場
から海への排水口を無許可で44カ所設けており、県の改善指示を受けてすべ
て廃止した。さらに、使用を停止した廃ガス燃焼炉排出口が、実際は炉の減圧
のために使われ、ここから最大で排ガス基準値を1.6倍上回る1立方メート
ル当たり0.33グラムのばいじんが出ていたことが判明。13日に排出口を
閉じた。

◆解説

無届の実態としては、活性炭再生に関連する熱処理施設5施設の大気汚染防止
法上の「ばい煙発生施設」届出、及びその5施設を含む47施設の「有害ガス
発生施設」として県条例の届出が漏れていたようです。

同社は、株式会社クラレの100%出資子会社で1940年創立、資本金6億円、従業
員220名(2008年3月現在)の活性炭を主力製品として製造販売する会社です。

この不祥事はグループガバナンスという点で多くの大企業にも教訓としていた
だきたい事例です。

多くの企業の場合、本社のCSR室等が作るCSRレポート(サステナビリテ
ィレポート、社会環境報告書など)と工場の実態には大きな格差があり、その
子会社となるとさらに大きな格差があり、協力会社となると莫大な格差があり
ます。

意地悪な見方ですが、「クラレCSRレポート2009」の対象範囲にはクラ
レケミカル社を含む国内関係会社14社が含まれており、コーポレート・ガバ
ナンスやコンプライアンスについても報告されています。

同社はISO14001の認証を取得していますのでEMSが運用され、グループガバ
ナンスがあり、またISO14001の外部審査も受けています。

山陽新聞の記事によれば「昨年10月、県の立ち入り検査をきっかけに行った
社内調査で判明した」とのことですが、社長の会見でのコメント「関係法令の
理解不足で誠にずさんだった」は、同社のみではなくグループ全体の信用低下
にもつながる重大なものだと思います。

グローバル企業の多くは”コンプライアンス監査”に社外の専門家を利用しま
すが、日本企業では社内の人材によるチェックに留まるケースが多く、見習う
べき点は多いと思います。

★グローバル企業の環境監査プログラムの事例を「ESHエキスパート」で紹介
しています!

【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html

———————————————————————-

■労働災害の真相

◆鉄製かご落下:作業所でバイト男性死亡-江戸川の会社/東京 (2/25)

24日午前9時ごろ、江戸川区の資源処理会社の作業所内で、フォークリフト
が持ち上げていた重さ約300キロの鉄製かご(縦約1メートル、横約2メー
トル、高さ約1メートル)が落下。近くにいたアルバイト(69)が下敷きに
なり、間もなく死亡した。

小松川署は業務上過失致死の疑いがあるとみて、リフトを操縦していた同社役
員の男性(42)から当時の状況を聴いている。同署によると、男性は午前8
時ごろから、フォークリフトで運んだアルミ缶の仕分け作業をしていた。

◆ドラム落下し男性作業員死亡/静岡 (2/25)

23日午後5時40分ごろ、静岡県御殿場市駒門の運送会社の倉庫内で、フォ
ークリフトで持ち上げていたドラムが落下し、近くにいた作業員(38)が頭
を強く打って搬送先の病院で死亡した。御殿場署で事故原因を調べている。

同署の調べでは、別の男性作業員(39)がフォークリフトを使って大型トラ
ックから、電線の巻かれたドラム(直径114センチ、幅66センチ、重さ約
400キロ)2個を持ち上げようとした際、ドラム1個がトレーから転げ落ち、
近くにいた作業員に当たったという。同署で安全管理に問題がなかったかどう
か調べている。

◆解説

2件の死亡事故は共にフォークリフトからの荷の落下によるものです。

平成20年度の労働災害統計によると荷の飛来・落下による死傷者(休業4日
以上)は、1,147人に上ります。

フォークリフトを含む車両系荷役運搬機械等には労働安全衛生規則において次
の規定があります。

(立入禁止)
第百五十一条の九  事業者は、車両系荷役運搬機械等については、そのフオ
ーク、シヨベル、アーム等又はこれらにより支持されている荷の下に労働者を
立ち入らせてはならない。
ただし、修理、点検等の作業を行う場合において、フオーク、シヨベル、ア
ーム等が不意に降下することによる労働者の危険を防止するため、当該作業に
従事する労働者に安全支柱、安全ブロツク等を使用させるときは、この限りで
ない。

また、2件の事故は積荷の不安定さによるものですが、次の規定もあります。

(荷の積載)
第百五十一条の十  事業者は、車両系荷役運搬機械等に荷を積載するときは、
次に定めるところによらなければならない。
一  偏荷重が生じないように積載すること。

立入禁止と編荷重がなければ防げた死亡事故だけに残念です。

★米国オレゴン労働安全衛生局の安全衛生教育資料の事例とフォークリフト事
故の動画を「ESHエキスパート」でご紹介しています!

【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html

———————————————————————

★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める

◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■今日の言霊

「難題のない人生は『無難な人生』
 難題のある人生は『有り難い人生』」

■新着情報

・平成20年度PRTRデータのの集計結果等-(お知らせ)

・カーボン・オフセットと排出量取引に関する日英ワークショップの開催につ
いて

・「交通労働災害防止のための新しい安全衛生管理手法のすすめ」について

・調査報告書「ISO 9001・ISO 14001に対する適合組織の取組み状況」の公表

■環境不祥事の教訓

 より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報6件

■労働災害レポート

 全国の労働災害・書類送検情報12件

【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html

———————————————————————-

本メルマガは、「ESHエキスパート」のダイジェスト版をお届けしています。
(2回/月:第一、第三水曜日発行)

メルマガは、発行者からは読者を知ることができず、不特定多数の方に配信す
ることになります。読者様も増え、実名を含む記事の紹介などの支障も懸念さ
れるためです。

どうぞご理解ください。

■ 『ESHエキスパート』の詳細及びお申込みはこちらから
   → http://www.esh.co.jp/expert.html

  ★お申込みの際、≪質問・ご確認事項など≫欄に必ず「メルマガ読者」と
   ご記入ください。
  

——————————————————————–

★このメールマガジンを皆様にとってより良いものとするために、読者の皆様
のご意見やご要望をお待ちしております。是非ともお寄せください。

◇ info@esh.co.jp まで

———————————————————————

★★★読者の皆様へESHデータバンクのご案内★★★

環境、安全衛生、ISO14001、OHSAS18001に関する有料の資料集サイト「ESHデ
ータバンク」のサービス、好評提供中です。

http://www.esh.co.jp/eshdatabank.html

◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◇

【発行元】
環境ワークス株式会社
http://www.esh.co.jp
発行責任者 黒崎

★このメールマガジン転送はOKですが
 掲載された記事の内容を許可なく転載する
 ことを禁じます。問い合わせ下さい。 (C) Copyright -2009
———————————————————————-

E-MAIL NEWSLETTER

企業の環境&OHS(労働安全衛生)担当者をサポートするメールマガジンです。
配信は毎月2回、全国の事故事例や法令改正情報などをお届けします。

ページトップへ