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NO.297

トルエン流出:北上の工場から流出、地下水混入なし/岩手

■■ ESHの解決策
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                          2012.2.22 No.297

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
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◆ご挨拶

日曜日は晴天ながらこの冬一番の寒さの中、弊社の地元宇都宮の「うつのみや
人づくりフォーラム」に出かけてきました。

このイベントは、夢をはぐくむまちうつのみや「未来へつなげよう 私の思い、
みんなの思い」を開催テーマとし、学校や家庭、地域、企業等が連携し、うつ
のみやの人づくりについて考えるきっかけとなるよう開催されたものです。

小学生によるユニークな活動発表や中高生討論会、市内3つのプロスポーツチ
ームによる体験教室など盛りだくさんの内容で、子供達が生き生きと参加して
いる姿が印象的でした。

これからの日本を支える子供達を地域ぐるみで守り育てていかなければならな
いと改めて感じた一日でした。(門)

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します。

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■環境不祥事の教訓

◆トルエン流出:北上の工場から流出、地下水混入なし/岩手 (2/11)

北上市北工業団地の化学工場「岩手スリーエム」の敷地内にある貯蔵タンクの
配管から、5.1キロリットルの揮発性の高いトルエンが流出していたことが
10日、分かった。地下水への混入はないという。

同社によると、1月27日に社員が点検をした際、貯蔵タンクと工場内を結ぶ
配管からトルエンが漏れているのを発見した。劣化で配管に直径1ミリの穴が
開いていたという。20日の点検時には異常がなかったことから、その間に漏
れたとみられる。

トルエンは、同社製品である粘着テープの材料を溶かす溶剤として使用。健康
被害を及ぼすほどの濃度ではないという。12日午前10時から同社で住民説
明会を開く。

◆解説

重油・灯油の漏洩事故は頻繁にお伝えしていますが、トルエンの例は珍しいで
すね。

同社の説明会、HPでは次の内容が示されています。(2/12)

・1/27(金) 、敷地内にあるトルエンの貯蔵タンクから工場内に引き込むパイ
プより、トルエン4.4トンが漏れ出しているのが週一回の定期点検で見つかっ
た。
・原因は、溶剤配管の劣化による穴(1~2ミリ)からの漏出
・漏出範囲確定のため、土壌ガス調査やボーリング調査などを行っており、敷
地外の西側沿い道路脇の地中1mでトルエンガスが、また工場西側の道路沿いの
側溝数箇所、および工場西側の道路沿いの土壌表層部の溜り水でトルエンが検
出されているが、現時点で値は減っている。
・漏出直後から漏出箇所の土壌と汚染水を回収し、専門業者で再生処理を実施
している。これまでに土壌110トン、汚染水100トン以上を回収している。また、
敷地の境界付近に堰を設け、トルエンの流出を防止している。
・井戸水のモニタリング調査についても、継続的に行ってゆく。

トルエンの流出については、水質汚濁防止法及び消防法が適用され、法令に基
づいた「点検」及び「事故時の措置」が必要となります。

★本件に関連する法令と地下埋設配管点検のベストプラクティスを「ESHエキ
スパート」でご紹介しています!

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   採用されています。

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■労働災害の真相

◆タンカーの化学薬品タンク内で船員死亡 海保が死因調査 (2/7)

7日午後0時55分ごろ、堺市西区の沖合約1.5キロを航行中のケミカルタ
ンカー「第2旭豊(きょくほう)丸」(388トン)の船長から「船内の化学
薬品タンクに人が倒れている」と、海上保安庁に通報があった。大阪海上保安
監部などによると、深さ約5メートルのタンクの底に2等航海士(56)が倒
れており、巡視艇で堺市内の病院に運んだが約3時間後に死亡が確認された。

海保によると、タンカーは前日の6日に液状のクロロホルム約350トンを荷
揚げし、タンクは空の状態だった。7日午後0時10分に泉大津港(大阪府泉
大津市)を出航後、男性は船上のタンクのふたを開け、薬品が残っていないか
を確認していたという。海保は8日に遺体を司法解剖し、死因を詳しく調べる。

国土交通省の運輸安全委員会は7日、事故原因を調べるため、船舶事故調査官
2人の派遣を決めた。
(朝日新聞)

◆解説

船舶におけるクロロホルムによる労働災害としては、平成13年にケミカルタン
カーにおいてクロロホルムによる有機溶剤中毒で2名が死亡する事故が起きて
います。

この事故ではタンク洗浄用のポンプ軸シールからクロロホルムが漏えいして中
毒に至ったものです。

ポンプの保守管理が不十分でクリーニングポンプの軸シールの仕様が適切なも
のに変更されなかったこと、呼吸具、立会者など閉所立入りの準備をしなかっ
たことが原因として、海難審判の処分を受けています。

本件の詳細は不明ですが、船舶内の閉所ということで、立入や中毒防止に万全
の処置が期待されたところです。

★本件に関連する法令とタンク内の有機溶剤作業や酸欠作業に必要な避難用具
を「ESHエキスパート」でご紹介しています!

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◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■今日の言霊

「私」・・・・・ 「わたし」・・・・・ 「渡し」

■新着情報

・建築物等の解体等の作業における事前調査の徹底等について

・足場からの墜落・転落災害防止総合対策推進要綱の策定について

・粉じん障害防止規則の改正について

■環境不祥事の教訓

 より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報 8件

■労働災害レポート

 全国の労働災害・書類送検情報 16件

★不祥事・災害事例の出典:明記のないものは毎日新聞

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