胆管がん 印刷会社捜索…安全衛生法違反疑い/大阪
■■ ESHの解決策
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2013.4.3 No.324
企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ご挨拶
今日は日本各地で春の嵐が吹き荒れ、交通機関などに影響が出ています。せっ
かく咲いた桜も散ってしまい残念でなりません。お出掛けの際はくれぐれもお
気をつけください。
さて、例年ご紹介していますが、財団法人社会経済生産性本部から今年の「新
入社員タイプ」が発表されました。
平成25年度は「ロボット掃除機型」です。
一見どれも均一的で区別がつきにくいが、部屋の隅々まで効率的に動き回り家
事など時間の短縮に役立つ(就職活動期間が2か月短縮されたなかで、効率よ
く会社訪問をすることが求められた)。
しかし段差(プレッシャー)に弱く、たまに行方不明になったり、裏返しにな
ってもがき続けたりすることもある。能力を発揮させるには環境整備(職場の
フォローや丁寧な育成)が必要。
今年の新入社員は、厳しい就職氷河期に加え、平成23年の新倫理憲章により就
職活動期間が2か月短縮されて初めての世代です。時代に翻弄されながらも逞
しく新たな人生を歩み始めた彼らの今後の活躍に期待します。 (門)
———————————————————————
★★★【重要】配信スタンド変更手続きのお願い★★★
読者の皆様、いつもメルマガのご愛読ありがとうございます。
当メルマガはこれまで「まぐまぐ」「メルマ」などの無料配信スタンドを利用
し、配信しておりました。しかし、無作為に広告が入ってしまうなど読者の皆
様にはご迷惑をお掛けしておりました。
そこで今後、自社配信に変更することにいたしました。
つきましては、大変お手数ですが、次のサイトより登録のお手続きをお願いい
たします。
登録はコチラから→ http://www.esh.co.jp/mailmaga_touroku.html
◆現行の「まぐまぐ」「メルマ」からの配信は移行が完了次第、停止させてい
ただく予定ですので、早急にお手続きをお願いいたします。
ご迷惑・お手数をお掛けしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいた
します。
———————————————————————
■「ESHエキスパート」1ヶ月間無料購読キャンペーンのお知らせ
本メルマガの完全版の有料マガジン「ESHエキスパート」を1ヶ月間(2回
分)無料でご購読いただけるキャンペーンを実施しています。
次のサイトよりお申込みください。
→ http://www.esh.co.jp/expert_free.html
———————————————————————
■環境不祥事の教訓
◆劇物落下:東京の化学メーカーに引き渡す 大阪・枚方 (3/26)
25日午前10時15分ごろ、大阪府枚方市招提田近の国道1号で、「亜硝酸
ソーダ」と書かれた紙袋が落ちているのを通行人が見つけた。府警交野署によ
ると、30キロ入りの袋の一部が破れ、粉末が道路にこぼれていたが、健康被
害の報告はないという。同署などによると、東京都千代田区の化学メーカーの
所有物と分かり、25日夕に引き渡された。同署は運搬していた車から落下し
たとみて、道交法(転落防止措置義務)違反の疑いで運送業者の特定を進めて
いる。
亜硝酸ソーダは劇物に指定されている亜硝酸ナトリウムの別名。食品の発色剤
などに使われるが加熱すると有毒ガスを発生し爆発の恐れがある。袋には約1
万5000人の致死量に相当する量が入っていたとみられる。
◆解説
消防隊員らがマスクをして慎重に回収した、という記事もありました。
化学物質や廃棄物などの路上落下は、CSRの観点からも避けなければならない
事故ですね。
運送業者はもちろんのこと、荷主としての責任もあり、特に化学物質や産業廃
棄物の運送業者に対する監査や指導を強化したいものです。
運送業者の管理レベルは次のような点から推察することができます。
・駐車中の輪止め
・車輛の洗車と運転席の5S
・ドライバーの挨拶、作業服の清潔さ、保護具着用
・指定時間の順守
これらの状況が適切ではない業者に対しては特に注意が必要となります。
★本件に関連する法令を「ESHエキスパート」で解説しています!
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html
☆【ESHエキスパート】は大手ISO審査機関に審査員教育用資料として
採用されています。
———————————————————————
■労働災害の真相
◆胆管がん 印刷会社捜索…安全衛生法違反疑い/大阪(4/2)
大阪市中央区の校正印刷会社「SANYO―CYP」の元従業員ら17人が胆
管がんを発症し、うち16人が労災認定された問題で、健康被害の防止措置を
怠っていた疑いがあるとして、大阪労働局は2日午前、労働安全衛生法違反容
疑(産業医の未設置など)で同社本社と工場の計2か所について捜索を始めた。
従業員の健康管理の実態とともに、化学物質で汚染された空気が充満していた
同社地下の作業環境などを調べたうえで、刑事責任を追及する。
労働局によると、同社は、労働安全衛生法で50人以上の労働者を使用する事
業所に設置が義務付けられている産業医を置かず、健康被害を防ぐ措置を怠っ
ていたなどの疑いがある。
一方、これまでの調査で、同社は1991~2006年、労災認定で原因物質
とされた「1、2―ジクロロプロパン」を含む印刷機用の洗浄剤を使用してい
たことが判明。労働局は、同社が産業医の設置が必要となった01年以降、早
期に選任していれば、胆管がん発症の被害拡大を防げた可能性もあったとみて
いる。
労働局は、容疑が固まれば同社と社長(66)を大阪地検に書類送検する方針。
労働安全衛生法の罰則では、産業医を未設置の場合、50万円以下の罰金と定
められている。
このほか、労働局は昨年5月、同社に対し、労働安全衛生法に反して衛生管理
者を選任していないほか、定期健康診断の結果も労働基準監督署に報告してい
ないとして是正勧告。これらについてもさらにくわしく調べる。今後、押収し
た資料の分析や同社幹部らの聴取を行い、胆管がん多発問題の解明を進める。
同問題は昨年5月に発覚。元従業員ら17人が胆管がんによる労災を申請し、
3月27日、昨年中に申請していた16人(うち8人は死亡)が労災認定され
ている。
(読売新聞)
◆解説
テレビや新聞でも大きく報じられた事件でご存知の方も多いと存じます。
産業医や衛生管理者の未選任、健診結果の未報告などの労働安全衛生法違反は
同社に限らず多くの中小企業の実態です。
大企業にはグリーン調達に留まらず、CSR調達として取引先に十分な指導をさ
れることを期待します。
しかし、多くの企業の取引先評価では、購買部門や品証部門によるQCD(品
質・コスト・納期)の評価に留まっており、ようやくE(環境)にも目を向け
始めた段階で、HS(安全衛生)まで対象としている企業はごく僅かだと思いま
す。
特にコンプライアンスについては十分に配慮して欲しいものです。
★本件に関連する法令と労災における責任と刑事手続きについて「ESHエキス
パート」で解説しています!
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html
———————————————————————
★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める
◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介
■今日の言霊
今やっていることが、どこかに繋がると信じる
■新着情報
・大気汚染防止法の一部を改正する法律案の閣議決定について
・産業廃棄物処理業実態調査結果について
■環境不祥事の教訓
より詳細な解説と参考事例紹介
■労働災害の真相
より詳細な解説とベストプラクティス紹介
■環境事故・ニュースレポート
全国の事故・事件情報 6件
■労働災害レポート
全国の労働災害・書類送検情報 23件
★不祥事・災害事例の出典:明記のないものは毎日新聞
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html
———————————————————————-
本メルマガは、「ESHエキスパート」のダイジェスト版をお届けしています。
(2回/月:第一、第三水曜日発行)
メルマガは、発行者からは読者を知ることができず、不特定多数の方に配信す
ることになります。読者様も増え、実名を含む記事の紹介などの支障も懸念さ
れるためです。
どうぞご理解ください。
■ 『ESHエキスパート』の詳細及びお申込みはこちらから
→ http://www.esh.co.jp/expert.html
★お申込みの際、≪質問・ご確認事項など≫欄に必ず「メルマガ読者」と
ご記入ください。
——————————————————————–
★このメールマガジンを皆様にとってより良いものとするために、読者の皆様
のご意見やご要望をお待ちしております。是非ともお寄せください。
◇ info@esh.co.jp まで
———————————————————————
★★★読者の皆様へESHデータバンクのご案内★★★
環境、安全衛生、ISO14001、OHSAS18001に関する有料の資料集サイト「ESHデ
ータバンク」のサービス、好評提供中です。
◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◇
【発行元】
環境ワークス株式会社
発行責任者 黒崎
★このメールマガジン転送はOKですが
掲載された記事の内容を許可なく転載する
ことを禁じます。問い合わせ下さい。 (C) Copyright -2009
———————————————————————-