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NO.493

読者様からの貴重なアドバイス「反転授業」

■■ ESHの解決策
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2020.4.15 No.493

企業の環境&安全衛生、ISO14001、ISO45001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶・お願い

コロナ拡大が続く中、外出自粛に伴う在宅勤務など多くの皆様が不便な生活を
強いられていることと思います。普段と違う日常に知らず知らずのうちにスト
レスを貯めてしまいがちですが、できる限りルーティンを守り、適度に屋外の
空気に触れることがストレス低減に役立つそうです。弊社のYouTube動画が在
宅勤務の救いになるとの声も頂戴しております。さまざまな工夫を凝らして心
穏やかに過ごせるよう努めてまいりましょう。

★アンケートのお願い★

さて、弊社では本メールマガジンやYouTubeチャンネルにて安全衛生に携わる
方々に役立つ情報の提供に努めております。しかし、読者の皆様が安全衛生に
関してどのようなお悩みを持たれているか把握しきれておりません。

そこで、読者の皆様にアンケートへのご協力をお願いいたします。とても簡単
で短時間で済むアンケートですので是非ともご協力をお願いいたします。

皆様からいただいた貴重なご意見は、今後のメールマガジンやYouTubeに活用
するとともに無料のオンライン報告会も開催することを検討しております。

https://creativesurvey.com/ng/answers/90868056b9aa54e31f2288bfd1f3d0/

何卒ご支援をお願いいたします。

次号はGW明けの発行となりますが、少しでも明るいご挨拶をお届けできるこ
とを願っております。くれぐれもご自愛のうえお過ごしください。

☆発行日のお知らせ
GW期間と重なるため、5月は8日(金)と20日(水)の発行とさせていただき
ます。予めご了承ください。

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★読者様からの貴重なアドバイス「反転授業」

弊社では、YouTubeチャンネル「安全衛生アカデミー」をご提供しております
が、読者のT様より貴重な情報を頂戴しましたのでお伝えします。

それは、「反転授業」ですが、ご存じでしょうか?

事前に宿題を出し、その宿題への回答を持ち寄って授業でそれを討議します。
米国で生まれたこの手法は有効性が高く日本では東京大学などでも導入を始め
ています。

安全教育に、YouTube動画を使った反転授業が有効だというのがT様のアドバ
イスです。

反転授業に関する動画を作成しましたので、是非ともご視聴ください。

「安全衛生アカデミー」は、既に約4,000回のご視聴をいただきました。誠に
有難うございます。

https://www.youtube.com/channel/UCM2xG0-9rd3JhcDyRIh5eOg/videos

新着動画の案内もされますので、是非ともチャンネル登録をお願いいたします。

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■環境不祥事の教訓

◆風水害から守るため 危険物施設の対策ガイドライン公表 (3/30)

大雨や台風などでガソリンや化学薬品などがある危険物施設が被害を受ける
ケースが相次いでいることから、総務省消防庁は対策のポイントをまとめたガ
イドラインを公表した。

おととしの夏から秋にかけての西日本豪雨や台風では、全国でおよそ800件の
危険物施設が被害を受けたほか、去年8月の九州北部を中心とした豪雨では、
佐賀県の工場から油が流れ出し農地などに被害がでた。

相次ぐ被害を受け、総務省消防庁は危険物施設を風水害から守るためのガイド
ラインを作成し公表した。

それによると、各事業者はハザードマップなどを参考に施設がある場所のリス
クを把握したうえで、防災計画を策定し訓練を行うなどとしている。

ガイドラインでは施設の特徴ごとに対策のポイントを示していて、ガソリンス
タンドでは水が混じった油を給油すると車が停止してしまうおそれがあること
から、地下タンクに水が混入していないか確認できる機材を確保するなどとし
ている。

佐賀県の工場のような「一般取扱所」では、浸水や土砂の流入を防ぐため、水
密性の高いシャッターを設置したり、油が外部に流出しないようにオイルフェ
ンスを設置したりするとしている。

総務省消防庁は、ガイドラインを全国の消防機関や危険物施設に関わる事業者
団体などに通知し、対策を促すことにしている。

https://www.fdma.go.jp/publication/guideline/hazardous002.html

(NHK NEWS WEB)

◆解説

九州北部豪雨、西日本豪雨、昨年の台風15号・19号など毎年、日本全国で豪雨
や台風による甚大な災害が発生し、それに伴う漏洩事故が発生しています。

本ガイドラインは、緊急事態対応などはあまり役に立たない内容ですが、事例
も多くとても有用な情報も含まれています。

特にお薦めしたいのは、「参考資料1参考となる取組事例」です。

ハード面のみならず、例えば「タンク等の元弁手動閉止のための人員確保」の
ような簡単で費用を要しないソフト面も含まれています。

1ページ目の一覧表は、ベンチマーキングのためのチェックリストとしても活
用できます。現状の適否と対策の要否を確認し、今後の改善計画立案に役立つ
ことでしょう。

危険物施設を有する事業所では、必ず一読されることを推奨します。

★英国安全衛生庁(HSE)が定める化学物質の漏洩対策について「ESHエキス
パート」でご紹介しています!

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

☆【ESHエキスパート】は大手ISO審査機関で審査員教育用資料として
採用されています。

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■労働災害の真相

◆五輪の資材工場で労災多発 組織委・都が東南アジア調査 (4/6)

東京五輪・パラリンピック会場の建設資材の調達先となった東南アジアの合板
工場で、入院や病院搬送が必要になる労災事故が多発していたことが分かった。
長時間労働が行われていた実態も判明した。大会組織委員会が設けた調達基準
では、企業は安全で健全な労働環境を整えることを求められており、環境団体
は「基準が守られていない可能性が高く、不適切な調達だ」と批判している。

共同通信が情報公開請求で入手した組織委と東京都による現地調査報告書から
分かった。

組織委と都は共同で、2018年10月にマレーシア、同11月にインドネシ
アで木材の伐採現場や合板工場などを調べた。納入された合板は有明アリーナ、
有明体操競技場、海の森水上競技場などの建設でコンクリートを固める型枠に
使われた。

報告書によると、マレーシアの工場では17年度に病院搬送を伴う事故が88
件発生し、同国内の全産業の平均と比べ「事故率が非常に高い」と指摘。1日
11時間、週6日勤務のため、疲労による集中力低下や注意不足が起こりやす
い状況だと分析した。

インドネシアの工場では16年から17年にかけて、入院25件を含む62件
の事故が発生した。防護用具を着けずに作業している例が確認され、事故の要
因になったとの見方を示している。

組織委は「工場では改善策が実施されたことを確認している。調達に問題は無
かった」とする。組織委は、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)に
沿う形での大会運営や準備を目指す。SDGsには「持続可能な消費と生産の
パターンを確保する」とあり、組織委の調達基準では職場の安全確保や違法な
長時間労働の禁止といった項目が盛り込まれている。
(SankeiBiz)

◆解説

残念ながらコロナウイルスのために1年間延期となってしまった東京オリン
ピック・パラリンピックの陰でこのような状況があったのですね。

東京オリンピック・パラリンピックは、SDGsに配慮して実施していますが、
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(組織委
員会)は、持続可能性に配慮したイベントを運営するためのマネジメントシス
テムの国際規格であるISO 20121の認証を取得しています。
(実は、筆者もこの審査チームのメンバーでした。)

ISO 20121の特徴として、イベント運営を対象としている点、環境だけでなく、
イベントの社会的・経済的影響についても対象としている点が挙げられます。

ISO 20121においても「調達」は主要な要求事項であり、組織委員会も厳格な
基準を定めて調達していました。

箇条8.3 サプライチェーンマネジメント

組織は、個々のサプライヤーに対するそれぞれの目的、目標及び計画の関連性
を確立するとともに、サプライヤーが目的の対応に資する能力を持つことが明
示できる充分な及び関連のある情報を、入札書又はその他の文書に含むこと。
入札又は同等の依頼の際に、組織は、目的、目標、費用対効果、品質への適合
又は貢献するサプライヤーの能力に基づき判断すること。

組織が、入札を行わない場合でも、サプライヤー選定の際にはこのプロセスを
行い、どのように持続可能な発展の課題を考慮したのかを明らかにすること。

もちろんISO 20121に限らずISO 45001においてもサプライチェーンへの配慮が
求められています。

サプライチェーンにおける労働安全衛生の配慮についても安全衛生に携わる
方々には認識を高めていただくことを期待します。

★サプライヤーに対する安全衛生の配慮のベストプラクティスとして米国NIKE
社の安全衛生基準を「ESHエキスパート」でご紹介しています!

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

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★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める

◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■復活!今日の言霊

人類よ、今こそ立ち上がるな

■新着情報

・交通労働災害を防止するために

■環境不祥事の教訓

より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

全国の事故・事件情報 5件

■労働災害レポート

全国の労働災害・書類送検情報 20件

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

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本メルマガは、「ESHエキスパート」のダイジェスト版をお届けしています。
(2回/月:第一、第三水曜日発行)

■ 『ESHエキスパート』の詳細及びお申込みはこちらから
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★このメールマガジンを皆様にとってより良いものとするために、読者の皆様
のご意見やご要望をお待ちしております。是非ともお寄せください。

◇ info@esh.co.jp まで

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環境、安全衛生、ISO14001、ISO45001に関する有料の資料集サイト「ESHデー
タバンク」のサービス、好評提供中です。

https://www.esh.co.jp/eshdatabank.html

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【発行元】
環境ワークス株式会社

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発行責任者 黒崎

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