解体業者、県に登録せず…神戸・足場倒壊
■■ ESHの解決策
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2014.4.16 No.349
企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン
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◆ご挨拶
暖かい日が続いていますが、朝晩は冷え込むことも多く、気温の差に風邪を引
いている方も多いようです。くれぐれもお気をつけください。
さて、例年ご紹介していますが、財団法人社会経済生産性本部から今年の「新
入社員タイプ」が発表されました。
平成26年度は「自動ブレーキ型」です。
知識豊富で敏感。就職活動も手堅く進め、そこそこの内定を得ると、壁にぶつ
かる前に活動を終了。何事も安全運転の傾向がある。人を傷つけない安心感は
あるが、どこか馬力不足との声も。どんな環境でも自在に運転できるようにな
るには、高感度センサーを活用した開発(指導、育成)が必要。
「上の世代からすればいささか物足りない印象を持つようだ。新入社員につい
ても、失敗を恐れずに『あたってくだけろ』の精神でパワー全開、突っ走って
欲しい。」とエールを送っています。
新入社員に求めるばかりでなく、我々も「失敗から学ぶ」ことの寛容さを持つ
必要があるのかもしれませんね。 (門)
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☆お知らせ
本メルマガは毎月第1,3水曜日に発行しておりますが、GW期間と重なるた
め、5月は9日(金)と21日(水)の発行とさせていただきます。予めご了
承ください。
次号:5月9日(金)
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☆全国安全週間の安全研修
全国安全週間期間中に先着5社様に労働安全衛生コンプライアンス研修を特別
価格10万円でご提供するキャンペーンですが、残り2社となりました。
お申込、ご質問は次のアドレスにどうぞ。
→ info@esh.co.jp
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★【重要】配信スタンド変更手続きのお願い★
読者の皆様、いつもメルマガのご愛読ありがとうございます。
当メルマガはこれまで「まぐまぐ」「メルマ」などの無料配信スタンドを利用
し、配信しておりました。しかし、無作為に広告が入ってしまうなど読者の皆
様にはご迷惑をお掛けしておりました。
そこで今後、自社配信に変更することにいたしました。
つきましては、大変お手数ですが、次のサイトより登録のお手続きをお願いい
たします。
登録はコチラから→ http://www.esh.co.jp/mailmaga_touroku.html
◆現行の「まぐまぐ」「メルマ」からの配信は移行が完了次第、停止させてい
ただく予定ですので、早急にお手続きをお願いいたします。
ご迷惑・お手数をお掛けしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいた
します。
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■「ESHエキスパート」1ヶ月間無料購読キャンペーンのお知らせ
本メルマガの完全版の有料マガジン「ESHエキスパート」を1ヶ月間(2回
分)無料でご購読いただけるキャンペーンを実施しています。
次のサイトよりお申込みください。
→ http://www.esh.co.jp/expert_free.html
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■環境不祥事の教訓
◆放射性物質濃度が急上昇 大雨後に海水中22倍に(4/12)
福島第一原発で今月4日の大雨の後、近くの海水に含まれる放射性物質の濃度
が約22倍に急上昇したことが分かった。雨水が大量に排水溝に流れ、放射性物
質を含んだ泥を海に運んだ可能性があるという。
東京電力によると、福島第一原発では今月4日にかけて大雨が降り、海水を分
析したところ、放射性セシウムの濃度が1リットルあたり最大で770ベクレルだ
った。これは前の日の約22倍の濃度。過去にも雨の後は海水のセシウム濃度は
上昇したが、ここまで急上昇したことはなかったという。
敷地内では、雨水が地下水になって原子炉建屋に流れ込み、新たな汚染水にな
るのを防ぐため、表土を剥いだり、地面にモルタルやコンクリートを吹き付け
てある。このため、雨水が大量に排水溝に流れ、放射性物質を含んだ泥を海に
運んだ可能性があるという。
(ANN)
◆解説
降雨後に排水の濃度が高くなる状況は一般の会社でも起こり得ることです。次
のような状況が考えられます。
・降雨時の雨水混入により排水量が増加し、排水処理施設の沈殿槽からキャリ
ーオーバー(汚泥流出)することは珍しいことではありません。
・排気ダクトやスクラバーから排出されたミストや粉じんが屋根等に付着、堆
積し、それが雨により洗い流されるケースがあります。
・タンクでは、タンクに送液した分のヘッドスペース(気相部分)が排出され
ますが、そのガスが防液堤内に付着するケースや、荷下し時にこぼした液が
残留し、降雨時に洗い流されることもあります。
・晴天時には気付かない路上の油しみが油膜となって顕在化することは誰もが
経験しています。
・福島第一原発のこのケースのように小雨では流出することのない排水溝など
の泥分が、大雨により流されることもあり得ます。
化学物質を使用し、屋外に排出する事業所では、降雨時の排水の挙動を把握す
る必要があり、最低でもpHの変動は把握し、大きな変動があればその原因を
解明しておくことが期待されます。
★排水管理のベストプラクティスを「ESHエキスパート」でご紹介していま
す!
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採用されています。
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■労働災害の真相
◆解体業者、県に登録せず…神戸・足場倒壊 (4/5)
神戸市中央区のビル解体現場で3日、工事用の鉄製足場(幅約18メートル、
高さ約16メートル)が道路に倒れて通行人2人が重軽傷を負った事故で、解
体工事を請け負っていた2業者のうち「U工業」が、建設業の許可を持たず、
解体工事を行うための県への業者登録もしていなかったことがわかった。兵庫
県警は、安全管理が不十分だったとみて調べる。
県警や県によると、別の業者は「T組」で、事故当時はU工業の2人とT組の
1人の作業員計3人が、ビル3階部分の鉄骨や壁を重機で取り外す作業中だっ
た。
兵庫県によると、建設業許可のない業者でも解体工事は可能だが、その場合、
建設リサイクル法に基づき、都道府県に登録することが必要。さらに、8年以
上の実務経験を有するなど、経験や知識が豊富な「技術管理者」に工事を監督
させなければならない。違反の場合の罰則も定めている。
ところが、T組は建設業許可を得ていたのに、U工業は建設業許可がなく、業
者登録もしていなかった。同県によると、中小の解体工事業者は建設業許可の
ないケースが多く、その場合は、安全を維持するため登録が不可欠という。
同市中央区で建設業を営む男性は「事故前に現場を何度も見たが、資材が散乱
し、作業員も工事規模の割に少ない気がした。適切な安全管理をしていなかっ
たと感じる」と話した。
(読売新聞)
◆解説
解体には誰しもが費用を掛けたくありません。そのため、一般住宅などでは極
めて安価で解体工事が受注され、建設リサイクル法や労働安全衛生法が順守さ
れていないケースが目立ちます。
さらに建設業に関しては、次の記事に示されるような深刻な状況があります。
◇建設業で労災死亡事故急増 人手不足影響か 兵庫県内 (4/4)
兵庫県内の建設現場で労働災害による死亡者数が、今年1月から4月2日まで
で7人に上り前年同期(1人)に比べ急増していることが、兵庫労働局の調べ
で分かった。過去10年で最多のため、同労働局は3月末に業界に防止策の徹
底を要請したが、3日には神戸・三宮で工事用足場の崩落事故が起きた。同労
働局は労災急増の原因を分析し、さらなる対策を考える方針だ。
アベノミクスで公共工事や景気回復に伴い建設需要が高まる一方、建設現場で
は労働者の高齢化や人手不足で経験の浅い労働者が増えているという。
県内の全産業の労災死亡者数は減少傾向で、昨年は過去最少の36人だった。
ところが、今年に入って16人に上り前年の7人から倍以上に増加し、建設業
が約半数を占める。
建設業の労災死亡事故は、大半が足場の解体など高所作業時の転落。防止措置
をとっていなかったり、作業マニュアルが策定されていなかったりするなど
「基本的な対策ができていないケースが目立つ」(同労働局)とする。
(神戸新聞)
特に、工事を施工する際に受注者の代理として工事現場の運営、取り締まりを
行い、工事現場に”常駐”する必要がある「現場代理人」クラスの人材は、著
しく不足しているようです。
本メルマガの読者は、製造業の方々が多いのですが、発注者としてもこのよう
な状況を理解し、受注者任せにせず、建設工事の安全な運営に積極的に関与す
ることが期待されます。
★建設工事のリスクアセスメントに関連する法令を「ESHエキスパート」でご
紹介しています!
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html
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★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める
◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介
■今日の言霊
反省しても後悔せず
■新着情報
★改正省エネ法 4/1施行
・2012年度(平成24年度)の温室効果ガス排出量(確定値)について
・労働安全衛生法施行令第2条第3号に掲げる業種における安全推進者の配置
等に係るガイドラインの策定について
■環境不祥事の教訓
より詳細な解説と参考事例紹介
■労働災害の真相
より詳細な解説とベストプラクティス紹介
■環境事故・ニュースレポート
全国の事故・事件情報 8件
■労働災害レポート
全国の労働災害・書類送検情報 19件
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html
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(2回/月:第一、第三水曜日発行)
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ることになります。読者様も増え、実名を含む記事の紹介などの支障も懸念さ
れるためです。
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◇ info@esh.co.jp まで
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【発行元】
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