アンモニア漏れ：設備点検作業で重体 ８人けが－福岡・国立博物館
■■ ESHの解決策
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2009.3.18 No.227
企業の環境＆安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ご挨拶
ＷＢＣ連覇を狙う日本代表の第２ラウンド１回戦が日本時間の１６日早朝に行
われ、キューバに６－０で快勝しました。
という勝利のニュースを私は仕事中に知ったのですが、読者様の中には５時に
起きて試合を観戦された熱心な野球ファンの方もいらっしゃるのではないでし
ょうか？
強打者揃いのキューバをピッチャー陣がきっちり抑え、打線はつないで走る、
堅実な日本らしい勝利で、多くの睡眠不足の日本人を満足させてくれる内容だ
ったようですね。
次は本日（１８日）正午から韓国と対戦する予定です。今大会三度目の対戦と
なるわけですが、前回の雪辱を果たす意味でもＷＢＣ連覇を果たす上でも負け
られない戦いになります。応援も盛り上がっていきましょう。
ガンバレ、サムライジャパン！ （門）
———————————————————————-
■環境不祥事の教訓
◆交通事故：タンクローリー横転で廃液流出－長野の中央道 (3/4)
４日午前１０時４５分ごろ、長野県松本市神林の中央自動車道長野線（長野自
動車道）の下り線、塩尻北インターチェンジ（ＩＣ）－松本ＩＣ間で、タンク
ローリーと軽乗用車が接触する事故があり、タンクローリーが横転した。
松本広域消防局によると、けが人はいない模様。
県警高速隊などによると、タンクに入っていた工場廃液が側溝へ流出しており、
廃液は硫酸や次亜リン酸などを含んでいるという。同自動車道は下り線を一時
通行止めにして、消防などが回収作業を続けた。
◆解説
廃液を積んだローリーが横転することは在り得る事故ですね。
昨年8月の首都高でのタンクローリー横転火災が思い出されます。
排出事業者は、自社から排出した廃棄物に対する責任があり、多くの事業者が
中間処理施設や最終処分場の視察を実施していますが、収集運搬業者に対する
視察・指導はしているでしょうか。
ISOの審査の際にローリー車に対しては吸着マットなどのスピルキット（漏洩
対策用品）の確認をすることがありますが、多くの車両で搭載していない現状
を目の当たりにします。
「この前、使ってしまって補充を忘れていました」などの理由を言われますが、
点検項目に織り込んでおけば防げるミスです。
★委託契約書に基づく責任範囲や収集運搬業者に対する指導強化のベストプラ
クティスは、ESHエキスパートで詳述します！
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp
———————————————————————-
■労働災害の真相
◆アンモニア漏れ：設備点検作業で重体 ８人けが－福岡・国立博物館 (3/1
0)
９日午前１１時１０分ごろ、福岡県太宰府市の九州国立博物館の空調設備を点
検していた作業員ら９人が、設備から漏れたアンモニアガスを吸い、１人が意
識不明の重体【10日に死亡】となり、８人もけがをした。県警は業務上過失傷
害の疑いもあるとみて、関係者から安全確認の状況などを聴いている。
県警筑紫野署や同博物館によると、９人は管理会社やその下請けの社員で、ア
ンモニアを使って冷暖房する「アンモニアヒートポンプ冷凍機」の点検中だっ
た。アンモニア量を調整するパイプの自動弁の部品を交換するため、手動弁を
閉め機械内のアンモニアを空にする作業をしていた。
９日午前１１時１０分ごろ、空調設備の重度の異常を示す警報が鳴り、管理室
から２人が駆けつけたところ作業員が倒れていた。作業員は「部品を交換しよ
うとしたら突然、ガスが噴き出した」と話していたという。
（続報）
同日午前１１時１０分ごろ、異常を示す警報が鳴り、管理室から２人が駆けつ
けると作業員が倒れていた。通常、手動弁を閉めてパイプ内のアンモニアを空
にしてから自動弁の部品を交換するが、アンモニアが残っていた可能性がある
という。作業員らは「自動弁の部品を交換しようとしたら突然、ガスが噴き出
した」と話したという。
作業では防護メガネは着けていたがマスクはしていなかった。九博にアンモニ
アヒートポンプは７台あり、うち６台を休館日に順次、点検していた。
高圧ガス保安協会（東京）によると、アンモニアを使った冷凍・空調施設での
事故は、次のとおり増加傾向にある。
０５年 ７件
０６年 ８件
０７年１２件
◆解説
昔は冷凍機と言えばアンモニアが使われていましたが、危険有害性から夢の化
学物質と言われたフロンに代替され、オゾン層破壊の問題で再びアンモニアが
使用されるという皮肉な推移です。
写真にはボンベ式空気呼吸器（ライフゼム）を背負った捜査員が写されていま
すが、カートリッジ式のマスクでは不十分（吸着能力を超えてしまう）で、ラ
イフゼムがなければ救出することすらできないことでしょう。
★非定常作業の事前のリスクアセスメントについては、ESHエキスパートで詳
述します！
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp
———————————————————————
☆★☆ 読者様限定！ 年度末の特別サービス ☆★☆
環境安全衛生のご担当者に役立つ情報を提供する「ESHエキスパート」、役立
つ資料を提供する「ESHデータバンク」をメルマガ読者様限定で、年度末の特
別料金でご提供します。
メルマガ読者限定、３月３１日まで：２０％ＯＦＦ！
【ESHエキスパート（初年度購読料）】
法人：30,000円 → 24,000円 （税別）
個人：20,000円 → 16,000円 （税別）
【ESHデータバンク（初年度利用料）】
法人：70,000円 → 56,000円 （税別）
個人：30,000円 → 24,000円 （税別）
この機会に是非ともご入会ください。
⇒お申込みはこちら http://www.esh.co.jp/
なお、お申し込みの際には、申込書の質問・確認事項欄に「メルマガ読者」と
ご記入ください。
★オンライン情報マガジン「ESHエキスパート」好評提供中です！
【会員様の声】
電子部品製造会社で品質及び環境ＩＳＯの事務局を担当しています。
約１年前にインターネットから偶然アクセスし、内容を拝見した瞬間に「入会
金に見合う」と思いました。
毎月2回配信される【ESHエキスパート】の「新着情報」では法令の制・改内容
がコメント付きで分かり易く、「環境不祥事の教訓」は環境リスクアセスメン
ト、内部環境監査チェックシートのブラッシュアップに利用させていただいて
います。また、「労働災害の真相」は解説内容を自分なりに編集し、社内安全
衛生委員会に展開させていただいています。
これらの情報を毎月発行している「社内環境報告書」に盛り込み、内部コミュ
ニケーションのツールとしてＩＳＯ認証機関の審査員からもお褒めの言葉を頂
いています。
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp
無料サンプルがご覧いただけます。
———————————————————————
★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める
◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介
■今日の言霊
「今は幸せ、これからはもっと幸せ」
■新着情報
・諸外国における風力発電施設から発生する騒音・低周波音について
・オフセット・クレジット（J-VER)・温室効果ガス排出削減量の認証第１号
・カーボンフットプリント制度の在り方（指針）の公表
・労働安全衛生規則（足場等関係）を改正
・特化則改正（ニッケル化合物・砒素等）に係るパンフレット発行
■環境不祥事の教訓
より詳細な解説と参考事例紹介
■労働災害の真相
より詳細な解説とベストプラクティス紹介
■環境事故・ニュースレポート
全国の事故・事件情報１１件
■労働災害レポート
全国の労働災害・書類送検情報２０件
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp
———————————————————————-
本メルマガは、「ESHエキスパート」のダイジェスト版をお届けしています。
（２回／月：第一、第三水曜日発行）
メルマガは、発行者からは読者を知ることができず、不特定多数の方に配信す
ることになります。読者様も増え、実名を含む記事の紹介などの支障も懸念さ
れるためです。
どうぞご理解ください。
■ 『ESHエキスパート』の詳細及びお申込みはこちらから
→ http://www.esh.co.jp
★お申込みの際、≪質問・ご確認事項など≫欄に必ず「メルマガ読者」と
ご記入ください。
——————————————————————–
★このメールマガジンを皆様にとってより良いものとするために、読者の皆様
のご意見やご要望をお待ちしております。是非ともお寄せください。
◇ info@esh.co.jp まで
———————————————————————
★★★読者の皆様へESHデータバンクのご案内★★★
環境、安全衛生、ISO14001、OHSAS18001に関する有料の資料集サイト「ESHデ
ータバンク」のサービス、好評提供中です。
◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◇
【発行元】
環境ワークス株式会社
発行責任者 黒崎
★このメールマガジン転送はOKですが
掲載された記事の内容を許可なく転載する
ことを禁じます。問い合わせ下さい。 (C) Copyright -2008
———————————————————————-
