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NO.231

東大農学部:実験廃液ガス吸い学生軽症/東京

■■ ESHの解決策
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                          2009.5.20 No.231

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

いよいよ日本でも兵庫県や大阪府を中心に新型インフルエンザの拡大が本格化
してきました。両府県では感染の拡大を防ぐための臨時の休校措置も取られる
など事態は深刻さを増しています。

感染者の多くは高校生を中心とした若者ですが、感染者が集中する複数の高校
と接点が見当たらない人も相次いで判明し、ある銀行や店舗では休業や自宅待
機などの措置を取っているところもあるようです。徐々に社会活動への影響も
懸念され始めました。

大手企業の多くは、重要業務への影響を最小限に抑える「事業継続計画(BC
P)」を準備していますが、企業が持つBCPの多くは自然災害や強毒性の鳥
インフルエンザの流行を想定しているため、今回のような弱毒性の場合、既存
計画だけでは対策が厳しすぎると判断し、流行時に停止する業務範囲などにつ
いて見直すところも出ているそうです。

皆さまの職場ではいかがですか? (門)

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★新型インフルエンザ対応・マスクのご案内

前号においてマスクのご案内をしましたが、全て売り切れて現時点で入荷の目
途が立っていません。

ご了承ください。

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■環境不祥事の教訓

◆塩素ガス漏れ:また、住友化学工場で 3分間続く-新居浜/愛媛 (5/14)

13日午前10時8分ごろ、新居浜市の住友化学愛媛工場で塩素ガス漏れがあ
った。同工場によると、塩素ガス漏れは約3分間続いたが、けが人や気分の悪
化を訴えた人はなかった。同工場では先月15日にも別プラントで塩素ガス漏
れが発生し、同30日に県と市に対して再発防止報告書を提出したばかりだっ
た。

同工場によると、エポキシ樹脂の原料を製造しているプラントで、午前9時5
9分に配電盤を作動させたところショートし、塩素ガスを圧縮しているコンプ
レッサーが停止。中和しきれなくなった塩素ガスが流出し、同10時8分に
6.3ppmの漏れを検知。約3分間、塩素ガスが流出した。

今年3月28日に配電室の工事をした際、配電盤に工具が残っていたことがシ
ョートの原因という。

同工場では先月15日の塩素ガス漏れで、小学生を含む計32人が吐き気など
を訴え医療機関を受診した。

今回の事故に対し、再発防止などを要望していた佐々木龍市長は「再発防止対
策の報告書が出されて間もない時期だけに遺憾だ。再度、安全対策の徹底を求
めたい」とのコメントを発表した。

◆解説

本マガジンの読者はお気付きだと思いますが、本当に不思議なくらい事故は繰
り返されるものです。

自意識過剰になるためか、あるいは顕在化しやすくなっただけなのかは不明で
すが、ダメ押しのように再発することは、私自身も経験しています。

今回の事故原因である工具によるショートは、最終的にはメーカー出荷時から
既に残っていたものだったことが判明したようですが、いずれにしても配電盤
内の工具のために有毒ガスのプラントが停電するとは信じ難いことですね。

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■労働災害の真相

◆東大農学部:実験廃液ガス吸い学生軽症/東京 (5/19)

18日午後4時10分ごろ、文京区弥生1の東大農学部キャンパス生命科学総
合研究棟で、「化学実験中に薬品を吸い込んだ」と119番があった。消防隊
員や本富士署員が駆けつけると、1階の研究室で、女子学生(24)が手足の
しびれなどを訴えた。女子大生は軽症。

同署や東大広報グループによると、女子学生が実験で使用した廃液をためたポ
リタンク(容量10リットル)のふたを開けたところ、ガスが噴き出したとい
う。

◇MSN産経ニュースより抜粋の記事

「廃液の容器が爆発した」との通報があり、警視庁本富士署員や東京消防庁の
救急隊員らが駆けつけたところ、煙を吸い込んだ女子学生(24)が手足のし
びれを訴え、病院に搬送された。本富士署によると、実際には爆発ではなく、
容器から煙が出ていただけだったという。

同署の調べによると、18日午後4時ごろ、1階研究室内で、容器内の廃液が
くすぶりだし、煙が出始めた。女子学生が容器のふたをあけて容器内を確認し
ようとしたところ煙を吸いこんだ。

同棟の2階にいた男子大学院生(22)は「シンナーのような刺激臭がした。
せき込んでいる人もいて、自分も頭が痛くなった。1人の女性が呼吸がうまく
できないようで、手足がしびれているようだった」と話した。

◆解説

メディアにより記事の内容も異なり、現時点で詳細は不明です。

本年2月には島根大において廃液を混合したところ硫化水素が発生し、2000人
以上が避難する事故が起きていますが、同様に大学の廃液に関連する事故です。

混触を避けるよう分別することは大前提ですが、不明のガスに対しての対応に
も改善の余地がありそうです。

ある企業の研究室の事例ですが、同じ部屋内で研究員が各々異なった種類のマ
スクを着用していました。聞いてみると各々がカタログから選んでいるという
ことでした。

本来であれば、マスクはハイジニスト(衛生専門家)が、使用物質や作業環境
を勘案して選定するものです。この辺りも日本が遅れているところです。

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