工場経営コンプライアンスセミナーのご案内
■■ ESHの解決策
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2010.1.6 No.246
企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン
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◆ご挨拶
読者の皆様
新年明けましておめでとうございます。
本年が読者様にとって明るく充実した一年となることを祈念いたします。
さて、昨年はリーマンショックの影響で環境安全衛生(ESH)マネジメント
においても予算や人員上の制約等が大きかったことと存じます。しかし一方で
は京都議定書に関連した温室効果ガス関連や、CSRへの一層の社会的関心の
高まりなどESHに関連する私達への要求が高まった一年でもありました。
本年はそれらが更に高まり、ESHが経営に不可欠の要素として重要性を増す
一年となることは異論の余地がないところだと考えております。
そのような状況下において弊社では、経営理念である「環境安全衛生マネジメ
ントで社会に貢献する」ことを追求し、読者様に有用な情報を提供して参りた
いと決意を新たにしております。
本年もご愛顧、ご愛読のほどお願いいたします。
本年の読者様のご健康とご活躍を重ねて祈念いたします。
環境ワークス株式会社
代表取締役 黒崎 由行
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◆お知らせ
なぜ環境不祥事はとめられないのか?
国際レベルの解決策を提供する
工場経営コンプライアンスセミナー
(社)産業環境管理協会は、環境省の後援のもと標記セミナーを下記により開
催します。
弊社の黒崎も講師を務めますので是非ともご参加ください。
日 時:2010年2月23日(火)09:30-17:00
場 所:東京都千代田区(神田)
内 容:① 環境不祥事の実態と教訓
② 環境リスク、環境コンプライアンスの定義
③ 環境コンプライアンスのマネジメント
④ 環境コンプライアンス監査
⑤ 修了試験(受講者には修了証交付)
費 用:30,000円(JEMAI会員は18,000円)
(講師特典により本メルマガ読者様はJEMAI会員と同額により受講する
ことが可能となります)
定 員:30名
★詳細とお申込み方法
詳細は次のサイトをご覧ください。
http://www.biz.jemai.or.jp/kenshu/pg4.html
なお、お申込みは、上記サイトから「研修会お申し込み」ページにアクセスし、
3.工場経営コンプライアンスセミナーの申込用紙をダウンロードの上、FAXに
てお申し込みください。
なお、割引適用を受けるため、申込用紙の余白に必ず ”メルマガ読者”とご
記入ください。
本セミナーでは、一流のグローバル企業がどのようにガイドラインを策定し、
環境監査によりガバナンスを実践しているのかをお伝えします。現状でISO140
01による環境マネジメントシステムに不安を抱いている組織にはお薦めです。
なお、研修の充実を図るためにアンケートをお願いしております。ご協力をお
願いいたします。
→ http://www.iehsg.org/questionnaire0911.html
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■環境不祥事の教訓
◆塩素ガス漏れ:郡山の工場で、5人が軽傷/福島 (12/29)
28日午前10時55分ごろ、郡山市田村町の化学工業薬品製造「エンテツ化
工」(本社・さいたま市)の郡山工場から、「塩素ガスが漏えいした」と市環
境保全センターに通報があった。同社の男性従業員4人と隣接する会社の女性
社員1人が、目やのどの痛みを訴えたが軽傷とみられる。
同センターによると、液体塩素を貯蔵するボンベ(1トン)の安全弁が開き、
気化した塩素ガスが漏出していた。
◆解説
塩素ガスの漏洩事故ですが、隣接会社にも影響が及んでいます。
ISO14001の4.4.7「緊急事態への準備及び対応」において、多くの組織は自社
への影響のみが考慮されています。しかし、このケースのように隣接した会社
や住居への影響を考慮しておくことは不可欠です。
本ケースであれば、市の環境保全センターに連絡するとともに隣接企業に避難
を呼び掛けることが必要となります。(本ケースでの対応は不明)
ワーストケースを想定した準備及び対応となっているか見直すことが期待され
ます。
★施設設置の事前アセスメントのベストプラクティス(プロジェクトワイルド
の活用)を「ESHエキスパート」で紹介しています!
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html
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■労働災害の真相
◆工場爆発:4人死亡 汚泥除去作業中 大阪 (12/24)
24日午前8時50分ごろ、大阪市淀川区、森田化学工業の神崎川事業所から、
「4人が転落し負傷した」と119番があった。大阪府警によると、男性社員
4人が死亡した。4人は三フッ化ホウ素の貯蔵タンク上(高さ約8メートル)
でメンテナンス作業をしていたところ、突然、爆発があり、吹き飛ばされたと
いう。府警は業務上過失致死の疑いで捜査を始めた。
府警淀川署などによると、5人はこの日午前8時半から、工場建物内にあるタ
ンク内にたまった汚泥を取り除く作業をしていた。死亡した4人はタンクの上、
もう1人はタンク下にいた。タンク下にいた社員が電気ノコギリでタンクに穴
を開けていたところ、爆発が起きたという。
同署はノコギリで切断していた際に出た火花が何かに反応し、爆発した可能性
があるとみて、詳しく調べている。被害に遭った社員の中には、爆風で激しく
吹き飛ばされて工場の屋根を突き破り、屋根の上で見つかった人もいたという。
同社は、石油樹脂精製の触媒に使うため、三フッ化ホウ素を貯蔵していた。三
フッ化ホウ素は有毒だが、直接、引火することはない。
同社はリチウム電池用のフッ素化合物やガラスの乳白剤、人工血液・血管の原
料などの医薬品関係の製造・販売を手がけている。
◇01年にも死亡事故
森田化学工業神崎川事業所では、01年10月にも事業所内のバルブが壊れ、
作業していた社員1人がバルブから噴き出したフッ化水素酸を浴びて死亡。0
7年1月にも劇物の塩化水素ガスが漏出し、付近で作業していた廃材業者の従
業員2人がガスを吸い込んで軽症を負う事故があった。
◆解説
本マガジンでも何度も何度もお伝えしている工事中の爆発事故です。
同社は「作業前にタンク内の三フッ化ホウ素は除去した」と説明していますが、
事故発生直後に「わずかに三フッ化ホウ素のにおいがした」とも話しており、
捜査本部が調べています。
三フッ化ホウ素は水との化学反応でフッ化水素酸を発生、フッ化水素酸はさら
に鉄と反応して水素を発生させた可能性があります。
一方、着火源としては、電気ノコギリで鉄製タンクに穴を開ける加工中であっ
たとのことで電気ノコギリで鉄を切断する際の火花が疑われます。
三フッ化ホウ素自体は不燃性であり、事前に除去したとのことで爆発のリスク
は考慮していなかったのかもしれません。
非定常作業、特に工事前のリスクアセスメントの重要性を再認識させられる事
故です。
★危険作業許可システムのベストプラクティス(米国の実例)を「ESHエキス
パート」でご紹介しています!
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★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める
◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介
■今日の言霊
「人生は短距離レースの連続である」
■新着情報
・平成20年度の電気事業者別実排出係数・調整後排出係数等の公表について
・エコアクション21ガイドラインの改訂に関する説明会の開催について
・企業・事業者のための土壌汚染対策セミナー開催について
■環境不祥事の教訓
より詳細な解説と参考事例紹介
■労働災害の真相
より詳細な解説とベストプラクティス紹介
■環境事故・ニュースレポート
全国の事故・事件情報8件
■不法投棄関連情報
全国の不法投棄情報2件
■労働災害レポート
全国の労働災害・書類送検情報15件
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html
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本メルマガは、「ESHエキスパート」のダイジェスト版をお届けしています。
(2回/月:第一、第三水曜日発行)
メルマガは、発行者からは読者を知ることができず、不特定多数の方に配信す
ることになります。読者様も増え、実名を含む記事の紹介などの支障も懸念さ
れるためです。
どうぞご理解ください。
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のご意見やご要望をお待ちしております。是非ともお寄せください。
◇ info@esh.co.jp まで
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★★★読者の皆様へESHデータバンクのご案内★★★
環境、安全衛生、ISO14001、OHSAS18001に関する有料の資料集サイト「ESHデ
ータバンク」のサービス、好評提供中です。
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【発行元】
環境ワークス株式会社
発行責任者 黒崎
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