弊社がカーボンオフセットを実施し、関連サービスを開始
■■ ESHの解決策
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2008.11.5 No.218
企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン
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◆ご挨拶
秋真っ盛りです。各地からは紅葉の便りも届き、目にも美味しい季節となりま
した。
食欲の秋でもありますが、中国製食品、事故米、産地偽装、カップ麺の容器か
ら防虫剤検出、ハム工場地下水からシアン化合物検出など、食の安全を揺るが
す問題が後を絶ちません。本当に恐ろしいことです。
以前参加したセミナーで講師の方が某大手パン会社2社を例にとり、「食パン
の裏面の表示を確認すると、これだけ添加物の種類が違うんですよ。安全のた
めには買うときに『手首の運動』(商品をひっくり返すこと)を惜しまないこ
とです」とおっしゃっていましたが、最近ではスーパーでも製造国を確認する
ために手首の運動をしている人をよく見かけます。
食に限ったことではありませんが、消費の多様化・複雑化に対応するために、
消費者自身が考えて行動する必要性を強く感じる今日この頃です。 (門)
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■お知らせ
◆ 弊社がカーボンオフセットを実施し、関連サービスを開始
ESHエキスパートを発行する弊社:環境ワークス株式会社は、10月28日、弊社
が2008年度(2007/7-2008/6)に発生した次のCO2、13トンを国連認
証クレジット(排出権)を購入することにより相殺する、カーボンオフセット
を完了しました。
・オフィスの電力
・公用車の燃料
・通勤車両の燃料
・出張時に電車や飛行機ににより発生するCO2
環境ワークスでは、今後、自社のカーボンオフセットの経験と次の保有資格を
ベースとして、カーボンオフセット・プロバイダーのジーコンシャス社と提携
し、カーボンオフセットに関連するコンサルティングや排出量算定などの支援
サービス提供をスタートします。
【関連資格】
・エネルギー管理士
・CDMバリデーター・ベリファイヤー(経済産業省)
・温室効果ガス主任検証員(英国規格協会)
・定量的環境情報ラベルシステム審査員(産業環境管理協会、含LCA研修)
ご興味がある方はお問い合わせください。
→ info@esh.co.jp
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■環境不祥事の教訓
◆自主回収:伊藤ハム、194万袋回収 基準値超えるシアン化合物含有の地
下水使用 (10/26)
大手食品メーカー「伊藤ハム」(兵庫県西宮市)は25日、同社東京工場(千
葉県柏市)でくみ上げ、製品加工過程に使用した地下水から基準(1リットル
当たり0.01ミリグラム以下)の倍の0.02~0.03ミリグラムのシアン
化合物を検出したと発表した。
同社は「あらびきグルメウインナー」など、沖縄を除く全国46都道府県に出
荷した13商品計約267万袋のうち、賞味期限内の194万袋の自主回収を
始めた。
◆教訓
地下水汚染が食品安全に影響を及ぼすという特殊で重大なケースです。
初めから周辺にはシアンを使う工場はなく、産経新聞が「工場の約300メート
ル東に旧日本軍の『毒ガス室』と呼ばれた施設が存在していた」ことが水質汚
染の原因、と報道したことについても「毒ガスとは全く関係無い施設」で、汚
染物質が出るわけがない、と断言されました。
柏市が10月27日に同工場が使用していた井戸を含む36箇所の井戸水を検査、シ
アンは検出されなかったと発表し、「霧の中」に迷い込んだ形となりました。
シアンの有無については今後の調査が待たれますが、最も教訓とすべきはその
後の連絡状況です。
地下水の異常についての報告の経緯は次のとおりです。
▼東京工場の現場から工場長に報告されたのは、初めて異常値が確認された9
月24日から約3週間後の10月15日
▼同社役員クラスへ報告されたのは、さらに7日後の同月22日で、最初の異
常確認から1カ月が経過
▼柏市保健所へ初めて相談に行ったのも23日
▼基準値を超えたことを重視した同保健所は23、24日に事情を聞き、公表
するよう指示
即座に手を打っていれば194万袋もの食品を自主回収せずに済んだのです。
9月の3カ月定期検査(9月24日)、再検査(10月2日)、10月の年検
査(同15日)の3回にわたって異常を確認した井戸水を、10月15日まで
使用し続けていたのは食品会社としては致命的な対応ですね。
最近、内部統制において”エスカレーションシステム”という言葉を良く聞く
ようになりましたが、適切に報告が上がらない状況は残念なことです。
★適切な報告のベストプラクティスは?
ESHエキスパートで詳述します!
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp
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■労働災害の真相
◆労働安全衛生法違反:保護帽なしで荷降ろし、作業員死亡 運輸会社を書類
送検/兵庫 (10/21)
尼崎労働基準監督署は20日、従業員にヘルメットを着用させずにトラックの
荷台の上で荷降ろし作業させたとして、和歌山市西浜の運輸会社T社と同社の
男性社長(68)を労働安全衛生法違反容疑で神戸地検に書類送検した。従業
員の男性は6月23日午前6時から7時にかけてロープをほどく作業中に荷台
から落ちて頭などを打ち、同月26日、急性硬膜下血腫、肺挫傷などで死亡し
た。
同法に基づく規則では、最大積載量が5トン以上の貨物自動車の荷を降ろす作
業を行う時には労働者にヘルメットの着用を義務づけている。同署の調べでは、
同社は今年2月1日と6月23日の2回にわたり、尼崎市築地2の市道上で男
性従業員が貨物自動車の上でロープ解き作業をする時に、ヘルメットを着用さ
せなかった疑い。
◆解説
トラックによる荷積み、荷降ろし作業は多くの事業所で行われている作業です
が、その際にヘルメットを着用していない、または、あご紐を締めていない状
況は散見されますね。
運送会社の問題として放置するのではなく、荷主として事業所内の作業ではヘ
ルメットの着用徹底を図っていただきたいものです。
★法令の根拠は?
ESHエキスパートで詳述します!
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp
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◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介
■新着情報
・排出量取引の国内統合市場の試行的実施」の参加者募集開始
・カーボン・オフセットの取組に係る信頼性構築のための情報提供ガイドライ
ンの公表について
・「労働時間適正化キャンペーン」の実施について
■環境不祥事の教訓
より詳細な解説と参考事例紹介
■労働災害の真相
より詳細な解説とベストプラクティス紹介
■環境事故・ニュースレポート
全国の事故・事件情報38件
■労働災害レポート
全国の労働災害・書類送検情報48件
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp
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より緊密なコミュニティに対して、より充実した情報をお伝えしようと変更に
踏み切りました。
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【発行元】
環境ワークス株式会社
発行責任者 黒崎
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