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NO.269

強風:作業員2人死亡 橋建設、40メートル転落-富山・射水

■■ ESHの解決策
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                          2010.12.15 No.269

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

今年も残りわずかとなりました。年の瀬を迎えお忙しい毎日をお過ごしのこと
と思います。

先日、恒例の「今年の漢字」が発表となりました。今年の漢字は「暑」。記録
的な猛暑と、それに伴う熱中症患者や野菜の価格高騰、チリの落盤事故で暑い
環境に耐えた作業員らの救出劇などが選ばれた理由だそうです。

確かに今年の夏は暑かったですね。そして多発する異常気象も含め、地球の環
境汚染が確実に拡がっていることを感じずにはいられません。

さて、今年のメルマガは本号で最後となります。本年もご愛読を賜り誠にあり
がとうございました。来年も皆様のお役に立つ情報を発信すべくスタッフ一同
努力してまいりますので、引き続きご愛読賜りますようお願い申し上げます。

なお、次号は1月7日(金)の発行となります。

年末年始でご多忙とは思いますが、ご自愛のうえ、良い新年をお迎えください。
(門)

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■環境不祥事の教訓

◆3件の路上漏洩事故発生

(1)資生堂の乳液1トン路上に流出 滑ったか?バイク転倒で2人軽傷 (12
/4)

3日午後4時50分ごろ、神奈川県鎌倉市の資生堂鎌倉工場から「製造した乳
液が、搬送中の大型トラックから路上に漏れだした」と県に連絡があった。県
によると、乳液約1トンが流出し、鎌倉市内の県道などに約3キロにわたって
広がっていた。

県警大船署によると、同日午後、トラックが走った後の鎌倉市岩瀬の交差点で
オートバイとミニバイクが相次いで転倒。相模原市の郵便配達員の男性と鎌倉
市の無職女性が腹や顔を打ち、軽傷を負った。乳液で滑った可能性があるとみ
て調べている。

県によると、トラックの運転手は鎌倉市と横浜市栄区の境付近で乳液が漏れて
いるのに気付いた。県と資生堂などが、路上の乳液をふき取る作業を進めてい
る。

(2)タンクローリーから塩酸漏れ、けが人なし/愛知 (12/9)

9日午前0時55分頃、愛知県刈谷市今岡町の運送会社「ビューテックローリ
ー」の駐車場に止めてあるタンクローリーから、白い煙が出ていると付近住民
から119番があった。

タンクローリーに積載された塩酸が漏れ出しているのを確認したため、消防が
放水をし、希釈した。

愛知県警刈谷署の発表によると、タンクローリーは塩酸8500リットルを積
載していたが、漏れ出したのは50~100リットル。タンク前方にある液量
計にひびが入っており、そこから塩酸が漏れ出していた。周辺道路が約2時間
通行止めとなったが、けが人はいなかった。

タンクローリーは、8日午後2時頃、名古屋市港区で塩酸を積み、同日午後3
時頃、現場となった駐車場に到着。9日に同県碧南市の塩酸加工会社に運搬予
定だった。このタンクローリーの男性運転手(45)が8日午後3時頃にタン
クローリーを点検した際には異常はなかったという。

(3)甲賀市で大型タンクローリーが横転し、灯油漏れ (12/11)

10日午後3時15分ごろ、甲賀市の国道307号交差点で大型タンクローリ
ー(約10トン)が横転。信号機に衝突し、積んでいた灯油が漏れ出した。漏
れた灯油は、警察や消防が薬剤や吸着材で拭き取った。

(続報)甲賀のタンクローリー事故、川に油流出 滋賀 (12/12)

10日午後、甲賀市水口町杣中の国道交差点でタンクローリーが横転し道路に
灯油が流出した事故で、県は流出した灯油が近くの野洲川支流の杣川(そまが
わ)に流入したと発表した。また、野洲川にある水口浄水場(甲賀市水口町水
口)の取水口では油臭を確認。浄水場に影響がないか注意している。県による
と、タンクローリーからは約6キロリットルの灯油が漏洩(ろうえい)。一部
が水路や池などを通じて杣川に流れ込んだという。

11日午前3時ごろには、事故現場から約7キロ離れた野洲川の水口浄水場取
水口(湖南市朝国)で油臭を確認。浄水場を管理する県企業庁が事故対策本部
を設置し処理している。

◆解説

運送中の漏洩事故が3件続きました。

乳液の漏洩は、神奈川県のHPによれば、11tトラックに1トンコンテナで搬出
し、運搬していたところ漏出したとのことです。

いずれも警察、消防、県環境保全課などが対応しており、緊急事態の際の行政
との連携が重要なことがわかります。

貴社が運送会社でないとしても、一般には「荷主」、毒劇物であれば「荷送
人」、廃棄物であれば「排出事業者」としての責任があり、自社に関連する運
搬時の漏洩や飛散等に配慮する必要があります。

運送業者等への監査など管理強化の教訓とすべき事例といえます。

★輸送会社に対する荷主としての確認事項について「ESHエキスパート」でご
紹介しています!

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   採用されています。

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■労働災害の真相

◆強風:作業員2人死亡 橋建設、40メートル転落-富山・射水 (12/4)

日本海上で台風並みに発達した低気圧の影響で、全国的に大荒れとなった日本
列島は3日、各地で強風による被害が相次いだ。一方で低気圧や前線が通過し
た東日本では南から暖かい空気が流れ込み、季節外れの暑さに見舞われた。

3日午後1時55分ごろ、富山県射水(いみず)市堀岡新明神で建設中のつり
橋「新湊大橋」で、橋げたからつり下げていた作業用ゴンドラが強風にあおら
れ、約40メートル下の地面に転落した。ゴンドラごと落下した、作業員の男
性2人が全身を強く打ち、搬送先の病院で死亡した。

富山県警射水署によると、2人はこの日朝から、橋げたの下に建設中の歩道に、
部品を取り付ける作業をしていた。現場では事故直前の午後1時50分ごろ、
風が強くなったため作業の中止が指示されたところだったという。事故を目撃
した工事関係者は「ゴーッという風の音がして落ちた。ゴンドラが壊れる音は
全く聞こえなかった」と話した。

富山地方気象台によると、現場から約5キロ西の高岡市伏木では、同日午後1
時57分に最大瞬間風速21.7メートルを記録した。

◆解説

この日は全国的に強風が吹き荒れた日でした。強風下での高所作業での転落事
故は珍しいことではありません。

労働安全衛生上は悪天候時の作業禁止を求めています。建設業者はもちろん、
工場等の構内の工事についても留意が必要です。

特に誰が判断すべきか、判断者を明確にして早めに判断することが重要です。

★この事例に関連する法令を「ESHエキスパート」で解説しています!

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◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■今日の言霊

 行き過ぎる船の灯りは頼りにならない。
 星を見て進路をとることを学ぶべきだ。

■新着情報

・「環境にやさしい企業行動調査」の結果について

・「快適職場づくり事例集」のパンフレット

■環境不祥事の教訓

 より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報8件

■不法投棄関連情報

 全国の不法投棄関連情報1件

■労働災害レポート

 全国の労働災害・書類送検情報12件

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