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NO.405

新日鉄住金製鉄所で配管破裂 点検中の作業員死亡/茨城

■■ ESHの解決策
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                          2016.8.24 No.405

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

2週間にわたり熱戦が繰り広げられたリオオリンピックが閉幕しました。メダ
ル総数は史上最多の41個となり、日本選手の勇姿に大いに盛り上がった大会
でしたね。特に若手選手の活躍ぶりは4年後の東京オリンピックに向けて期待
が高まります。

それぞれのメダルシーンはとても感動的で比較することはできませんが、バド
ミントン女子ダブルスのタカマツペアが第3ゲームで追い詰められながらも脅
威の粘りで逆転し、史上初の金メダルを獲得した決勝戦は圧巻の一言でした。
最後まで諦めない姿勢に勇気をもらった気がします。

また、苦しみながらも団体で銅メダルを獲得した卓球女子の福原選手のインタ
ビュー映像は、何度観てももらい泣きをしてしまいました。

オリンピックで感動を与えてくれた選手たちに感謝するとともに、来月7日か
ら開幕するパラリンピックでも日本選手が活躍してくれるよう、精一杯、声援
を送りたいと思います。 (門)

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★ 御礼とお願い【労働安全衛生に関するアンケート】

別メールで読者の皆様にご協力をお願いしましたアンケートですが、多くの方
々にご協力をいただきました。厚く御礼申しあげます。

引き続き、ご協力をお願いしておりますので、未だの方は是非ともご協力をお
願いいたします。

《アンケートについて》

弊社代表の黒崎は現在、大学院に通っており、修士論文のテーマを労働安全衛
生マネジメントとしております。

その修士論文のためのアンケートに、読者の皆様にご協力いただきたく、お願
いをしております。

企業の労働安全衛生管理に携わる方々が、自社の現状の管理をどのように自己
評価しているかを把握することが目的です。

簡単な選択式のアンケートで、5分程度で完了します。
お名前や貴社名もご記入不要で、個別データを開示することは、全くございま
せん。

なお、ご協力いただきました方には、御礼の気持ちとして、もれなく次の弊社
オリジナル資料をご提供いたしております。

「ISO45001と安全文化の関係」

★ アンケートは次のURLにアクセスし、ご協力ください;

https://creativesurvey.com/ng/reply/0bca35513ae722887bb15f7b2e8e3a

(アンケートの最終ページまで進みますと、自動的に移る専用サイトから、
御礼資料をダウンロードいただけます。)

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■環境不祥事の教訓

◆塩素ガス 浄水場で発生 嘱託職員が薬品誤注入/福井 (8/7)

5日午後4時20分ごろ、若狭町藤井の町簡易水道施設「松尾山浄水場」で、
薬品タンクから塩素ガスが発生した。作業をしていた町の男性嘱託職員(6
0)が体調不良を訴えたが、その後回復した。三方消防署などの調べで、薬品
の誤注入が原因と判明した。

同署などによると、施設1階の作業場で男性嘱託職員が、泥などの沈殿に用い
るポリ塩化アルミニウム溶液のタンクに溶液を補充しようとしたところ、誤っ
て水道水消毒用の次亜塩素酸ナトリウム溶液を注入した。直後に刺激臭が発生
したため、職員は屋外に避難し、町水道課を通じて消防に通報した。周辺住民
への健康被害や水質への影響はなかった。

2種類の溶液は、同じタイプの小型タンクにそれぞれ貯蔵され、タンクは二つ
とも同じ黄色だった。町は職員が勘違いしたとみて、タンクを撤去するととも
に、補充作業を今後、業者に委託するよう改めた。

町水道課は「ありえないミスで事故を起こし、おわびします」とコメントして
いる。
(毎日新聞)

◆解説

このメールマガジンでも何度もお伝えしている薬品の誤注入が、またしても発
生しました。

周辺住民への影響はなかったようですが、環境上も労働安全衛生上も大きな事
故に繋がる可能性があります。

別の記事では、「担当の男性嘱託職員(60)が町の調査に『仕事に追われ慌
てていたため、誤って注入した』という趣旨の説明をしていることが分かっ
た」とあります。

2014年から従事者が一人に減員されたとの事情もあるようです。

薬品タンクが、二つとも黄色い小型の同タイプのタンクだったとのことで、ヒ
ューマンエラー防止の点でも不十分だったようです。

対策として、”補充作業を今後、業者に委託するよう改めた”とありますが、
請負業者に丸投げするだけではなく、適切に管理することがISO14001において
も求められています。

★ISO14001:2015の外部委託プロセスの管理に関する要求事項を「ESHエキスパ
ート」で解説しています!

【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html

  ☆【ESHエキスパート】は大手ISO審査機関に審査員教育用資料として
   採用されています。

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■労働災害の真相

◆新日鉄住金製鉄所で配管破裂 点検中の作業員死亡/茨城 (8/17)

17日午後3時10分ごろ、茨城県鹿嶋市の新日鉄住金鹿島製鉄所の第一送風
発電所で、製鉄所内の高炉を冷やすための風を送る配管が破裂し、近くの足場
で配管の点検作業をしていた作業員(24)が約20メートル吹き飛ばされた。
男性は現場で死亡が確認された。

県警鹿嶋署によると、配管は直径約2メートルの鉄製で、地上から高さ約7メ
ートルの位置にあり、当時は空気漏れなどの点検作業をしていた。配管の一部
がめくれ上がっており、同署は漏れた空気の風圧で被災者が吹き飛ばされ地上
に転落したとみて、詳しい事故原因を調べている。
(niftyニュース)

◆解説

インターネット上に詳細情報がありました。

http://blogs.yahoo.co.jp/sttroshin/14351769.html

以下に抜粋します;

被災者は、日鉄住金テックスエンジ(株)の下請けのさらに下請けの社員(24
才)。勤続年数0年7ヶ月、作業経験0年7ヶ月。

被災者は、ほかの同僚3名と共に送風配管伸縮継手のエアー漏れ部を鋼板で密
閉する作業をしていた。

高所にあるので足場組み、送風配管伸縮継手のエアー漏れ補修が完了したので、
鋼板で密閉した部分の内圧を上げてエアー漏れを確認する作業していた。

そのとき配管を巻いている鋼板が内圧で破断し剥がれ、被災者はその衝撃を受
けて転落したものと推察される。

上記のサイトには写真や報告書が掲載されていますが、鋼板がめくれ上がって
いる様子は信じ難く、経験7ヶ月の被災者はお気の毒でなりません。

ひ孫請けの業者の事故ですが、死亡事故が相次ぐ同社で、危険な工事や安全帯
の未着用がどうして避けられなかったのか不思議でなりません。

修理工事の発注者や元請けのエンジニアリング会社の責任は重大です。

★請負作業における発注者の作業指揮の重要性を「ESHエキスパート」で解説
しています!

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★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める

◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■今日の言霊

  勝ちたいという感情ですら邪念だ

■新着情報

・平成28年度土壌汚染対策セミナーの開催について

■環境不祥事の教訓

 より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報 4件

■労働災害レポート

 全国の労働災害・書類送検情報 16件

【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html

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