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NO.326

日吉津の下水処理場汚水流出:環境に影響なし/鳥取

■■ ESHの解決策
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                          2013.5.8 No.326

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
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◆ご挨拶

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?概ね晴天に恵まれた今年のお
休み、屋外で楽しく過ごされた方も多いのではないでしょうか?

我が家では渋滞を避けて毎年近場の公園などで過ごしているのですが、今年は
私の年来の希望だったネモフィラを見るために茨城県にある「ひたち海浜公
園」に遊びに行ってきました。ちょうど花の見頃を迎え、青空のようなブルー
の花が見渡す限り咲き誇り、遠くから見ると人々が青空を散歩しているかのよ
うな素晴らしい景色でした。

ゆっくり休んでリフレッシュされた方、遊びすぎてお疲れモードの方等いらっ
しゃるかと思いますが、またお仕事頑張ってまいりましょう!(門)

■今月は第二・四水曜日の発行となります。次号は22日(水)です。

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します。

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■環境不祥事の教訓

◆日吉津の下水処理場汚水流出:環境に影響なし/鳥取 (5/2)

日吉津村営下水処理場「ひえづ浄化センター」から処理途中の汚水が農業用排
水路に流出した事故で、同村は1日、流出した汚水の水質のSS(浮遊物質
量)が下水道法の基準値を超えたものの周辺環境への影響はなかったと発表し
た。

4月22日に排水路への汚水流出が見つかった。調査の結果、余剰汚泥ポンプ
の操作ミスで、同19日から計約2820立方メートルが流出。水質はSSが
1リットル中63~117ミリグラムで、下水道法の基準値の同40ミリグラ
ムを超えたが、周辺で水質汚濁は見られなかったとしている。

◆解説

日吉津村役場のHPに 「【お詫び】ひえづ浄水センター(下水処理場)から
の濁り水の流出について」と題して状況が掲載されています。

事故の発生原因については次のとおり記されています。

余剰汚泥ポンプの操作ミス(余剰汚泥引き抜き後にポンプを停止しなければな
らないところを運転状態のまま)のため、オキシデーション・ディッチ(曝気
槽)及び最終沈殿池の水量が増加して、沈殿しない活性汚泥が最終沈殿池から
越流し、その後、消毒槽を経由して放流口から海川排水路へ流出しました。

また、今後の対応については次のとおり記しています。

・維持管理職員の研修を行うとともに、役場職員による巡視の徹底を行います。
・維持管理方法等の再確認を実施します。
・各機器の再点検及びメンテナンスを実施します。

この事故のポイントは、当該処理場の運転を維持管理委託業者に委託していた
ことです。

今日、多くの組織が排水処理施設の運転を外部委託しています。適切な外部委
託業者の管理ができているか見直す契機として欲しいと考えます。

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   採用されています。

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■労働災害の真相

◆サムスン電子工場、またフッ酸漏出 (5/3)

1月にフッ化水素(フッ酸)の漏出事故が発生した京畿道華城(キョンギド・
ファソン)のサムスン電子半導体ラインで、再びフッ化水素酸(注:フッ酸の
溶液)が漏れ出た。この事故で現場にいた作業者3人が負傷して病院に運ばれ
た。

サムスン電子や警察・消防当局によれば1日午前11時30分ごろ、サムスン
電子華城工場11ラインの化学物質中央供給施設で、フッ酸タンク交替作業を
している間にフッ酸が漏れ出た。

これによって作業中だった協力業者のソンドENG(株)の職員6人のうちA
さん(45)ら3人にフッ化水素酸が飛び散った。彼らは腕や胸部の皮膚に発
疹ができるなどの異常症状が出て、近くの亜洲(アジュ)大学病院に運ばれた。

Aさんらは1月の事故発生以後、使っていないフッ化水素保管タンクを交替す
るためにこの日午前8時20分ごろに現場に入り、タンクに連結された配管を
機械で切断して撤去していたところだった。当時、作業者は耐酸グローブ、ゴ
ーグル、防じんマスクを着用した状態で作業していた。しかし、はしごに上が
って作業をするのに耐酸長靴ではない一般安全靴をはいて作業をしていたこと
が分かった。

事故が起きるとすぐにサムスン側は社内消防隊を出動させ、消石灰を利用して
中和作業を終えて午後2時35分ぐらいに雇用労働部などに申告した。
(中央日報)

◆解説

韓国の事例とはいえ、教訓としたい災害事例です。

フッ酸については、今年3月に静岡県の男が想いを寄せていた女性の靴にフッ
酸を塗り、足の指5本を切断させたというニュースが世間を震撼させたことが
ありました。

フッ化水素は体内のカルシウムイオンと結合してフッ化カルシウムを生じる反
応を起こすので、骨を侵します。濃度の薄いフッ化水素酸が付着すると、最初
は気付かない程度でも数時間後にうずくような痛みに襲われます。生じたフッ
化カルシウム結晶の刺激によるものです。

また、浴びた量が多いと死に至ります。これは血液中のカルシウムイオンがフ
ッ化水素によって急速に消費されるために、血中カルシウム濃度が低下し、し
ばしば重篤な低カルシウム血症を引き起こすためです。

皮膚に付着した場合は、速やかに大量の水で10分以上洗い流し、体内吸収量を
少なくするために外部からカルシウムを補いながら、速やかに医療機関を受診
します。

医療機関では、血中カルシウム濃度を確認しながら。必要に応じてカルシウム
製剤の投与を行います。また、その際に他の症状があればその治療も同時に行
います。

フッ酸を取り扱う職場においては、グルコン酸カルシウムを準備し、フッ化水
素酸を使用する職場近くに常備することが不可欠です。

また、フッ酸が付着した際の事故時の処置手順を備え訓練しておくことも不可
欠です。

★本件に関連する法令と委託業者の個人用保護具について「ESHエキスパー
ト」で解説しています!

【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html

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◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■今日の言霊

  来た球を打て!

■新着情報

・JABが国内ISO認証組織件数を発表 OHSAS18001は1,603件

・平成25年度「全国安全週間」

■環境不祥事の教訓

 より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報 9件

■労働災害レポート

 全国の労働災害・書類送検情報 27件

★不祥事・災害事例の出典:明記のないものは毎日新聞

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