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NO.467

特集SDGs

■■ ESHの解決策
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2019.3.20 No.467

企業の環境&安全衛生、ISO14001、ISO45001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

「座りすぎのリスク」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?「座りす
ぎ」すなわち「座って動かない生活」は肥満や糖尿病、高血圧、がんなどの病
気を誘発し、その結果、死亡リスクを高めるというものです。

世界中の研究者から様々な報告がされていますが、長時間座り続けることで太
ももが圧迫され、血流が悪くなることに原因があるようです。

週末にスポーツジムで体を動かして健康には気をつけている、朝晩の通勤で歩
いているから大丈夫、と思いがちですが、研究によるとこまめに動くことが大
切なのだとか。

仕事に集中するあまり、何時間も座りっぱなしという方も多いと思いますが、
30分に一度、難しければ最低でも1時間に一度は軽い歩行を行うことが理想だ
そうです。席を離れることが難しいようなら、その場でかかとを上げ下げした
り、軽くひざを曲げたりするだけでも効果があるそうです。

「座りすぎリスク」に心当たりがある方は是非お試しください。(門)

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★『ISO 45001 実践ハンドブック』好評発売中!

弊社代表の黒崎が執筆した『ISO 45001実践 ハンドブック』、好評発売中です。

ご購入は大手書店、または次のサイトからどうぞ。

労働調査会: http://www.chosakai.co.jp/publications/21775/

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【Amazonでご購入いただいた読者様への御礼とお願い】
多くのメールマガジン読者様にご購入いただき、厚く御礼申し上げます。
カスタマーレビューへの書き込みもいただけますと大変に嬉しく存じます。
ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

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◆お知らせ

あるISO 45001の書籍を読んでいたら、KYTが”OHS機会”だと記されていまし
た。本当でしょうか?
そんな疑問を開発者に直接聞けるセミナーがあります。

↓ ↓ ↓

◆ISO 45001 チャールズ・コリー再来日特別セミナー

ISO 45001を開発したPC283の事務局長チャールズ・コリー氏が再来日し、特別
セミナーを開催します。

前回の2018年6月の来日セミナーでも「他では聞けない話だった」と大変にご
好評をいただきました。今回はさらに充実を図り2日間で開催されます。

弊社黒崎は海外出張で参加できませんが、弊社シニアEHSコンサルタントで
「送検理由に学ぶ安衛法の理解」の共著者でもある鈴木剛氏も講師として参加
します。

2019年6月20日(木)13:30~18:00、6月21日(金)9:30~17:00
主催:BSIグループジャパン、協賛:CQI|IRCAジャパン、後援:労働調査会

なお、本メルマガの読者様は10%引きで参加することが可能です。

詳細は次のサイトをご確認ください。

https://www.bsigroup.com/ja-JP/iso-45001/iso-45001-training-courses/seminar-Jun/

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■環境不祥事の教訓

◆特集SDGs

今号では特筆すべき環境不祥事が存在しませんでしたので、多くの方々が関心
を持ちつつ、特にISO 14001において取組み方法が不明だとご相談を受けるこ
との多いSDGs(持続可能な開発目標)を特集します。

SDGs(Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニア
ム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された
「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年
までの国際目標です。

持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,
地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓ってい
ます。(外務省HPより)

SDGsの活用の前に改めてCSR(企業の社会的責任)を再確認する必要がありま
す。

欧州委員会が2011年に発表した「CSRに関するEU新戦略2011-2014」における
CSRの定義は不変だと考えます。
CSR:「企業の社会への影響に対する責任」
・共通価値の創造を最大化すること
・企業の潜在的悪影響を特定、防止、軽減すること

共通価値の創造(CSV)とは、企業が社会ニーズ(社会課題の解決)に対
応することで経済的価値と社会的価値をともに創造すること。

このCSRの定義から、自社が解決できる可能性のある「社会課題」と自社の
「潜在的悪影響」を見出すことが重要ですが、そこでSDGsの169のターゲット
を利用することが可能です。

つまり、169のターゲットから自社に関連するテーマを取り上げれば良いので
す。

ISO 14001においては、4.1外部・内部の課題で取り上げることによりEMSに反
映することが可能です。

まずは、169のターゲットを確認することをお薦めします。

★17のゴール・169のターゲットにおいて、多くの企業に関連する可能性があ
る環境関連ターゲットの事例を「ESHエキスパート」でご紹介しています!

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

☆【ESHエキスパート】は大手ISO審査機関に審査員教育用資料として
採用されています。

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■労働災害の真相

◆元工場長ら男女2人を書類送検 工場の爆発事故で1人死亡/福島(3/7)

2017年、福島市の菓子工場で起きた爆発事故で、当時の工場長ら2人が書類送
検された。

この事故は、2017年の3月、焼き菓子などを製造する食品工場でガスオーブン
が爆発し、男性従業員(当時50)が死亡したもの。

その後の調べで、ガスを供給する安全装置が壊れていたにもかかわらず、必要
な措置を講じずにオーブンを使用して爆発が起きたという。

このため、警察は、当時工場長だった37歳の男と、従業員の36歳の女を業務上
過失致死の疑いで書類送検したもので、2人は容疑を認めている。
(福島テレビ)

◆解説

この事故では、3月7日、福島労働基準監督署も同社と課長A(37歳・男性)を
書類送検しています。

同署の発表では、その詳細は次のとおりです。

【事件の概要】

平成29年3月8日、福島市に所在する株式会社BのC工場で労働者1名がガスオ
ーブンの点火作業を行っていたところ、当該オーブンが爆発し、爆発に巻き込
まれた別の労働者1名が死亡する労働災害が発生した。

当該オーブンは危険物であるプロパンガスを取り扱う設備のため、労働安全衛
生法において、作業指揮者を定め、当該オーブンを随時点検し、異常を認めた
ときには直ちに必要な措置をとらなければならなかったのに、被疑者Aは、作
業指揮者を定めず、平成27年10月に当該オーブンの安全装置が故障しているこ
とを把握していたにも拘らず修理等必要な措置を講じなかった疑い。

適用法令は次のとおりです。

【労働安全衛生規則】
(作業指揮者)
第二百五十七条 事業者は、危険物を製造し、又は取り扱う作業(※)を行な
うときは、当該作業の指揮者を定め、その者に当該作業を指揮させるとともに、
次の事項を行なわせなければならない。
一 危険物を製造し、又は取り扱う設備及び当該設備の附属設備について、随
時点検し、異常を認めたときは、直ちに、必要な措置をとること。
二 危険物を製造し、又は取り扱う設備及び当該設備の附属設備がある場所に
おける温度、湿度、遮 光及び換気の状態等について、随時点検し、異常を認
めたときは、直ちに、必要な措置をとること。
三 前各号に掲げるもののほか、危険物の取扱いの状況について、随時点検し、
異常を認めたときは、直ちに、必要な措置をとること。
四 前各号の規定によりとつた措置について、記録しておくこと。

なお、※の注釈により、アセチレン溶接装置又はガス集合溶接装置を用いて行
う金属の溶接、溶断又は加熱の業務及び乾燥設備による物の加熱乾燥の作業は、
作業指揮者は必要ありません。

プロパンガスが労働安全衛生法における「危険物」だと認識している方は少な
いと思います。

しかし、ひとたび重篤な災害が発生すると次の要求が発生し、順守しないと責
任を問われるのです。

プロパンガス→ 危険物 → 作業指揮者 → 随時点検 → 異常時の措置

とても難しいことではありますが、労働安全衛生法の正しい理解に努める必要
があります。

★労働安全衛生法における「危険物」の定義と作業指揮者について「ESHエキ
スパート」で解説しています!

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

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★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める

◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■お知らせ

・ISO 45001 チャールズ・コリー再来日特別セミナー

■復活!今日の言霊

逃げ道の先には、行き止まりしかない

■新着情報

・平成31年度土壌汚染対策セミナーの開催

■環境不祥事の教訓

より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

全国の事故・事件情報 4件

■労働災害レポート

全国の労働災害・書類送検情報 17件

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

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どうぞご理解ください。

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発行責任者 黒崎

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