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NO.408

首挟まれた男性が重体 名張市役所の防火シャッター/三重

■■ ESHの解決策
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                          2016.10.5 No.408

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

東京工業大の大隅良典栄誉教授がノーベル医学・生理学賞を受賞されるという
嬉しいニュースがありました。

飢餓状態に陥った細胞が自らのタンパク質を食べて栄養源にする自食作用「オ
ートファジー」の仕組みを解明したことが評価されての受賞です。難しい内容
はよく分かりませんが、がん、パーキンソン病、2型糖尿病などさまざまな病
気の治療につながると期待されているそうです。

大隅教授のモットーは「流行のテーマを追うのではなく、自分がおもしろいと
思うことを研究すること」で、「一番乗りを競うより、誰もやっていないこと
を見つける喜びのほうが大きい」と若い研究者にエールを送っておられたのが
印象的でした。(門)

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■環境不祥事の教訓

◆保育所予定地から鉛 環境基準の3倍 東京・世田谷 (9/29)

都は28日、国家戦略特区制度を活用し、保育所整備が進められる都立公園
「蘆花(ろか)恒春園」(世田谷区)の敷地内で、環境基準の約3倍の鉛など
が検出されたと発表した。都は今後、安全確保のため周辺区域も含め土壌調査
を実施する。

都などによると、保育所を整備、運営する社会福祉法人が7月、同園の建設予
定地の土壌調査を3カ所で実施したところ、1カ所で土壌汚染対策法の基準値
(1キログラム当たり150ミリグラム以下)の約3倍となる420ミリグラ
ムの鉛とその化合物が検出されたという。

同法人が8月上旬に区に報告。同区から都に連絡をし、土壌調査の実施などを
要請していたという。都の担当者は「ただちに健康被害がでるような数値では
ない」としている。

世田谷区の待機児童は1198人で全国最多。保育所は平成29年4月の開園
を目指していたが、都の調査実施に伴い間に合わない見通しだという。
(産経ニュース)

◆解説

土地の履歴で過去に工場があれば、高い確率で土壌汚染があることを疑わざる
を得ないのが実情です。

土壌汚染対策法に従い、土壌汚染の調査及び浄化をする必要がありますが、さ
らに重要なのがリスクコミュニケーションです。

その顕著な例が豊洲新市場ですね。

読者の皆様は地下空間設置の決定プロセスはともかく、マスコミの報道の仕方
には違和感を覚えたことでしょう。

最たる例として、テレビではベンゼンの爆発実験を放映していました。

地下水にppbオーダーのベンゼンが検出されても%オーダーの濃度が必要な爆
発が起きることはあり得ないのに、地下空間に溜まったベンゼンが爆発するリ
スクがあるかのような解説をしていました。

このような風評的なリスクをレピュテーションリスク(reputation risk)と
いいます。

企業に対する否定的な評価や評判が広まることによって、企業の信用やブラン
ド価値が低下し、損失を被るリスクです。

このような事態とならぬよう、リスクコミュニケーションに注力することが重
要です。

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■労働災害の真相

◆首挟まれた男性が重体 名張市役所の防火シャッター/三重 (9/23)

22日午前7時50分ごろ、名張市役所1階で、同市赤目町相楽、近鉄ビルサ
ービス社員(64)が防火シャッターに首を挟まれているのを当直勤務中だっ
た男性職員が見つけた。男性は意識不明の重体。

名張署によると、シャッターは電動で、高さ3.8メートル、厚さ4センチ、
横幅6メートル。男性の近くに上部がへこんだ扇風機が落ちていた。シャッタ
ーに挟まった扇風機をどかそうとした際、誤って挟まったとみられる。当時は
庁舎内に男性のほか、当直の職員二人が勤務していた。

市によると、同社は大阪市に本社を置き、庁舎管理を委託されている。22日
に庁舎内で職員採用試験があり、職員以外も出入りすることから、市は個人情
報保護のため、市民部がある1階のシャッターを同日午前8時までに下げてお
くよう同社に指示していた。

市契約管財室の担当者は「シャッターの下に物は置かないよう職員に徹底し、
再発防止に努める」と話した。
(中日新聞)

◆解説

シャッターによる死亡事故は決して少なくありません。

過去には次のような事故事例があります;

・JR京都駅でホームレスの方が挟まれて亡くなった
・書店のシャッターに泥酔して寝ていた方が挟まれて亡くなった
・倉庫のシャッター閉止中に通り掛かった小学生が倉庫内に立入、出ようとし
た際にランドセルが引っかかり首を挟まれて亡くなった

これらの例ではシャッターを操作した人が業務上過失致死傷罪を問われていま
す。

電動シャッターを危険源として認識する必要があります。

このケースでは、シャッターの動力及び重力エネルギーが残留していることを
認識し、ブロック(棒など)を噛ませておけば良かったのですが、残念です。

防火シャッターですが、平成17年12月以降に着工した建物には防火シャッター
に安全装置を設置することが義務付けられています。庁舎はそれ以前の建設だ
ったと考えられます。

なお、本事例では扇風機がシャッターに挟まったことが原因のようですが、防
火シャッターの下に物を置くこと自体が論外です。

★防火シャッターの安全装置「危害防止装置」について「ESHエキスパート」
で解説しています!

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◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■今日の言霊

  得を取れば徳が逃げる 徳を取れば得を得る

■新着情報

・改正大気汚染防止法(水銀大気排出規制)説明会

・「大気汚染防止法施行規則の一部を改正する省令」等の公布

■環境不祥事の教訓

 より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報 7件

■労働災害レポート

 全国の労働災害・書類送検情報 22件

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