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NO.310

<水質汚濁>大同特殊鋼知多工場を捜索 高アルカリ水排出か

■■ ESHの解決策
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                          2012.9.5 No.310

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
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◆ご挨拶

ここ数日、全国各地で局地的な激しい雷雨に見舞われました。私も2日連続で
退社時間と重なり、雷鳴に怯えながら安全運転を心がけて帰宅しました。

9月1日は防災の日、今年は首都直下型地震や先日発表された「南海トラフ巨
大地震」を想定した大規模な防災訓練も実施されたようです。

備えるべき災害は地震だけではありません。地域によって想定される災害は異
なりますが、形式だけではなく本当に意味のある対策を講じたいものです。
(門)

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■環境不祥事の教訓

◆<水質汚濁>大同特殊鋼知多工場を捜索 高アルカリ水排出か (8/20)

大同特殊鋼知多工場(愛知県東海市元浜町)が基準値を超す高アルカリ水を名
古屋港に排出した疑いが強まったとして、名古屋海上保安部(名古屋市港区)
は20日午前、水質汚濁防止法違反容疑で同工場に家宅捜索に入った。関係者
から事情を聴くとともに排出記録などを押収し、裏付けを進めて原因を調べる。
県も同日午後に工場を立ち入り調査する。

同海保によると、5月9日、巡視船艇が同工場の排水口から名古屋港に白濁水
が排出されているのを発見。水素イオン濃度(pH)の測定で、水質汚濁防止
法で定める基準値(pH5~9)を超すpH9.9~11.8の高アルカリ水
と判明した。現時点では、海洋環境などへの影響は確認されていないという。

大同特殊鋼は「詳細が分からずコメントはできないが、捜査には協力する」と
話している。知多工場は自動車部品の素材となる鋼材などを生産している。

名古屋港では10年、新日本製鉄名古屋製鉄所(東海市)が敷地から基準を超
す高アルカリ水を漏出させたとして、同海保が同社と担当社員を同法違反容疑
で書類送検している。

(続報)<高アルカリ水排出>地中配管接合部から流入 大同特殊鋼 (8/22)

大同特殊鋼知多工場(愛知県東海市)が基準値を超す高アルカリ水を名古屋港
に排出したとして水質汚濁防止法違反容疑で名古屋海上保安部の家宅捜索を受
けた問題で、同社は21日、記者会見で原因について「地中配管の接合部の隙
間(すきま)から高アルカリ水が入り、排水口から流出した」と説明した。接
合部を補修し、止水対策を済ませたという。

同社によると、排水処理施設から排水口までの地下2~3メートルにある配管
の接合部に最大数ミリの隙間が見つかった。近くでは鉄鋼スラグが最近まで野
ざらしになっており、同社は「スラグの石灰分と雨水が反応して高アルカリ水
ができた」とみている。

◆解説

地中配管の接合部の外側から配管内に地中水が浸み出すというケースは稀なこ
とではありません。公共下水道の場合ですが、下水道管路の管理が不十分で、
平成18年度には全国で4400か所もの道路陥没が頻発しているとのことです。

企業の地中配管においても同様だと言えるでしょう。

同社のプレスリリースでも配管の材質には触れていませんが、「接合部の隙
間」ということでコンクリート製ではないかと推察されます。

排水の放流口までは地下の暗きょ配管で送水されることが多いのですが、意外
と管理されていないことが多いようで、次のような問題点の事例があります。

・土砂等の堆積による円滑な排水の阻害
特に近年の局地的豪雨では、事業所の排水能力を超えて場内で浸水が起こり
化学物質の流出など思わぬリスクが生じることも増えています。

・損傷による排水の地中への漏洩
地中への漏洩は道路陥没などを引き起こす原因にもなり得ます。

・底質への金属等の堆積
長期間の排水中のSS分の堆積物(底質)が高濃度になる事例もあります。

適切な排水管理のためには、暗きょ配管を確実に管理(清掃、点検)したいも
のです。

★暗きょ配管の清掃、点検の事例について「ESHエキスパート」でご紹介して
います!

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■労働災害の真相

◆コスモ石油千葉製油所:市原市、立ち入り検査 事故相次ぎ、140人体制
で実施へ/千葉 (8/30)

コスモ石油千葉製油所(市原市五井海岸)で爆発火災やアスファルト漏えいな
どの事故が相次いでいることを受け、市原市消防局は29日、同製油所に立ち
入り検査することを決めた。来月28日までに延べ140人体制で計13回の
立ち入り検査を行い、施設の維持管理状態や安全体制などを確認する。市がこ
うした立ち入り検査を行うのは極めて異例という。

同製油所では、昨年3月11日の東日本大震災発生直後に液化石油ガスタンク
が爆発、炎上。周辺住民約1000人が避難したほか、鎮火までに10日かか
る大規模火災となった。さらに今年6月28日には、タンクからアスファルト
約437キロリットルが漏れ、一部が海上に流出した。

市消防局は「重大事故が多く、周辺住民の不安も払拭(ふっしょく)できてい
ない」として、消防法に基づき、立ち入り検査の実施を決定。「安全対策を徹
底してもらうため、今後も行政の立場で踏み込んでいきたい」と話している。

◆解説

140人体制での立入検査とは凄いですね。

検査する消防局側も対応する企業側も大変な労力を要するものと推察します。

多くの企業が消防署の立入検査にネガティブな感情を抱いていますが、消防署
は敵ではなく味方だと考えることが重要です。

消防・防災の専門家の立場からリスクを摘出してもらうことはもちろん、事業
所内の状況を理解していただき緊急時に協力して対応できるよう準備すること
が大きな目的となります。

消火だけでなく、救急や化学物質漏えい対応など、自社で対応できる事項と消
防署に頼るべき事項を見極めることも立入検査の重要なテーマです。

立入検査を有効に活用したいものです。

★消防署との協力関係の重要性について「ESHエキスパート」で詳述していま
す!

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★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める

◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■今日の言霊

 感謝の気持ちはワクチンであり、抗毒剤であり、防腐剤なのです

■新着情報

・土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン(改訂第2版)

・全国労働衛生週間

■環境不祥事の教訓

 より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報 3件

■不法投棄関連情報

 全国の事故・事件情報 3件

■労働災害レポート

 全国の労働災害・書類送検情報 20件

★不祥事・災害事例の出典:明記のないものは毎日新聞

【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html

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