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NO.363

不二サッシ違法排水:水質測定器を不正操作 現場ライン長ら/千葉

■■ ESHの解決策
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                          2014.11.19 No.363

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

日ごとに秋が深まり、朝晩の冷え込みも厳しさを増してきました。風邪を引い
ている方も多いようですので、しっかりと体調管理なさってください。

皆様は普段、世代間のギャップを感じることはありませんか?私はママさんバ
レーのチームに入っているのですが、一回り違う(下)のメンバーもいて、流
行った遊びやアニメ、芸能人等の話をすると「何それ?知らな~い(笑)」と
驚かれる(呆れられる?)ことが日常茶飯事です。

あるアンケート調査で「世代の差が出る言葉といえば?」のトップ5が発表さ
れていました。

 1位 アベックとカップル
 2位 とっくりとハイネック
 3位 スパッツとレギンス
 4位 チョッキとベスト
 5位 ズボンとパンツ/ボトム

皆様、当てはまるものはありましたか?私はスパッツとズボンです。(門)

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■環境不祥事の教訓

◆不二サッシ違法排水:水質測定器を不正操作 現場ライン長ら/千葉 (11/6)

市原市にあるグループ事業所から基準値を超えるアルカリ性廃水を東京湾に流
したとして、同市の改善指示を受けたアルミ製造・販売の不二サッシ(川崎
市)。土屋英久社長は5日、排出元の子会社の社長とともに市原市役所で記者
会見し、「市民の信頼を裏切り、迷惑を掛けてしまった」と謝罪した。

両社によると、千葉事業所では1日当たり約2400立方メートルを排水。2
009年ごろ、廃水処理設備の一部が故障したが、現場の「ライン長」ら数人
は「現有設備の流用で対処できる」と判断。だが、すべての廃水を処理しきれ
ず、最大で1日約10立方メートルを最終処理せずに排出していた。

また、排出前には水質測定があり、異常値が出れば自動的に予備槽に送られて
ストップする仕組みがあったが、ライン長らは測定機器を操作し、予備槽に送
られないようにしていた。そのため、ライン長の上司たちが不正に気付くこと
はなかったという。

不正の動機について、土屋社長は千葉海上保安部の捜査が続いていることを理
由に明らかにしなかったが、「現場を過大に信頼し、任せきりにしていた」と
反省の弁を述べた。
(毎日新聞)

◆解説

同社は、11/5付けで、本件の原因と今後の対策をホームページに掲載していま
す。その概要は次のとおりです。

・2009年頃、排水処理施設に不具合があり、廃水量が処理能力を上回ることが
あった。

・その場合、次の選択肢があったが、現場では貯留水槽に溜めることで対応し
た。
・処理設備の処理能力を上げる
・廃水を産廃処理する

・貯留水槽内に堆積物(スラッジ)が堆積し、廃水が貯留しきれなくなった

・廃水は場外排出前に水質測定(pH、COD)し、異常値が出ると予備槽に自動
送水する仕組みだったが、水質測定計測器のバルブ操作により適正値が出る
ようにしていた。

・pH値、COD値ともに、外部機関による分析データと照合しても適正であ
った。

加えて、次の記述もあります。

「データ依存による判断のために不正行為を見逃していました。現場状況の確
認、データのより踏み込んだ分析、設備の適切なメンテナンスと更新が実施さ
れていれば、防止できていた事項であり、責任を痛感しています。」

同社のコメントのとおり適切なガバナンス、監査ができていれば防げた可能性
もあり、他山の石とすることが期待されます。

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介しています!

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■労働災害の真相

◆米化学大手デュポンの工場で爆発、4人死亡 事前に化学物質漏えい/米国
(11/16)

【AFP=時事】米テキサス(Texas)州ラポート(LaPorte)にある米化学大手デ
ュポン(DuPont)の工場で15日朝、爆発が発生した。この事故で4人が死亡し、
さらに1人が病院で経過観察を受けている。同工場の責任者が明らかにした。

爆発が起きる前、この工場では同日午前4時(日本時間同日午後7時)ごろから
メチルメルカプタンという化学物質が約2時間にわたって漏えいしていた。こ
の物質はメタンチオールとも呼ばれ、保安目的で天然ガスに臭いを付けるため
に使われている。

工場の責任者は、爆発の原因は調査中だが、化学物質の漏えいによる一般の市
民への危険はなかったとしている。
【翻訳編集】AFPBB News

◆解説

世界で最も安全に厳しく、安全文化が高いであろうデュポン社で死亡災害が発
生しました。

デュポン社は、1802年、危険と隣り合わせの火薬事業からスタートしました。
それは同時に独自の安全文化を構築していく歴史のはじまりでもありました。

1811 年に最初の安全ルールを制定した以来も、多くの事故に苛まれてきまし
た。

1815年:爆発事故で9人が死亡
1818年:爆発事故で40人が死亡
1847年:爆発事故で18人が死亡

「安全は経営そのものであり、安全の価値観が組織に醸成、定着し、自然体で
行動できる文化」を目指しており、「安全が何ものにも勝る」ことを明言して
います。

安全は会社の存続に関わる重大事として厳然と根付いていきます。1912年、安
全統計を開始し、1940年代には 「すべてのケガは防ぐことができる」原則を
確立、50年代の業務外安全統計の導入により、社員の安全意識と実践は徹底さ
れました。

(同社HP、日経ビジネスオンラインより引用)

今回の事故の詳細は不明ですが、同社の安全文化に基づいて適切な対応がされ
ることを見守りたいと思います。

★デュポン社の安全文化への取り組みを「ESHエキスパート」でご紹介してい
ます!

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★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める

◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■今日の言霊

  成功に必要なのは自信。自信に必要なのは練習さ。

■新着情報

 ・化学物質による健康障害防止指針(がん原性指針)の改正について
 
 ・有機溶剤中毒予防規則に関する応急処置の変更

■環境不祥事の教訓

 より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報 5件

■労働災害レポート

 全国の労働災害・書類送検情報 14件

■海外の事故事例

 海外の環境事故・労働災害情報 1件

【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html

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