鉄パイプ落下 男性死亡 現場で叫び声何度も
■■ ESHの解決策
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2016.11.2 No.410
企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン
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◆ご挨拶
11月に入り、次第に寒さが厳しくなってきました。早くも全国的にインフルエ
ンザが流行し、各地で学級閉鎖が相次ぐなど異例の事態となっています。
インフルエンザは例年だと12月から3月頃に流行するため、11月に入ってから
予防接種をするという方が多いのではないでしょうか?ワクチンは効果の発現
に約2週間かかるため、今年は早めの接種を心がけたほうがよさそうです。
秋冬はインフルエンザ以外にもノロウィルスなどの胃腸炎等、感染性の病気が
猛威を奮います。
感染予防の基本をしっかりと行い、これからの季節を元気に過ごしていきまし
ょう!(門)
(1)外出時のマスク
(2)免疫力の低下に繋がる疲労やストレスに注意、充分な休養を
(3)帰宅後の手洗い・うがい(緑茶が有効)
(4)室内の加湿
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■ESHエキスパート200号達成記念キャンペーン延長のお知らせ
本メルマガの完全版有料マガジン「ESHエキスパート」の200号達成を記念して
「ESHエキスパート」の半額キャンペーンを10月末までの期間限定で実施し
ておりましたが、期間終了間際で駆け込みでのお申込みが多数ございました。
「キャンペーンに気が付かなかった」というお声も頂戴しましたので、キャン
ペーン期間を11月11日まで延長することといたしました。
この機会に是非ともお申込みください。
・コーポレート会員 年額 90,000円(税別)→ 45,000円(税別)
・法人会員 年額 30,000円(税別)→ 15,000円(税別)
・個人会員 年額 10,000円(税別)→ 5,000円(税別)
【お申込みはこちら】 → http://www.esh.co.jp/expert.html
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★ EHSに関するインタビュー
弊社の黒崎が、専門誌「リスク対策.com(2016年9月号)」にてEHSに関するイ
ンタビューを受け、その記事が次のサイトに掲載されています。
今なぜEHSなのか。欧米企業との「大きな差」は何かがわかりますので、是非
ともご覧ください。
http://www.risktaisaku.com/articles/-/2070
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■環境不祥事の教訓
◆札幌市教委 ずさんすぎる石綿放置 (10/28)
健康に有害なアスベスト(石綿)を含む断熱材を使った学校施設について、札
幌市教委が国の指示に従わず、点検を怠っていたことが明らかになった。
耐火性や断熱性に優れ、建材に広く使われたアスベストは、発がん性があると
して、2006年に製造、使用が全面禁止された。
学校で使われていた断熱材は、空気中への飛散が懸念される吹きつけアスベス
トではなく、内部にアスベストが含まれる疑いがあるものだという。
それでも、多くの子供たちが通う学校で、わずかでも吸い込む可能性を放置し
ていた市教委の怠慢は許されるものではない。
市は全ての公共施設について、飛散の恐れがある場合は早急に改修する必要が
ある。
札幌市では今月、区民センターなどで、アスベストを含む断熱材が煙突内部に
落下していたことが分かった。
これを受けて各学校施設を調べたところ、小中10校の給食調理用ボイラーの
煙突などからも、断熱材の落下が確認されたという。
アスベストを含む断熱材は、14年から規制対象となった。そのため文部科学
省は、これまでに2回、全国の学校施設に点検を指示してきた。
ところが、市教委は06年の独自調査後、点検していないにもかかわらず、い
ずれも「問題なし」と文科省に報告していた。
各校から問題があるとの連絡がなかったため、過去の調査結果をそのまま報告
したという。
子供の安全と健康を第一に考えなければならない市教委が、このようなずさん
な対応をしていたことには驚くばかりだ。
法律上は、建材内部のアスベストについて定期的に点検を行う義務はない。
だが、建材の剥離部分から、飛散した可能性はないのだろうか。
アスベストによる肺がんや中皮腫は、長い潜伏期間を経て発症することがある。
学校施設でアスベストが飛散していたかどうかを調べる大気中濃度の測定結果
は、まだ出ていない。子供や保護者らの不安と不信は簡単には拭い去れまい。
国内では、高度経済成長期に建てられた建物が一斉に更新時期を迎えている。
アスベストを使った建物も少なくないだろう。
札幌だけの問題とせず、道内の各自治体も改めて調査、点検した上で、適正な
施設管理に努めるよう望みたい。
(北海道新聞)
◆解説
アスベストの問題は各所で出ていますが、小中学校だけに杜撰な対応が責めら
れる不祥事です。
しかし、これが教育委員会や自治体だけの問題かというとそうではありません。
コンプライアンス監査などで企業に対してアスベスト使用状況の調査結果を監
査することがありますが、使用状況の調査が十分ではないケースが極めて多い
のが実態です。
多くの場合、建設会社に依頼して予備調査を実施しますが、この記録が明確で
はないケースが散見されます。
「いつ、だれが、どのように調査してアスベスト建材がないと確認したのです
か」という質問に明確に答えられないのです。
調査した建設会社からの過去のメールを探し当て「使用されておりません」程
度の回答を得たケースもあります。調査の対象が、飛散性か非飛散性かも不明
です。
そのような事業所からの不明確な報告を、本社は十分な確認もせずに受理して
いるのです。
コンプライアンス監査やEHS監査を実施している企業であれば、これらの問題
点を顕在化できますが、そうではない企業では実態が把握できないままとなり
ます。
本ケースを教育委員会の杜撰な事例と捉えずに自社のアスベスト調査に問題は
ないか、確認する契機とすることを期待します。
★アスベスト調査の参考資料として、国土交通省のマニュアルや一般社団法人
のモデル様式を「ESHエキスパート」でご紹介しています!
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html
☆【ESHエキスパート】は大手ISO審査機関に審査員教育用資料として
採用されています。
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■労働災害の真相
◆鉄パイプ落下 男性死亡 現場で叫び声何度も (10/14)
14日午前9時50分ごろ、東京都港区六本木3のビルの外壁工事現場から鉄
パイプ(長さ約1.8メートル、太さ約3センチ)が1本落下し、歩道を歩い
ていた新宿区の無職の男性(77)の頭部に刺さった。男性は搬送先の病院で
間もなく死亡が確認された。一緒にいた70代の妻はけがはなかった。警視庁
麻布署が業務上過失致死容疑で関係者から事情を聴いている。
同署によると、11階建てビルの10階部分で足場の解体作業が行われていた。
落下物を防ぐためのパネルが設置されていたという。工事はマンションやビル
の改修工事を行う会社(本社・川崎市)が請け負っており、現場には数人の作
業員がいたという。
(毎日新聞)
(続報)固定の金具はずれ落下か=元請け会社が会見-東京・六本木の歩行者
死亡事故 (10/17)
東京都港区六本木の工事中のビルから足場の鉄パイプが落下し、歩道にいた男
性(77)が死亡した事故は、何らかの原因でパイプを固定していた金具が外
れた可能性のあることが17日、分かった。工事を請け負っていた「アール・
エヌ・ゴトー」(川崎市)が記者会見し、明らかにした。
同社によると、当時14段あった足場のうち最上段にいた作業員が、1段下か
らパイプが落下するのを見たという。パイプは通常、両端が金具で固定されて
いる。自然に外れることは考えにくく、同社が原因を調査している。
(時事ドットコム)
◆解説
被災者には本当にお気の毒な飛来事故ですね。
本件に関連する労働安全衛生規則は、次の二つが該当します。
(物体の落下による危険の防止)
第五百三十七条 事業者は、作業のため物体が落下することにより、労働者
に危険を及ぼすおそれのあるときは、防網の設備を設け、立入区域を設定する
等当該危険を防止するための措置を講じなければならない。
(物体の飛来による危険の防止)
第五百三十八条 事業者は、作業のため物体が飛来することにより労働者に
危険を及ぼすおそれのあるときは、飛来防止の設備を設け、労働者に保護具を
使用させる等当該危険を防止するための措置を講じなければならない。
本メルマガの読者は製造業の方が多いのですが、建設業に限らず物体の落下や
飛来を防止しなければなりません。
特に高所やステージ上における作業時には落下や飛来を防止することを忘れて
はなりません。
★物体の落下や飛来を防止のための安全設備(つま先板)について「ESHエキ
スパート」でご紹介しています!
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★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める
◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介
■今日の言霊
心をきれいにする方法
■新着情報
・全大気平均二酸化炭素濃度が初めて400 ppmを超える
■環境不祥事の教訓
より詳細な解説と参考事例紹介
■労働災害の真相
より詳細な解説とベストプラクティス紹介
■環境事故・ニュースレポート
全国の事故・事件情報 3件
■労働災害レポート
全国の労働災害・書類送検情報 19件
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