ワイヤ切れ鉄板落下、男性死亡 トヨタ衣浦工場
■■ ESHの解決策
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2014.8.22 No.357
企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ご挨拶
広島で多数の犠牲者を出す大規模な土砂災害が発生してしまいました。懸命な
救助活動が続けられていますが、未だ行方不明の方もいらっしゃるようです。
一人でも多くの命が救助されること、そして、もうこれ以上の被害や二次災害
が起こらないことを祈るばかりです。
今回の災害が拡大した要因の一つに、避難指示・勧告発令の遅れが挙げられて
いますが、災害発生時刻が未明であったため、仮に適切に発令されていても暗
闇と豪雨の中の避難は危険が伴うものだったでしょう。
9月1日は「防災の日」、8月30日から9月5日は「防災週間」です。
私たちも、いつ災害に襲われるか分かりません。この機会に、避難場所や避難
経路、非常持ち出し品の確認など、職場はもちろん、ご家庭や地域でも再確認
したいものです。(門)
——————————————————————–
★メルマガ読者限定『ESHエキスパート』150号記念キャンペーン
本メールマガジンの有料版『ESHエキスパート』が本日号で150号を迎えること
ができました。
150号達成を記念し感謝を込めて、『ESHエキスパート』を9月末日まで特別価
格でご提供します。
・法人会員 年額 30,000円 → 特別割引価格 20,000円(税別)
・コーポレート会員 年額 90,000円 → 特別割引価格 50,000円(税別)
・個人会員 年額 10,000円 → 特別割引価格 6,000円(税別)
お申込みはこちらから → http://www.esh.co.jp/expert.html
この機会に是非ともお申込みください。
———————————————————————
★【重要】配信スタンド変更手続きのお願い★
読者の皆様、いつもメルマガのご愛読ありがとうございます。
当メルマガはこれまで「まぐまぐ」「メルマ」などの無料配信スタンドを利用
し、配信しておりました。しかし、無作為に広告が入ってしまうなど読者の皆
様にはご迷惑をお掛けしておりました。
そこで今後、自社配信に変更することにいたしました。
つきましては、大変お手数ですが、次のサイトより登録のお手続きをお願いい
たします。
登録はコチラから→ http://www.esh.co.jp/mailmaga_touroku.html
◆現行の「まぐまぐ」「メルマ」からの配信は移行が完了次第、停止させてい
ただく予定ですので、早急にお手続きをお願いいたします。
ご迷惑・お手数をお掛けしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいた
します。
———————————————————————
■「ESHエキスパート」1ヶ月間無料購読キャンペーンのお知らせ
本メルマガの完全版の有料マガジン「ESHエキスパート」を1ヶ月間(2回
分)無料でご購読いただけるキャンペーンを実施しています。
次のサイトよりお申込みください。
→ http://www.esh.co.jp/expert_free.html
———————————————————————
■環境不祥事の教訓
◆和歌山市がPCB含む蓄電器を誤廃棄
有害物質の「ポリ塩化ビフェニール」(PCB)を含む蓄電器2台を誤って溶
解処分したとして、和歌山市は20日、水道局企画建設課の技術主査(42)
と上水道管理事務所の班長(49)と所長(57)をそれぞれ戒告の懲戒処分
にした。監督責任を問い、企画建設課長(57)も訓告処分にした。
市水道局によると、技術主査は2012年3月、解体を予定している福島浄水
場(同市福島)で、処分する蓄電器のリストを作成。この際、PCB計約19
0グラムを含む蓄電器2台(高さ約65~70センチ)に関して、誤って「含
んでいない」と記載したという。PCBを含む蓄電器は本来、専用の容器で保
管すべきだった。
この蓄電器は13年10月31日~11月12日の間に金属くずとして運び出
され、他の廃棄物と一緒に溶解処分された。今年6月、PCB廃棄物に関する
届出書を作成する際に発覚したという。
水道局企画建設課は「蓄電器は1千度以上の高温で溶解しており、市民の健康
や環境への影響はない。再発防止に努めたい」としている。
(朝日新聞DIGITAL)
◆解説
またも行政によるPCBの誤廃棄事故です。
行政の誤廃棄事故は担当者の誤認識や法令知識の不足によって発生しています
が、職員の異動が多く、情報が伝達されないことも一因です。
しかし、この問題は行政だけにとどまりません。多くの企業の特に工場の環境
担当者はベテランが多く、嘱託社員のケースも数多く存在します。
本ケースでは、PCB特別措置法の保管状況等の届出が契機となり誤廃棄が発
見されましたが、現場に精通するベテラン社員は書類作りやパソコンが苦手な
場合も多く、仕組みとして関連情報が伝達されない状況も散見されます。
環境マネジメントに関する他の管理項目も同様のチェックの仕組みが有効で、
EMSにおいて一覧表や定期点検表などへの整理が期待されます。
★環境管理業務におけるベテランのノウハウ継承のベストプラクティスを「ES
Hエキスパート」でご紹介しています!
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html
☆【ESHエキスパート】は大手ISO審査機関に審査員教育用資料として
採用されています。
———————————————————————
■労働災害の真相
◆ワイヤ切れ鉄板落下、男性死亡 トヨタ衣浦工場 (8/11)
10日午前11時15分ごろ、愛知県碧南市玉津浦町のトヨタ自動車衣浦工場
で、クレーンワイヤでつり上げられた鉄板(約300キロ)が落下し、真下で
補修作業をしていた下請け工事会社社長の男性(51)が頭を挟まれた。男性
は病院に搬送されたが、脳挫傷で約1時間後に死亡が確認された。
碧南署によると、鉄板をつるしていた1本のワイヤが切れていた。補助ワイヤ
は使用しておらず、男性は70~80センチの高さにつり上げられた鉄板の下
に潜り込み、鉄板の防じんゴムを取り換える作業をしていた。クレーンを操作
していた男性の部下にけがはなかった。工場は盆休みで操業していなかった。
(中日新聞)
◆解説
夏季休業中の工事において、下請け工事業者の社長が死亡した事故です。
余談ですが、経営者は、労働安全衛生法の対象とならず、また労災補償も「特
別加入」という制度を利用しない限りは補償を得られません。
トヨタの安全管理は、業者管理も含めてとても厳しいことで有名ですが、鉄板
を吊るしたままの状況で安全ブロックなども用いずに、直下で作業していたこ
とは信じ難いことです。
下請け業者による工事でも通常は社員が立ち会うことが一般的ですが、連休中
の大型工事の場合は目が届かないことも多いものです。
構内で下請業者といえども重篤な災害が発生すれば、民事責任や社会的責任は
免れません。適切な工事業者管理を心掛けたいものです。
★米国のロックアウト・タグアウト事例を「ESHエキスパート」でご紹介して
います!
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html
———————————————————————
★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める
◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介
■今日の言霊
社員をコスト扱いするな
■新着情報
・ウォーターフットプリント算出事例集の公表
・土壌汚染対策法施行規則の一部を改正する省令等の公布
■環境不祥事の教訓
より詳細な解説と参考事例紹介
■労働災害の真相
より詳細な解説とベストプラクティス紹介
■環境事故・ニュースレポート
全国の事故・事件情報 7件
■労働災害レポート
全国の労働災害・書類送検情報 20件
【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html
———————————————————————-
本メルマガは、「ESHエキスパート」のダイジェスト版をお届けしています。
(2回/月:第一、第三水曜日発行)
メルマガは、発行者からは読者を知ることができず、不特定多数の方に配信す
ることになります。読者様も増え、実名を含む記事の紹介などの支障も懸念さ
れるためです。
どうぞご理解ください。
■ 『ESHエキスパート』の詳細及びお申込みはこちらから
→ http://www.esh.co.jp/expert.html
★お申込みの際、≪質問・ご確認事項など≫欄に必ず「メルマガ読者」と
ご記入ください。
——————————————————————–
★このメールマガジンを皆様にとってより良いものとするために、読者の皆様
のご意見やご要望をお待ちしております。是非ともお寄せください。
◇ info@esh.co.jp まで
———————————————————————
★★★読者の皆様へESHデータバンクのご案内★★★
環境、安全衛生、ISO14001、OHSAS18001に関する有料の資料集サイト「ESHデ
ータバンク」のサービス、好評提供中です。
◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◇
【発行元】
環境ワークス株式会社
発行責任者 黒崎
★このメールマガジン転送はOKですが
掲載された記事の内容を許可なく転載する
ことを禁じます。問い合わせ下さい。 (C) Copyright -2009
———————————————————————-