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NO.553

三原の浄水場から薬品漏れ出す 周辺民家へ流れ込んだか/広島

■■ ESHの解決策
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2022.10.19 No.553

企業の環境&安全衛生、ISO14001、ISO45001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

先日、犬の散歩をしていたとき、ベビーカーを押したママとおばあちゃんに
会いました。出産で里帰り中とのことで、可愛い赤ちゃんの寝顔にとても癒さ
れました。

最近、ご近所で娘さんとお孫さんが里帰りされているというお話を何度か耳に
するのですが、お婿さんも一緒というケースが多いことに驚かされます。

我々の世代は、気を遣うのでできることなら妻の実家は行きたくない、出産で
妻が里帰り中は一人暮らしを満喫したい、という男性が多かったように感じる
ので、時代だな~と感心しました。

パパが早くから赤ちゃんのお世話をしてくれるのは有難いのですが、おばあ
ちゃん達に聞くと「娘や赤ちゃんの世話に加え、お婿さんもとなると食事の
準備も大変なのよ」と大層お疲れのご様子でした。

我が家も娘がいるため、他人事ではありません。(門)

 

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◆オンラインセミナー「安全衛生エキスパート」録画受講のお知らせ

「労働安全衛生を体系的に学ぶ機会はないか?」というご要望にお応えし、
弊社では、2021年4月より6コースのオンラインセミナーを開催し、企業内安全
衛生担当者、コンサルタント、ISO審査員など延べ178名にご参加いただき、
92.7%のご満足を頂戴いたしました。

多くの方々から今年度の受講希望や録画受講希望を頂戴したため、昨年度セミ
ナーの録画受講のシステムを構築し受付を開始しております。

詳細は次のサイトをご覧ください。

https://esh.hp.peraichi.com/2022seminar

 

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■環境不祥事の教訓

◆三原の浄水場から薬品漏れ出す 周辺民家へ流れ込んだか/広島 (10/12)

広島県は、三原市本郷南の本郷浄水場近くの民家の池でコイや金魚など約30匹
が死んだと発表した。浄水場内から漏れ出た薬品に原因があるとみている。
人体や植物への影響はないとしている。

県によると、10日午前10時ごろ住民から連絡があった。浄水過程で使う酸性の
液体「ポリ塩化アルミニウム」が配管から漏れ、雨水と共に排水路を通じて
池へ流入したとみられるという。
(中国新聞)

◆解説

この漏洩事故は、三原市水道局も翌11日に速報(第1報)を出しています。
その第1報では、次のとおり原因が記されています。

浄水過程で使用するポリ塩化アルミニウム(酸性)の配管からの漏液が桝に
流入し,桝の排水により,その漏液が近くの家の池に流入したものと考えてお
り,現在,漏水箇所の特定を行っている。

ポリ塩化アルミニウムは、通称PAC(パック)と呼ばれ、凝集剤として広範に
使用されている水処理薬品です。

当面の対応として、「漏水箇所を特定し補修を実施する。また,補修が完了す
るまでの間は,桝からの排水は行わない。」と記されています。

当該の排水桝はレベル計がついており、ある液面を検知すると自動的にポンプ
アップして排水する施設のようです。
排水桝の写真は次のサイトで確認できます。
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/505127.pdf

PACのタンクや配管からの漏洩の流入を懸念すべき桝であり、自動排水の是非
を検証する必要があると考えます。

★三原市の調査結果を根本原因分析で整理したものを「ESHエキスパート」で
ご紹介しています!

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

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採用されています。

 

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■労働災害の真相

◆工事中に20メートル、16トンの吊クレーン車が転倒…3トンのバックホウを
降ろす際に発生 コンクリート舗装下に空洞 原因は「慣れ」や「過信」に
よるヒューマンエラー 県が再発防止策を発表/長野 (10/12)

10月3日午後、長野県上田市でクレーン車が転倒した事故について、12日、
長野県上田建設事務所は原因と再発防止策を発表した。また、工事は地元住民
に説明したうえで再開するとしている。

クレーン車の店転倒事故は3日午後1時半ころ、上田市中央東の矢出沢川橋付近
で洪水対策のため河川内の堆積土を除去する工事中に起きた。

上田建設事務所によると、高さ約20メートル、16トンの吊クレーン車で3トン
のバックホウを河川内に降ろす際、クレーンを支えていた地盤が沈下して川側
へ転倒したという。

けが人はいなかったが、広告看板が曲がるなどの被害があった。

コンクリート舗装の下には空洞が確認され、川が増水した際に護岸の下に水が
流れ込み出来たものではないかとみて今後、調査を行う。

上田建設事務所は事故の原因を3点挙げている。
・クレーン設置位置の安全確認が不十分であった
・関係労働者に対する作業手順の確認は、現場での口頭による確認のみになっ
ていた
・「慣れ」や「過信」による関係労働者のヒューマンエラー

これらのことを踏まえ再発防止策として、今後は作業計画書の作成、安全技術
指導の徹底、また、空洞調査を行い、その範囲を特定したうえで、敷鉄板敷設
などの転倒防止対策を実施するとしている。

工事は今後、地元住民に説明したうえで再開する予定。
(長野放送)

◆解説

現場の写真は次のサイトで確認することができます。
https://www.nbs-tv.co.jp/news/articles/?cid=11682

「コンクリート舗装の下には空洞が確認され」が直接的な原因だとのことです
が、上田建設事務所が挙げた3つの原因は適切でしょうか?本メールマガジン
の読者であれば、適切ではないと考えていただけると思います。

”「慣れ」や「過信」による関係労働者のヒューマンエラー”を挙げているの
は委託業者への責任転嫁だとも考えられます。

行政の管理監督責任を果たしていただきたいと願います。

★今回の事故における直接原因、間接原因、根本原因について「ESHエキス
パート」で解説しています!

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

 

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★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める

◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■復活!今日の言霊

高校1年生に戻るのは、30億、50億積まれても絶対嫌だ

■新着情報

・YouTube「安全衛生アカデミー」新着動画

ISO45001認証件数、日本はインドネシアやベラルーシより低い衝撃の事実
https://youtu.be/Pt9WwbbXVr8

■環境不祥事の教訓

より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■労働災害の真相

より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

全国の事故・事件情報 3件

■労働災害レポート

全国の労働災害・書類送検情報 21件

 

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

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【発行元】
環境ワークス株式会社
https://www.esh.co.jp
発行責任者 黒崎

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