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NO.254

三菱マテリアル:四日市工場2カ月操業停止 違法高圧ガス改修へ

■■ ESHの解決策
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                          2010.5.7 No.254

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
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◆ご挨拶

ゴールデンウィークはどのようにお過ごしになりましたか?全国的に晴天に恵
まれ、各地の観光地は大変な人出で賑わったようですね。頭と身体を仕事モー
ドに切り替えて、また頑張っていきましょう!

さて、連休中にすごい記録が生まれました。男子ゴルフ中日クラウンズで史上
最少スコアとなる58をマークし、大逆転で今季初優勝を飾った石川遼選手で
す。たまたまTVでその様子を観ていたのですが、どのホールでもピタッとカ
ップに寄せるショットは、本当に神懸っているようでした。

まだ18歳の遼君を観ながら「これから調子が悪いときには『自分はこんなは
ずじゃない』とか思っちゃうのかな?」と余計な心配をする私の思いを遥かに
越え、遼君はこんな言葉を残してくれました。 (門)

「(世界最少スコアは)これからの僕にとっては過去のものです。」

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■環境不祥事の教訓

◆火災:化学工場から出火 有毒ガスは確認されず 愛媛 (4/29)

愛媛県新居浜市の住友化学大江工場敷地内にある関連会社、エスエヌ化成の第
1工場(鉄骨4階建て延べ約6000平方メートル)から出火。3、4階を焼
いて約5時間後に消えた。

県警新居浜署などによると、工場にいた従業員14人は全員屋根を伝って逃げ
るなどし、けが人はなかった。有毒ガスの漏出も確認されていないという。

エスエヌ化成によると、工場では自動車や電気製品用のABS樹脂の着色加工
をしている。同社は工場の操業を当面停止することを決め、社内の事故対策本
部が原因究明などにあたる。国内の全自動車メーカーに内装材料を納品してお
り、国内の自動車生産に影響が出る可能性もある。

住友化学では昨年4月、同市の愛媛工場で塩素ガスが漏れる事故があり住民ら
約30人が病院で手当てを受けた。同5月にも塩素ガス漏れがあり、県が文書
で再発防止を指導していた。

【続報5/1】

同工場は、93年に爆発事故を起こし、4人が死傷。昨年4月と5月には塩素
ガス漏れ事故があり、4月の事故では32人が医療機関を受診した。また今月
22日にも、配管から塩酸が漏れる事故があったばかりで、トラブルが続発し
ている。

佐々木市長は「火災はあってはならないこと、同工場の報告を受けてから安全
管理を強く求めたい」と述べたうえで、「トラブルが相次いでいることを遺憾
に思う」と述べた。

また、県危機管理課は今後、現地確認や報告を経たうえで「近隣住民への周知
が遅かったという意見も聞いている。火災は孫会社で発生したが同工場は包括
的責任者であり、行政処分も検討したい」としている。

一方、エスエヌ化成の栗原和夫社長らは30日、同工場で記者会見し謝罪。廣
瀬博・住友化学社長も同日、県庁を訪れ、永野英詞知事補佐官に「孫会社が周
辺住民に不安を与えたことを遺憾に思う」と謝罪。永野補佐官は、昨年の塩素
ガス漏れ事故に触れ「安全対策を徹底したと思っていたのに残念」と述べた。

◆解説

住友化学の工場敷地内にある孫会社の火災事故です。

住友化学社長が「孫会社が・・・」と謝罪したことに対して、愛知県危機管理課
は「住友化学大江工場はは包括的責任者であり・・・」とコメントしている点が
印象に残ります。

多くの組織では本社>工場>子会社>協力会社と環境安全衛生管理は大きくレ
ベルダウンします。

しかし、このケースのように社会はグループを一体として見なすものです。

グループガバナンス強化の必要性を示す事故事例といえます。

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■労働災害の真相

◆三菱マテリアル:四日市工場2カ月操業停止 違法高圧ガス改修へ(4/29)

非鉄金属最大手、三菱マテリアルの四日市工場(三重県四日市市)が無許可で
高圧ガスを発生させていたとして県は28日、同社に対し、施設を停止するよ
う指示した。

同社は同日午後から全面的な停止作業に入った。完全な停止には約20日間を
要し、その後、高圧ガスが製造できるよう施設を改修するが、許可の申請期間
も含め同工場は2カ月以上にわたって操業停止する。

県消防・保安室や同工場によると、同工場は半導体チップなどに使用する多結
晶シリコンを製造しており、原料となる液化ガス「トリクロロシラン」を蒸留
して純度を高める過程で、高圧ガス保安法が定める基準値を最大で約5倍上回
る高圧状態になっていたにもかかわらず、同法が定める県の許可を得ていなか
ったという。

県庁で記者会見した同工場の桐井精一工場長は「トリクロロシランが高圧ガス
保安法に該当するとの認識がなかった」と謝罪。多結晶シリコンは68年から
製造しているが、工場長は「いつから高圧ガス状態になったかは分からないが
創業当初から違法状態だった可能性は否定できない」としている。操業停止に
よる損失は月約8億円という。県は5月中をめどに施設の詳細な配置などにつ
いて報告書の提出を求める方針。

【4/29読売新聞より】

指導対象となったのは、引火性の高い液化ガス「トリクロロシラン(TCS
)」を精製する工程。同工場は、TCSから半導体の原料となる「多結晶シリ
コン」を製造している。TCSの純度を高めるため、ポンプで蒸留塔に送り込
む圧力が高圧ガス保安法で定める基準値(0.2メガパスカル)を超えていたが、
同工場は義務付けられていた県への許可申請をしていなかった。同工場は操業
開始の1968年からTCSを扱っていた。

先月中旬、県に届いた匿名の電子メールがきっかけで、県が調査したところ、
同工場の無許可が発覚した。県の立ち入り調査で、TCS精製に使うポンプ約
60個のうち4個で基準を上回る圧力が確認された。

◆解説

高圧ガス保安法第5条第1項に基づく許可を受けずに高圧ガスの製造を行って
いたコンプライアンス違反ですが、考えさせられる点が多い事例です。

・県に届いた匿名メールが発覚の契機であること

・2ヶ月以上の操業停止を余儀なくされ、損失が8億円/月であること

・全社CSR委員会、本社環境室を中心とする全社的環境マネジメント体制を
構築し、全社的環境監査を実施していること

・同社のCSR報告書2009によれば、CSR教育(コンプライアンス、リスク
マネジメント中心)をeラーニング、携帯用カード、ケーススタディ集、社
内報、ルールブックなどにより精力的に実施していたこと

・同社のホームページは「四日市工場の操業一時停止について」と題して”株
主、取引先をはじめとする関係者の皆様”への謝罪文が掲載されているが、
地元住民など重要なステークホルダーは?と感じること

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■今日の言霊

「困れ。困らなきゃ何もできない。」

■新着情報

・平成22年度全国安全週間全国安全週間実施要綱

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 より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報4件

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 全国の労働災害・書類送検情報7件

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