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NO.284

伊方原発敷地内でトラックから転落 作業員が骨折 愛媛

■■ ESHの解決策
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                          2011.8.3 No.284

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

先日の新潟県と福島県を襲った集中豪雨により、堤防の決壊、河川の氾濫など、
両県で大きな被害が出ました。

特に福島県は、東日本大震災、福島原発事故、今回の大雨と次々と大きな災害
が続き、住民の皆様も不安な日々を過ごされていることと思います。被害に遭
われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

気象庁によると、今回の大雨被害は2004年の「新潟・福島豪雨」に匹敵す
るほど大きな災害になったとのこと。

それにしても、最近は局所的な大雨による被害が多発しています。集中豪雨は
予測できないことが多いので、大雨情報を聞いたら早めの対処が必要です。

雨の弱い地域などでは事前に避難場所を確認したり、非常持ち出し品などを用
意するなどして、万が一の事態に備えましょう。(門)

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■お知らせ

次号は8月24日(第4週水曜日)の発行となりますので、ご了承ください。

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なお、申込みページの「質問・ご確認事項など」欄に、必ず ”メルマガ読
者”とご記入ください。

【会員さまの声】

●大手外資系ISO審査機関の認証事業本部長T様より

弊社では「ESHエキスパート」を弊社審査員の力量向上のための教材としてEMS
/OHSMS審査員に配信し利用させていただいております。

「ESHエキスパート」では、毎月国内で発生している環境や労働安全衛生上の
事故事例をリアルタイムで紹介し、それらをマネジメントシステムの要素と関
連付けて洞察したコメントが掲載されております。

海外のリスクマネジメントにおいては、「Learn from lessons/過ちから学
ぶ」というコンセプトがあります。現実にどのような事業体でどのような事故
や災害が起き、何が原因であったのか・・・それだけにとどまらず、マネジメ
ントシステムを通じてどのような管理がされていればそれらが防げたのか・
・・を学ぶことにより、実際の審査の現場で審査員が潜在的なリスクを検知し、
それらに対して必要な管理策を瞬時にイメージできるようになり、審査員にと
って極めて有益な教材となります。

「ESHエキスパート」は、「Learn from lessons」という観点から、企業の内
部監査員のレベルアップにも十分利用できると考えます。

私は、個人的に「今日の言霊」をとても楽しみにしており、毎回、ほのぼのと
しながらも奥の深い言霊に多くの気づきをいただいています。

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■環境不祥事の教訓

◆塩素水流出し魚200匹死ぬ 周南市 (7/22)

周南市は21日、市内の神代川に塩素水が流れ込み、魚約200匹が死んだと
発表した。市は、同市富田の永源山公園プールに滅菌用の塩素を送る地中送水
管が老朽化で破損したため、塩素水が周辺に流出したとみている。

市公園花みどり課によると、同日午前7時24分ごろ、神代川の同公園下流付
近で「魚が浮いている」と、市に通報があった。市はハヤなどの魚の死がいを
確認し、回収した。

同プールは同日からオープンしており、8月末までの期間中は仮設の送水管に
切り替えて営業し、営業終了後に破損箇所を調べて取り替えるという。市は公
園の指定管理者に、今後は周辺への塩素水の流出がないかチェックするなど細
心の注意を払うよう指導した。

神代川では2009年9月にも、同プールの営業終了後に塩素タンクを清掃し
た際の水が誤って流出し、魚が多数死ぬ事故が起きている。
(山口新聞)

◆解説

この事故からは二つの教訓が得られると思います。

一つは、地下配管からの漏洩だということ。多くの環境先進企業は地下配管を
廃止していますが、まだまだ多くの地下配管が残存している企業が多いのも事
実です。

水以外の地下配管は優先順位の高い環境配慮事項だといえます。

もう一つの教訓は、「次亜塩素酸ナトリウム」についてです。

このプールでも「次亜塩素酸ナトリウム」が使用されていたと予想されますが、
飲料水の滅菌剤などに幅広く使用される物質です。

「次亜塩素酸ナトリウム」は本年4月1日に施行された改正水質汚濁防止法にお
いて、事故時の措置における「指定物質」に指定されています。

【水質汚濁防止法】

第十四条の二(事故時の措置)
2 指定施設を設置する工場又は事業場(以下この条において「指定事業場」と
いう。)の設置者は、当該指定事業場において、指定施設の破損その他の事故
が発生し、有害物質又は指定物質を含む水が当該指定事業場から公共用水域に
排出され、又は地下に浸透したことにより人の健康又は生活環境に係る被害を
生ずるおそれがあるときは、直ちに、引き続く有害物質又は指定物質を含む水
の排出又は浸透の防止のための応急の措置を講ずるとともに、速やかにその事
故の状況及び講じた措置の概要を都道府県知事に届け出なければならない。

改正水濁法では、これらの「指定物質」を製造し、貯蔵し、使用し、若しくは
処理する施設は「指定施設」となり、事故時の措置の対象となりますが、量や
濃度の基準はありません。

ISO14001の審査では未だにこの改正が特定されていない組織が多く見られます。
事業所内で指定物質が使用されていないか、再度確認されることをお薦めしま
す。

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ます!

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   採用されています。

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■労働災害の真相

◆伊方原発敷地内でトラックから転落 作業員が骨折 愛媛 (7/20)

愛媛県は19日、四国電力伊方原子力発電所(伊方町)の敷地内で、岸壁クレ
ーン点検用資材の積み込み作業をしていた男性作業員(40)がトラックの荷
台(高さ約1.1メートル)から転落し、腰の骨を折るなどのけがをしたと発
表した。

四電などによると、事故は14日午前10時ごろ、荷揚岸壁で発生。男性は搬
送先の病院で熱中症などと診断されており、「目まいがして転んだ」と話して
いるという。

◆解説

熱中症が多発していることは前号でもお伝えしましたが、熱中症が衛生面のみ
ならず安全面にも影響を及ぼす事例といえます。

さて、このケースのトラックが何トン車であったかは不明ですが、5トン以上
のトラックの場合には、労働安全衛生規則において保護帽(ヘルメット)の着
用が義務付けられていることをご存知でしょうか。

【労働安全衛生規則】

(保護帽の着用)
第百五十一条の七十四
事業者は、最大積載量が五トン以上の貨物自動車に荷を積む作業(ロープ掛け
の作業及びシート掛けの作業を含む。)又は最大積載量が五トン以上の貨物自
動車から荷を卸す作業(ロープ解きの作業及びシート外しの作業を含む。)を
行うときは、墜落による労働者の危険を防止するため、当該作業に従事する労
働者に保護帽を着用させなければならない。

自社構内においては、荷台の高さや最大積載量にかかわらずヘルメットの着用
を徹底したいものです。

★自社構内での荷役作業の安全確保の参考資料を「ESHエキスパート」でご紹
介しています!

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◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■今日の言霊

 七万人の人が自宅を離れて彷徨っているときに国会は一体何をやっているの
ですか

■新着情報

・平成23年度全国労働衛生週間の実施について

・「食品加工作業におけるリスクアセスメント」について

■環境不祥事の教訓

 より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報 6件

■労働災害レポート

 全国の労働災害・書類送検情報 12件

★不祥事・災害事例の出典:明記のないものは毎日新聞

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【発行元】
環境ワークス株式会社
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発行責任者 黒崎

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