無料メールマガジン詳細

NO.529

作業車両の荷台から転落、男性死亡、小城市の工事現場/佐賀

■■ ESHの解決策
■■—————————————————————–
2021.10.20 No.529

企業の環境&安全衛生、ISO14001、ISO45001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

——————————————————————-

◆ご挨拶

一気に気温が下がり、秋を通り越して冬を感じさせるような寒さとなっていま
す。週末、衣替えをした方や暖房を入れたという方も多いのではないでしょう
か?

新型コロナウイルスは新規感染者数が大幅に減少し、ほっと一息といったとこ
ろでしょうか。我が家では娘が11月に修学旅行を予定しているのですが、何と
か行けそうということで今から楽しみにしています。

一方、月末に衆議院選挙を控えて各党による論戦が繰り広げられています。
事前のアンケートでは「選挙に必ず行く、たぶん行く」と答えた方が8割以上
となっており、このまま多くの方が投票に行ってくれることを願っています。

本日20日から全国各地で期日前投票も始まります。私も候補者についてよく
検討して貴重な一票を投じたいと思います。(門)

☆発行日のお知らせ
11月3日が祝日のため、11月及び12月の発行日が変更となります。予めご了承
ください。

・11月10日(水)・24日(水)
・12月8日(水)・22日(水)

 

———————————————————————-

◆まだ間に合う! 10/22リスクアセスメントレベルアップセミナー

オンラインで、ご都合が合わない場合は動画での視聴も可能です。

本年4月開催の同セミナーは、「大いに満足」:72%、「満足」:28%と高評価

詳細は次のサイトをご覧ください。
https://peraichi.com/landing_pages/view/gfrsv

 

———————————————————————-

◆黒崎登壇! リスクアセスメント推進大会2021あいち(無料セミナー)

日時:2021年11月29日(月) 13時30分~16時00分(開場12時30分)
会場:日本特殊陶業市民会館フォレストホールまたはオンラインライブ配信
主催:愛知労働局(「安全はマネジメント」の著者 濱田勉氏所属)

詳細はこちら
https://jsite.mhlw.go.jp/aichi-roudoukyoku/jirei_toukei/anzen_eisei/RA_forum2021.html

 

——————————————————————–

■環境不祥事の教訓

◆異臭を伴う白煙が発生、6人が舌のしびれや喉の痛み/鳥取 (10/8)

鳥取県境港市は7日、不燃物ごみなどを処理する市リサイクルセンター(夕日
ケ丘2丁目)で6日午前、異臭を伴う白煙が発生し、吸い込んだ市職員6人が
一時、舌のしびれや喉の痛みを訴える事故があったと発表した。ごみに混入し
た瓶入りの薬品が原因とみられる。職員はいずれも症状は軽く、回復済みとい
う。

市環境衛生課によると、運び込まれた不燃物ごみの中から危険物や不適切な物
を仕分けるため、職員が手作業で選別していたところ煙が発生した。

現場周辺から塩酸4本、フェノール結晶、アニリン、エチレングリコール各
1本を含む計10本の薬品瓶が見つかったという。

市は劇物容器の持ち込みや集積所に出すことを禁じており、足立晴夫課長は
「危険物を一緒にごみとして出さないよう改めてお願いしたい」と話した。
(山陰中央新報)

◆解説

自治体の不燃ごみにフェノールなどの薬品瓶が混入するというお粗末な状況で
す。

弊社では仕事柄多くの廃棄物処理業者と付き合いがございますが、中間処理業
者においては、受入検査に注力しています。

本来であれば、サンプル確認→見積・契約→引き取り、というプロセスとなる
ため受入検査の重要性は高くない筈なのですが、「サンプルはお見合い写真」
と言うほど、実態と異なっていたり、異物が混入しているため、受入検査が
欠かせないのです。

ドラム缶を1本ずつ確認している中間処理業者も多く、排出事業者の管理不良
を補っている状況です。

排出事業者においては、環境・廃棄物担当者はレベルや関心が高いのですが、
一般社員まではそれが及んでいないのが実態です。

排出事業者には、社員に対して繰り返し繰り返し質の高い廃棄物教育を提供し
ていただくことを願うばかりです。

★排出事業者に起因する廃棄物処理施設の事故事例と産業廃棄物管理に関する
社内教育の重要性を「ESHエキスパート」でご紹介しています!

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

☆【ESHエキスパート】は大手ISO審査機関で審査員教育用資料として
採用されています。

 

——————————————————————–

■労働災害の真相

◆作業車両の荷台から転落、男性死亡、小城市の工事現場/佐賀 (10/13)

12日午後1時40分ごろ、小城市小城町岩蔵の工事現場で、クレーン搭載型
トラック(ユニック車、4トン)の荷台で作業をしていた会社員の男性
(70)が転落、約3時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。

小城署などによると、現場責任者が「作業中に荷台から落ちた」と119番
した。男性は大型土のうを別の車両に移す作業中、現場責任者がクレーンで
移動させていた大型土のうと接触して転落したという。荷台から地面までは
約120センチだった。同署は事故原因や死因を調べている。
(佐賀新聞)

◆解説

ユニック車からの転落死亡災害ですが、高さは120cmに過ぎません。

2m未満ですし、トラックも4トンですので、法的にはヘルメットの着用義務は
ありません。

ちなみに5トン以上のトラックの荷台では、次のとおりヘルメットの着用義務
があります。

(保護帽の着用)
第百五十一条の七十四 事業者は、最大積載量が五トン以上の貨物自動車に
荷を積む作業(ロープ掛けの作業及びシート掛けの作業を含む。)又は最大
積載量が五トン以上の貨物自動車から荷を卸す作業(ロープ解きの作業及び
シート外しの作業を含む。)を行うときは、墜落による労働者の危険を防止
するため、当該作業に従事する労働者に保護帽を着用させなければならない。
2 前項の作業に従事する労働者は、同項の保護帽を着用しなければならない。

120cmでも状況によっては死に至るのですが、本件では被災者が70歳というこ
とも要因の一つかもしれません。

近年、企業の人手不足(特に建設業)や働き方改革による定年延長により、

厚生労働省の資料によれば、60歳以上の雇用者数は過去10年間で1.5倍に増加
し、労働災害による死傷者数では60歳以上の労働者が占める割合は18%(2008
年)から26%(2018年)と大幅に増えています。

本メルマガの読者様の企業はほとんどが60歳から再雇用していますが、高齢者
が現場で重労働をするケースは少ないと思います。

しかし、建設業では高齢の作業者が増え、特に転倒災害、墜落・転落災害の
発生率が若年層に比べ高くなっています。

高齢者について、自社の社員のみならず請負者の作業者にまで配慮していただ
くことが期待されます。

それにしても、生き甲斐を持って働くのなら良いのですが、年金や社会保障が
足りずに働かざるを得ない高齢者が増え続ける日本社会は労働安全衛生の面か
らも対策が必要です。

★高齢者の安全衛生における弱点とISO 45002(ISO 45001ガイドライン)の
リスクアセスメント要求事項について「ESHエキスパート」でご紹介していま
す!

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

 

——————————————————————-

★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める

◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■復活!今日の言霊

大きな舞台、目立てる舞台に立てる自分がかっこいい

■新着情報

・PRTR法施行令の一部を改正の公布

・水質汚濁に係る水質環境基準の見直し(六価クロム、大腸菌)

・YouTube「安全衛生アカデミー」新着動画

https://youtu.be/SdQ_fwSeHcw

https://youtu.be/PrGZA4_m2fQ

■環境不祥事の教訓

より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■労働災害の真相

より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

全国の事故・事件情報 3件

■労働災害レポート

全国の労働災害・書類送検情報 25件

 

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

——————————————————————–

本メルマガは、「ESHエキスパート」のダイジェスト版をお届けしています。
(2回/月:第一、第三水曜日発行)

■ 『ESHエキスパート』の詳細及びお申込みはこちらから
https://www.esh.co.jp/expert.html

——————————————————————–

★このメールマガジンを皆様にとってより良いものとするために、読者の皆様
のご意見やご要望をお待ちしております。是非ともお寄せください。

◇ info@esh.co.jp まで

——————————————————————–

★★★読者の皆様へESHデータバンクのご案内★★★

環境、安全衛生、ISO14001、ISO45001に関する有料の資料集サイト「ESHデー
タバンク」のサービス、好評提供中です。

https://www.esh.co.jp/eshdatabank.html

——————————————————————–

【発行元】
環境ワークス株式会社
https://www.esh.co.jp
発行責任者 黒崎

★このメールマガジン転送はOKですが
掲載された記事の内容を許可なく転載する
ことを禁じます。問い合わせ下さい。
Copyright 2009 環境ワークス株式会社
——————————————————————–

E-MAIL NEWSLETTER

企業の環境&OHS(労働安全衛生)担当者をサポートするメールマガジンです。
配信は毎月2回、有料メールマガジンの抜粋版としてお届けします。

ページトップへ