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NO.365

出火から45時間、ようやく鎮火 愛知・蟹江の倉庫火災

■■ ESHの解決策
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                          2014.12.17 No.365

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

早いもので、年末のご挨拶をさせて頂く時期となりました。

本年のメルマガは今号が最後の発行となります。今年も一年ご愛読いただき有
難うございました。

来年も読者の皆様のお役に立つ情報をお届けすべく、誠心誠意努力する所存で
すので、より一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

新年のメルマガは、1月は7日(水)、21日(水)の発行となります。

時節柄、ご多忙のことと存じますが、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げ
ます。

編集長 黒崎由行

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■環境不祥事の教訓

◆油混じる水:県庁雨水管から流出 一部は東京湾にも/千葉 (12/14)

12日午後0時半ごろ、県庁の雨水管から油の混じった水が、都川に流れ出て
いるのを県職員が見つけた。一部が東京湾に流れ着いているのを千葉海上保安
部も確認。県は拡散しないようオイルフェンスで囲み、吸着マットで油を回収
し、13日には油膜は消えたという。

県管財課によると、雨水管は県庁敷地内の雨水を雨水槽にためて、一定量を超
えると都川に流れる仕組み。色などから軽油の可能性が高いという。
(毎日新聞)

◆解説

油の漏洩は、多くの事業所で発生のリスクがあります。実害は少ないのですが、
油膜が広範に広がり目立つために社外で発見され問題が生じるケースが多いの
が特徴です。

軽油は、消防法の危険物第4類に該当しますが、指定数量が1,000リットルです
ので、1,000リットル以上を貯蔵すると危険物施設に、その1/5の200リ
ットル以上ですと少量危険物施設の扱いとなります。

しかし、過去には1リットル以下の漏洩でもマスコミに報じられた事例もあり、
消防法の適用を受けなくても漏洩防止が必要です。

また、固定貯蔵容器からの油の漏洩は水質汚濁防止法の「貯油施設」に該当し、
油水分離施設と合わせて貯油施設等に該当し、「事故時の措置」として、直ち
に、応急の措置を講ずるとともに、速やかにその事故の状況を都道府県知事に
届出なければなりません。(法第14条の2)

防油堤や受皿による漏洩防止と吸着マット、オイルフェンス、油処理剤などの
緊急事態対応備品の常備と対応訓練が必須となります。

★油水分離槽の管理のベストプラクティスを「ESHエキスパート」でご紹介し
ています!

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   採用されています。

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■労働災害の真相

◆出火から45時間、ようやく鎮火 愛知・蟹江の倉庫火災 (12/1)

愛知県蟹江町の運送会社で11月29日午後4時過ぎに発生した火災は、約4
5時間後の1日午後1時24分、ようやく鎮火した。蟹江署によると、鉄骨ス
レートぶき5階建ての倉庫約2万2千平方メートルが全焼。中にあったギフト
商品やポリ袋、フォークリフトなども焼失した。

同社社長(72)によると、倉庫1階にいた工場責任者が異臭に気がつき、2
階に上がると、フォークリフトを充電するケーブルやコンセント付近から火が
出ていたという。原因について「コンセント付近のほこりなどが原因と考えて
いる」と漏電の可能性があるとした。社長は「大変ご迷惑をおかけして申し訳
ない」と謝罪した。

消火に時間がかかった理由について、蟹江町消防本部の総務課長は「建物の面
積が広く、一部が倒壊するなど危険だったため、近づいて消火作業ができない
部分があった」と説明している。

煙の影響で、近くを通る東名阪自動車道の上下線が22時間以上通行止めにな
った。また、消火に大量の水を使用したため、周辺の一部地域で断水したり、
水道水の出が悪くなったりした。町によると、約100世帯に影響があり、休
業した飲食店もあったという。30日夜までにほぼ復旧した。
(朝日新聞)

◆解説

電動式フォークリフトは多くの職場で使用されていますが、その充電ケーブル
が不適切であった事例は、審査・監査で何度も確認しています。

最も多いのがケーブルのフィッティング不良とプラグの損傷です。

実際に、充電ケーブルやプラグの損傷による感電や発火事故も何度か聞いてい
ます。

某社の充電ケーブルによる感電事故では、直近のメーカーによる月次点検で充
電ケーブルが異常なしとされていたケースもありました。

フォークリフトの充電ケーブルは現場で頻繁に脱着が繰り返されることから損
傷が多いものと推察されますが、安全パトロールや審査・監査において注意深
く確認することをお薦めします。

★トラッキング火災防止のベストプラクティスを「ESHエキスパート」でご紹
介しています!

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★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める

◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■今日の言霊

  課題が浮かび上がったので、本当に幸せ者

■新着情報

 ・2013年度(平成25年度)の温室効果ガス排出量(速報値)について
 
 ・平成25年度の電気事業者ごとの実排出係数・調整後排出係数等の公表

■環境不祥事の教訓

 より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報 4件

■不法投棄関連情報

 全国の不法投棄関連情報 1件

■労働災害レポート

 全国の労働災害・書類送検情報 21件

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発行責任者 黒崎

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