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NO.354

心の病:労災請求最多1409件 パワハラ、セクハラ改善せず 昨年度

■■ ESHの解決策
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                          2014.7.2 No.354

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
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◆ご挨拶

沖縄地方で梅雨明けが発表されました。夏本番間近といったところでしょう
か?徐々に暑さも厳しくなってきますので、くれぐれも熱中症にお気をつけく
ださいね。

さて先日、東京/池袋、大阪/御堂筋で立て続けに車の暴走事故が発生しました。
歩行者を巻き込んだこれらの事故の原因は異なりますが、車社会の恐ろしさを
改めて感じました。

先日、免許の更新をしてきたのですが、講習で死亡事故の加害者の9割は初め
て事故を起こした人であるということを聞いてとても驚きました。

多くの事故はドライバーの漫然運転や些細な注意不足が原因となっています。
自分の運転技能を過信することなく、常に緊張感を持ってハンドルを握るよう
にしましょう。(門)

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■環境不祥事の教訓

◆ダイオキシン廃棄物:高島市違法搬入 防護具付けず作業、不適切管理さら
に 第三者委発足、市が資料提示/滋賀 (6/28)

高島市が基準を超えるダイオキシンを含む焼却廃棄物を大阪湾フェニックスセ
ンターに違法搬入した問題で、市が設置した第三者調査委員会が27日、市役
所で初会合を開いた。市側は独自に調査した内容を提示。6項目の法令違反や
ダイオキシン防護具を付けない作業など、環境センターの長年にわたる多くの
不適切な管理運営がさらに明らかになった。

第三者委は立命館大エコ・テクノロジー研究センター長の吉原福全(よしの
ぶ)・理工学部教授=会長▽占部武生・元龍谷大理工学部教授=副会長▽金谷
健・県立大環境科学部教授▽吉田誠司・弁護士の4人。市は9月末までに是正、
再発防止策について報告書を得たい考えだ。

市の提示した資料によると環境センターの処理現場で、空気中のダイオキシン
濃度が2009~13年の間に6回、呼吸用保護具や密閉型防護服などが必要
な「レベル3」の数値に達したのに、作業員に十分な防護具を付けさせていな
かった。市は作業員に健康被害は出ていないとしているが、退職者を含む30
人の健康診断をする。

また、集じん器の「ろ布」は4、5年に1回交換すべきなのに、03年の稼働
から1度も交換していない箇所があった。作業員はメーカーから配布された
「机上教育資料」を「マニュアル」と認識していたが活用せず、稼働から3年
間常駐したメーカー技術員や自身の経験を元に運転を続けていた。

一方、市は環境センターに保管する焼却廃棄物は8月下旬が限界としていたが、
重ね置きすることで、年末まで余裕ができると修正した。
(毎日新聞)

◆解説

フェニックスセンターは近畿2府4県や168市町村が出資し、1982年に
設立。神戸沖▽尼崎沖▽泉大津沖▽大阪沖-の四つの埋め立て処分場を管理・
運営し、113の市町村などから廃棄物を受け入れています。

受け入れていた廃棄物のダイオキシンを調べたところ、排出側の広域組合等の
ずさんな管理が次々と明らかになりました。

排出していた高島市側は、廃棄物処理法に基づいて県に提出した維持管理計画
書に明記されていた焼却施設の定期点検を5年度連続で怠っていたこと、また、
基準内で収まった数値だけを年度ごとの契約時、フェニックスセンターに提示
していたことが明らかとなりました。

第三者調査委員会を設置して調べると、4、5年に1回交換すべき集じん器の
「ろ布」が、03年の稼働から1度も交換していない箇所があるなど、ずさん
な実態が判明しました。

一方で、フェニックスセンター側では、ダイオキシンなど有害物質が基準値を
超えていないかを調べる抜き打ち検査を、12年間に242回実施していなが
ら、ダイオキシン類対策特別措置法が施行された00年に以降に設置された施
設には適用しないなど不十分な対応が判明しました。

排出側、受け入れ側の両者が不十分な対応では、環境保全は成し得ませんね。
ガバナンスの弱さが露呈された事例だと言えます。

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■労働災害の真相

◆心の病:労災請求最多1409件 パワハラ、セクハラ改善せず 昨年度 (6
/28)

厚生労働省は27日、2013年度の脳・心臓疾患と精神疾患の労災補償状況
を公表した。仕事上のストレスによるうつ病などの精神疾患で労働災害が請求
されたケースは1409件で、統計が残る1983年以来、最多となった。労
災認定の件数は742件で、前年度を下回ったものの高止まりの状況となって
いる。

労災認定件数のうち、精神疾患によるものは436件(前年度比39件減)で、
過去最多だった前年度を下回ったものの、400件を超える件数が続いた。
脳・心臓疾患は、請求が784件(同58件減)、認定は306件(同32件
減)だった。

精神疾患の労災認定のうち、セクシュアルハラスメントが原因となったケース
は40件(うち自殺1件)で過去最多。パワーハラスメントは55件で2年連
続で過去最多を更新。

精神疾患で認定されたケースを、年代別でみると30代が161件で最も多く、
40代106件、20代75件。原因別では「仕事内容・量の大きな変化」と
「パワハラ」がともに55件で最多、「悲惨な事故、災害」の49件も目立っ
た。

脳・心臓疾患の労災認定は50代が108件と最多。60歳以上は前年度から
8件増えて50件となった。

労災認定されたケースの残業時間は140時間以上160時間未満が22件で
前年度より6件増え、長時間労働が改まらない現状が浮かんだ。

同省職業病認定対策室は「労働者の健康調査で仕事にストレスを感じているが
60%を超えるなどストレスや長時間労働が精神疾患の増加の原因ではない
か」と分析している。

◆解説

超党派議連が提出していた「過労死等防止対策推進法」が6月20日、参院本会
議で可決、成立しました。

過労死・過労自殺の対策を国の責任で進めることを明記したもので、過労状態
の人や家族の相談体制を整えたり、過労死問題に取り組む民間団体を支援する
などの内容を盛り込んでおり、半年以内に施行されます。

日本では毎年3万人前後の自殺者が出ていますが、そのうち二千数百人は「勤
務問題」が原因とされています。しかし、実際には統計に表れない過労死が相
当な数あると言われています。

人手不足が深刻になりつつある折、過労死抑制に機能を果たすことが期待され
ます。

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◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■今日の言霊

  社長の仕事は、社員を幸せにすること

■新着情報

 ・労働安全衛生法の改正

 ・「過労死等防止対策推進法」成立

 ・三菱マテリアル(株)四日市工場爆発事故を踏まえた、関係業界団体への
  文書の発出について

■環境不祥事の教訓

 より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報 10件

■不法投棄関連情報

 全国の不法投棄関連情報 2件

■労働災害レポート

 全国の労働災害・書類送検情報 21件

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