排水流出:車両を清掃中、川に JR橋本駅/神奈川
■■ ESHの解決策
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2013.9.18 No.335
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◆ご挨拶
16日に上陸し列島を縦断した台風18号は各地に大きな被害をもたらしました。
数十年に一度といわれる大雨を前にしてはなす術もなく、改めて自然災害の恐
ろしさを思い知らされました。
被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
さて、台風一過で天気が回復し、すっかり秋の空気と入れ替わったようです。
朝晩も冷え込んできましたので、体調など崩されませんようお気をつけくださ
い。(門)
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■環境不祥事の教訓
◆排水流出:車両を清掃中、川に JR橋本駅/神奈川 (9/7)
JR東日本横浜支社は6日、JR横浜線・橋本駅(相模原市緑区東橋本)構内
の留置線で先月中旬から今月4日まで、車両清掃中に生じた排水の一部が雨水
排出路を通じ、駅近くの川に流れていたと発表した。
同支社によると、排水を集める槽から処理装置に流す途中のバルブが閉まった
ままになっており、集水槽から排水があふれ出していた。排水は、車両を機械
洗浄した後のもので、1日あたり7.5立方メートルが近くを流れる境川に流
れ込んでいたという。
4日の設備点検の際に、排水が雨水排出路に流れていたことが発覚した。同支
社は「ご迷惑をかけ申し訳ない。社員指導を徹底し、再発防止に努めたい」と
している。
(毎日新聞)
◆解説
洗車排水の集水槽から処理装置に流す途中のバルブが閉まっていたための誤排
水の事故です。
本年8月には、次のとおり桜木町駅と町田駅で排水管誤接続により汚水が川に
流されていた事故もありました。
桜木町駅は駅員用トイレと洗面台、キッチン用流し台の排水管が雨水ますにつ
ながれ、近くを流れる大岡川に流れ込んでいた。2日に工事で床面を撤去した
際に発覚した。1993年の増築工事の際、誤って接続されたためで1日当た
り約0.2立方メートルの汚水が流れていたとみられる。
町田駅は、構内にある横浜保線技術センター町田事務所のユニットバスと洗濯
機の排水管が、雨水ますに接続され境川に流れていた。町田市の指摘を受け調
査し、7月31日に発覚した。2003年の工事で誤接続され、1日当たり約
0.7立方メートルが流れ出ていたとみられる。
2009年には、JR王子駅にてトイレの排水が河川へ40年以上、垂れ流されて
いたことも報道されており、予防処置と言う点でお粗末と言わざるを得ません。
雨水口を定期的に点検していれば察知できた可能性も高く、多くの排水事故が
雨水口を経由して発生していることを再認識し、他山の石とすることが期待さ
れます。
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■労働災害の真相
◆労災事故:社長を書類送検 作業中の社員死亡/宮崎 (9/7)
宮崎市で6月、金属回収販売会社の男性社員が作業中に死亡する労災事故があ
り、宮崎労働基準監督署は7日、同市のF社と男性社長(54)を労働安全衛
生法違反容疑で宮崎地検に書類送検した。
送検容疑は6月7日、現場指揮者の男性社員(当時65歳)が、トラックの荷
台で車載クレーンをリモコン操作して電線を積み込んでいた際、ヘルメットの
使用を確認させなかったとしている。社員はヘルメットなしで作業中に荷台か
ら転落、脳挫傷のため翌日死亡したという。
(毎日新聞)
◆解説
同社では、昨年8月にも男性社員(当時55歳)が鉄くずとクレーンの車体に
挟まれる死亡災害が発生し、処理場内に労働者が安全に通行するための通路を
設けなかった容疑で書類送検されていました。
二年続けての死亡災害、書類送検は残念なことです。
今回の容疑は、「ヘルメットの使用を確認させなかった」ということですが、
労働安全衛生規則では、次のとおりヘルメットの着用を定めています。
(保護帽の着用)
第百五十一条の七十四 事業者は、最大積載量が五トン以上の貨物自動車に
荷を積む作業(ロープ掛けの作業及びシート掛けの作業を含む。)又は最大積
載量が五トン以上の貨物自動車から荷を卸す作業(ロープ解きの作業及びシー
ト外しの作業を含む。)を行うときは、墜落による労働者の危険を防止するた
め、当該作業に従事する労働者に保護帽を着用させなければならない。
2 前項の作業に従事する労働者は、同項の保護帽を着用しなければならな
い。
最大積載量が5トン以上であれば高さに関係なく保護帽の着用が必要なことに
注意が必要です。
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■今日の言霊
チャレンジし続ける人生にしたい。後悔しない人生にしたい。
■新着情報
・排水基準を定める省令の一部を改正する省令」(閉鎖性海域の窒素・燐
(りん)に係る暫定排水基準の見直し)の公布について
・交通労働災害防止のためのガイドラインについて
■環境不祥事の教訓
より詳細な解説と参考事例紹介
■労働災害の真相
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■環境事故・ニュースレポート
全国の事故・事件情報 9件
■労働災害レポート
全国の労働災害・書類送検情報 20件
■海外事故情報
海外の環境事故・労働災害情報 1件
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