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NO.236

有毒ガス:赤穂の工場、3人負傷 消防法違反容疑で捜索/兵庫

■■ ESHの解決策
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                          2009.8.5 No.236

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

7月中旬から下旬にかけて、中国地方・九州北部地方で記録的な豪雨となり、
土石流や土砂崩れなどにより死者20名を超える大きな被害となりました。

近年の夏の天気が変わりつつあるようです。いわゆる「夕立」は時間も短く、
降る範囲もごくせまく、急に降り出して、すぐに降りやむことが多いのに比べ
て、「集中豪雨」や「局地的大雨」は時間も長く、雨量も多いことが特徴です。

気象庁によると、温暖化とともにこの大雨が降る回数は増える一方だそうです。

夏は水遊びやキャンプなど屋外で活動する機会が増えます。天気予報で事前に
情報を入手し、空の状態をこまめにチェックしながら天気の急変に備えてくだ
さい。 (門)

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★新型インフルエンザ対応・マスク再入荷のご案内

新型インフルエンザの国内感染が拡大し、感染者は全国で4千人を超えました。
秋からの第2波、第3波は更に警戒が必要とされています。
今から備えを万全にしておくことをお勧めします。

7月上旬に新型インフルエンザ対応マスク「バクー・ウィルソン801(N9
5規格対応)」を再入荷しましたので、お知らせします。数量に限りがござい
ますので、購入をご希望される方はお早めにご相談ください。

お問い合わせは → info@esh.co.jp

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■環境不祥事の教訓

◆廃油流出:タンクローリーから2000リットル 3キロ走行-下関/山口
(7/14)

13日午後1時ごろ、下関市の彦島大橋を走行中のタンクローリーから廃油が
流れ出す事故が発生。タンクローリーはそのまま同市元町付近まで走行、約3
キロにわたって廃油約2000リットルが県道などを覆った。この影響に伴
う事故などはなかったが、一部道路で交通規制された。

下関署によると、タンクローリーは、市内の産業廃棄物処理業者が所有し、男
性従業員(25)が運転。彦島にある数カ所の工場で産廃の廃油を収集し、運
搬中だったという。

何らかの原因でタンクにつながる吸油用のホースが垂れ下がり、油が流れ出た
とみている。タンクのバルブが緩んでいたらしく、運転手は気付かないまま走
行していた。消防法違反の疑いも視野に入れ、詳しく調査中。

◆解説

自社が委託した産業廃棄物が収集運搬の途上で漏洩したとしたら大変な事態で
すね。

何度もご紹介している経済産業省が発行している「排出事業者のための廃棄
物・リサイクルガバナンス ガイドライン」では、処理・リサイクル業者の選
定についても記載されていますが、収集運搬業者の選定評価にあたって確認す
ることが望ましい主要なチェック項目例として、次のような事項が挙げられて
います。

【教育】

・社内もしくは社外において、廃棄物に関する講習(法律遵守、廃棄物の取り
 扱い等)を過去1年に1回以上受講している。
・収集運搬業を行う上で必要な有資格者を雇用している、または資格取得のた
 めの教育を実施している。

【手順書】

・手順書廃棄物の機械の運転・作業について定める手順書がある。

【危機管理体制の構築】

・危機管理マニュアルを作成しており、職員が理解できている。
・緊急の場合の連絡体制が作られている。
・非常訓練が定期的に行われている。

「排出事業者のための廃棄物・リサイクルガバナンス ガイドライン」
http://www.meti.go.jp/policy/recycle/main/3r_policy/policy/governance.
html

多くの排出事業者が、中間処理や最終処分業者の現地確認を実施していますが、
収集運搬業者は対象とされないケースが多くあります。

しかし、このケースのように収集運搬も大きなリスクとなります。毎年の必要
はないとは思いますが、収集運搬業者の確認も重要です。

★収集運搬業者の確認に関するベストプラクティスは、ESHエキスパートで詳
述します!

【ESHエキスパート】 → http://www.esh.co.jp/expert.html

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■労働災害の真相

◆有毒ガス:赤穂の工場、3人負傷 消防法違反容疑で捜索/兵庫 (7/15)

赤穂市の化学工場で今年5月、有毒ガスを吸って作業員3人が負傷する事故が
あり、県警生活環境課などは14日、消防法違反(無許可貯蔵)容疑で、同市
木津の大阪合成有機化学研究所赤穂清水工場と西宮市の同社本社を捜索した。

捜索の容疑は、同工場の工場長(52)は赤穂市長の許可を得ず5月、自然発
火性物質・禁水性物質の危険物「水素化ナトリウム」約17.5キロを工場内
に貯蔵したとしている。同課によると、事故当時、工場内で水素化ナトリウム
などの薬品をかくはんしていたという。

◆解説

水素化ナトリウムは、危険物第三類「自然発火性物質及び禁水性物質」で指定
数量は10kgです。

指定数量の10kgを超える17.5kgを無許可で貯蔵していたため、消防
法違反の容疑となりました。

このケースは第三類ですが、第四類の引火性液体が指定数量を超えて無許可で
貯蔵されるケースは散見されます。

普段は見過ごしても、ひとたび事故が起きればこのように責任を問われるもの
です。危険物の管理を強化することが必要です。

★危険物管理(新規購買品)に関するベストプラクティスは、ESHエキスパー
トで詳述します!

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電子部品製造会社で品質及び環境ISOの事務局を担当しています。
約1年前にインターネットから偶然アクセスし、内容を拝見した瞬間に「入会
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毎月2回配信される【ESHエキスパート】の「新着情報」では法令の制・改内容
がコメント付きで分かり易く、「環境不祥事の教訓」は環境リスクアセスメン
ト、内部環境監査チェックシートのブラッシュアップに利用させていただいて
います。また、「労働災害の真相」は解説内容を自分なりに編集し、社内安全
衛生委員会に展開させていただいています。

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