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NO.266

汚水流出:ごみ最終処分場、場外に-飯田/長野

■■ ESHの解決策
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                          2010.11.4 No.266

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◆ご挨拶

早いもので、もう11月となりました。これから年末にかけて、公私共に慌た
だしくなりそうな予感です。体調管理には十分気をつけたいと思います。

秋真っ盛り、スポーツをするのはもちろん見るのも楽しい季節となりました
(秋に限らずスポーツはいつでも楽しいものですが)。先日行われたフィギュ
アスケートNHK杯での若い選手の活躍や、大リーグのワールドシリーズ、今
まさに熱戦が繰り広げられている日本シリーズなど、スポーツの話題が目白押
しです。

そんな中、個人的に一番楽しみなのが世界バレーです。現在は女子大会の真っ
最中ですが、全勝で1次ラウンドを通過し、メダル獲得に向けて大いに盛り上
がっています。

以前からバレーボールを見るのは大好きだったのですが、最近ママさんバレー
を始めたこともあり、前にも増して応援に熱が入るようになりました。そして
プレイ一つ一つに「すごいな~」と感動の連続です。「準備運動のランニング
で息を切らしているようじゃまだまだだな」と反省し、気持ちを新たに練習に
取り組んでいる今日この頃です。(門)

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■環境不祥事の教訓

◆汚水流出:ごみ最終処分場、場外に-飯田/長野 (10/20)

飯田市は19日、同市千栄のごみ最終処分場「グリーンバレー千代」で処理中
の汚水が、18日夜から19日朝にかけて場外に流出したと発表した。量は推
定16立方メートル。埋め立てごみからしみ出す汚水に化学処理などをして排
出する水処理施設で、配管工事を請け負った業者がバルブを閉め忘れたためと
みられる。

同処分場は、家庭の不燃ごみやごみ焼却場からの焼却灰などを埋め立て処理し
ている。市が水質検査などで安全を確認中。市水道環境部によると、近隣住民
の健康被害や天竜川などの漁業被害は報告されていないという。

(続報)飯田のごみ処分場汚水流出:検査、基準値を下回る/長野 (10/29)

飯田市千栄のごみ最終処分場「グリーンバレー千代」で処理中の汚水が場外に
流出した事故で、28日、同市は汚水や近辺の沢の水の検査結果を発表した。
重金属や有害物質など43項目のうち、42項目は国の排出基準や地元と結ん
だ排出協定の数値よりも低く、「問題はなかった」という。ただ、残りのダイ
オキシン類については、結果が出るのは11月下旬以降になるという。

汚水は18日夜から19日朝にかけ、推定約16立方メートルが流出。施設内
の配管工事を請け負った業者のミスだった。

◆解説

別の記事では次のとおりの記述がありました。

「市によると、流出したのは18日午後10時半ごろから19日午前8時半に
かけてで、市職員が発見した。18日にメンテナンス業者が配管の交換作業と
清掃を行った際、濾過原水槽のバルブを閉め忘れたのが原因という。」

バルブを閉め忘れたのは業者ですが、確認するのは市職員の責務です。特に今
回は配管工事も実施されており、工事後の確認は不可欠です。

昨年、JR王子駅の配管ミスにより30年以上にわたりトイレの排水が無処理で
河川に放流されていたニュースも記憶に新しいところですね。

工事後の配管施工ミスやバルブの開閉ミスによる漏洩事故は稀ではないだけに、
発注者による工事後の確認には万全を期す必要があります。

チェックリストやバルブへの表示札などによる確実な点検が期待されます。

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■労働災害の真相

◆工場火災:プラント洗浄中に引火、5人けが-松山/愛媛 (10/30)

29日午後4時ごろ、松山市の三菱化学松山工場内にある「エイジイインタナ
ショナルケミカル水島工場松山プラント」から出火し、間もなく消えた。この
火事で、プラントの洗浄作業をしていた富士興業(松山市)の男性作業員5人
が手や顔にやけどを負った。いずれも軽傷とみられる。有害物質の漏出はなか
った。

同工場や松山西署などによると、ペットボトルの樹脂の原料「イソフタル酸」
を製造する装置(直径約3.2メートル、高さ約12.5メートルの円柱型)の
中で5人が洗浄作業をしていた際、作業に使っていたスプレーの揮発性の気体
に、投光器から引火したとみられるという。

男性らは午前10時から清掃作業にあたっていた。同署が詳細な事故原因を調
べている。

◆解説

「作業員は揮発性のある液体を使って清掃作業をしていたところ、作業用のラ
イトが倒れて火が出たと話しているという」という記事もありますが、詳細は
調査中のようです。

詳細は不明ではありますが、化学プラントにおいて、タンク内という密閉空間
で投光器による引火というのはお粗末ではないかと思われます。

2006年には愛媛県今治市の太陽石油四国事業所で、原油タンク内を点検するた
め、タンクの底にたまった原油かすを軽油で溶かす作業中、タンク内で使用さ
れていた投光器が倒れた際に発生した火花が、残留ガスに引火した事故事例も
ありました。

この事故に対する裁判で作業員の弁護側は、「転倒した投光器で火災が発生す
る可能性は十分予見できた」と主張し、争っています。

過去の事故事例に学べば防げたかもしれない事故で、このメルマガの情報も活
かしていただければ嬉しく思います。

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◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

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■新着情報

・生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の結果について

・カーボン・オフセットリーダー研修「オフセットで変わる、企業価値」の開
 催

■環境不祥事の教訓

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■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報5件

■不法投棄関連情報

 全国の不法投棄関連情報5件

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 全国の労働災害・書類送検情報14件

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