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NO.244

爆発:ドラム缶120メートル飛ぶ 新幹線高架越え-京都

■■ ESHの解決策
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                          2009.12.2 No.244

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

12月となりました。早いもので今年もあと1ヶ月、何かと慌しい毎日となり
ますが、健康に気をつけて師走を乗り切りましょう!

先日、娘と映画を観てきました。作品はクリスマス映画の定番ともいえる『ク
リスマス・キャロル』。イギリスの文豪ディケンズが19世紀半ばに書いた原
作は、これまでになんと50本以上も映像化されているということです。

ストーリーの素晴らしさはもちろん、デジタル3Dで映し出されるリアルな映
像の効果で映画の世界に飲み込まれたかのような臨場感を体験できました。こ
の迫力を体感するにはぜひ、デジタル3D対応劇場で専用メガネをかけてのご
鑑賞をおススメします!

そして、圧巻は主役のスクルージの少年時代、青年時代、中年時代、老年時代、
さらに3人のクリスマスの霊の全7役を演じたジム・キャリーです。変幻自在
な演技力に定評のある俳優さんですが、実際に映画を観てみるとその芸達者ぶ
りに脱帽です。

当時ロンドンでまかり通っていた拝金主義と先行き不安な社会状況は、未曾有
の経済不安で揺れる現代とも似ているような・・・。「人とのつながりの大切
さ」や「未来は自分で変えられる」そんなメッセージのこもった温かい映画で
す。 (門)

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■環境不祥事の教訓

◆爆発:ドラム缶120メートル飛ぶ 新幹線高架越え-京都 (11/17)

16日午後1時40分ごろ、京都市南区の製薬会社「日本新薬」の敷地内で、
廃液処理中のドラム缶が爆発した。ドラム缶はJR東海道線西大路駅や東海道
新幹線の高架を越えて南東へ約120メートル飛び、民間の駐車場(同区唐橋
西平垣町)に落下した。駐車中の車2台の一部が破損したが、けが人はなく、
列車の運行にも支障はなかった。

日本新薬の発表などによると、ドラム缶は200リットルサイズ(直径約60
センチ、高さ約90センチ)で、過酸化水素水を含む冷却剤が入っていた。社
員3人がこの冷却剤を廃棄する前に中和しようと苛性ソーダ(水酸化ナトリウ
ム)を混ぜたところ、激しい化学反応が起き爆発したという。廃液が飛び散っ
たが、社員らは危険を察知してその場を離れて無事だった。

記者会見した同社広報部長は「過酸化水素水と苛性ソーダを混ぜることはタブ
ー。冷却剤に過酸化水素水が含まれていることを社員が知らなかった」と述べ、
「近隣のみなさんに迷惑をかけて申し訳ない」と陳謝した。落下したドラム缶
はふたと底が抜け、一部がひしゃげた状態。駐車場は西大路駅前の一角にあり、
周辺には飲食店などが建ち並んでいる。

◆解説

写真のとおり、爆発したドラム缶が新幹線の高架を飛び越えたことが不幸中の
幸いでした。もし線路に落下していたら大惨事になったかもしれません。

この事故について、同社はホームページで、事故当日に速報でお詫びを、25日
に調査結果をアップしています。

25日の発表は次のとおりです。

1.事故原因について

事故当日は、不要なクーリングタワー用の「スライム除去剤(主要成分:過酸
化水素水)」を廃棄するにあたり、その内容物の確認を十分に行わずに、通常
の中性洗浄剤であると思い込み、廃棄溶媒を貯蔵しているドラム缶に投入して
しまいました。これにより内容物が酸性を示しましたので、中和するため苛性
ソーダ水溶液を投入しましたところ、内容物がドラム缶口から吹き出し、ドラ
ム缶が破裂致しました。

以上のとおり、今回の事故発生の原因は、廃棄する内容物の確認を十分に行わ
ずに、通常の中性洗浄剤であると思い込み、作業を行ったことにあります。な
お、化学的な原因は、スライム除去剤に含まれている高濃度の過酸化水素の急
激な分解による大量の酸素の発生によるものです。

2.再発防止策について

① 危険物取扱作業に関する規程類の見直しを詳細に行い、部門毎に取決めて
いた廃棄溶媒の取扱いに関する作業手順書を、全社的なマニュアルとして再整
備し、その内容の周知徹底を図ります。

② これまで危険物を常時取扱う従業員を中心として実施してきた計画的な保
安教育を、危険物を取扱う全ての従業員に対象範囲を拡大し、実施していきま
す。

産業廃棄物の廃棄や混合時の事故はたびたび発生しています。特に今回はクー
リングタワー用のスライム除去剤ということで日常的に使用する物質ではなか
ったと考えられます。

不明な廃液は、原則として混合厳禁であることを再教育する必要があります。

★移替(混合)禁止のベストプラクティスはESHエキスパートで紹介していま
す!

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■労働災害の真相

◆東名化学の労災事故:労基署、会社と工場長を書類送検/山梨 (11/21)

甲府労働基準監督署は20日、プラスチック製品製造会社「東名化学工業」
(愛知県小牧市)の山梨工場(韮崎市龍岡町)で8月に起きた労災事故につい
て、同社と同工場の男性工場長(62)を労働安全衛生法違反容疑で甲府地検
に書類送検した。

同労基署によると、事故は8月28日午前7時15分ごろ起きた。男性社員
(32)がプラスチック製品を集めて重ねる機械の修理をしていたところ、機
械が動き出し、機械の一部の鉄棒(長さ約50センチ、直径約1センチ)が社
員の額に突き刺さった。一緒に作業していた同僚が起動ボタンを押したためだ
った。

容疑は、機械の運転を開始する合図を定めていなかった疑い。

同法は、2人以上で行う機械作業の際、運転開始時に作業員同士が合図を出し
合うことを義務づけている。

男性社員は重傷を負い、左手足が麻痺する障害を負ったという。

◆解説

合図を定めていなかったことにより工場長が書類送検されるのは珍しいことで
すね。

騒音が大きかったり、場所が離れていた場合には「合図」が重要な伝達手段に
なることもあるかもしれません。

実例としてこんな事例があったとのことです。

セメント会社でコンベアの点検を担当した会社の班長と作業員は手分けし、作
業員はコンベア内部に人がいないかを確かめて、その連絡を受けて班長がスイ
ッチを入れることにした。

作業員は頭上で手を大きく左右に振る動作をし、動かしてはダメだと伝えた。

それを見た班長は、あろうことかスイッチを入れ、ローラー部分で作業してい
た人は、ひとたまりもなく巻込まれ即死した。

班長は労働基準監督署の取り調べに対し、「頭上で手を大きく左右に動かす動
作は中に人は居ないということだと思った」と供述した。

このような悲劇を繰り返さないためにも合図を取り決めることは重要ですが、
それ以前に合図に頼らないスタートアップの方法とすることが重要ですね。

★関連法令とベストプラクティスはESHエキスパートでご紹介しています!

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◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■今日の言霊

「山はこれ以上大きくならないが、私はもっと成長できる」

■新着情報

・エコアクション21ガイドラインの改訂について

・2008年度(平成20年度)の温室効果ガス排出量(速報値)について

・環境省の各種調査結果について

■環境不祥事の教訓

 より詳細な解説と参考事例紹介

■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報7件

■不法投棄関連情報

 全国の不法投棄情報3件

■労働災害レポート

 全国の労働災害・書類送検情報9件

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