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NO.333

重油流出:採石場から谷川川に流入 日野川河川事務所「農業用水影響なし」/鳥取

■■ ESHの解決策
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                          2013.8.21 No.333

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
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◆ご挨拶

夏季休暇を終え、今週から業務再開という方も多いと思います。気持ちを切り
替えて、頑張ってまいりましょう!

それにしても毎日うだるような暑さが続いていますね。熱闘が繰り広げられて
いる高校野球も、選手の健康状態に配慮して95回目を迎えた今夏、初めて休養
日が設けられました。そうですよね。連戦だけでも大変なのにこの暑さではい
かに強靭な肉体を持った高校球児でも心配です。スタンドの応援団も同様です
よね。

本日は準決勝、明日はいよいよ決勝です。どのチームも優勝目指し、全力を尽
くして頑張ってほしいものです。(門)

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します。

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■環境不祥事の教訓

◆重油流出:採石場から谷川川に流入 日野川河川事務所「農業用水影響な
し」/鳥取 (8/6)

国土交通省日野川河川事務所は5日、米子市蚊屋の建築会社、大協組が管理す
る伯耆町谷川の採石場から重油が流出、一部が日野川の支流、谷川川に達した
と発表した。日野川でも水面に油膜が確認されたが、微量で水道水や農業用水
の取水には影響がないという。

同河川事務所などによると、4日午後4時ごろ、重機用の燃料タンクから重油
があふれ出ているのを近所の住民が発見。約30分後には止められたが、約6
00リットルが近くのため池に流出した。ため池の周りにオイルマットが敷か
れたが、降雨で一部が谷川川に流れ出た。大協組は、落雷による異常電流でタ
ンクの管理システムが誤作動を起こしたのが原因と説明している。

ため池の重油は、5日午後2時半までに全て回収した。河川に流出した量は不
明という。同河川事務所は「今のところ被害の報告はなく、油膜も非常に薄い
ので、当面は心配ない」と話している。
(毎日新聞)

◆解説

落雷による異常電流でタンクの管理システムが誤作動を起こしたのが原因の事
故です。

落雷による制御系や通信系の損傷による環境事故は珍しいことではありません。

雷サージによる分析計の故障に起因する異常排水の流出や、ポンプの停止によ
る越流なども数多く発生しています。

雷対策としては、アース、避雷針、等電位ボンディング、SPD(避雷器)があ
りますが、必要に応じて専門家の診断も仰ぎたいものです。

落雷と停電による生産への支障については、重大な問題として扱われています
が、環境面についても大きな影響を及ぼす可能性があることに配慮する必要が
あります。ユーティリティ(用役)担当者は、多くの業務を掛け持ちし、環境
設備にまで手が回らないケースも多いようです。

温暖化の影響か、雷と豪雨の脅威は増すばかりです。今月9日には、秋田県大
館市と鹿角市の4カ所の旧鉱山の廃水処理施設から、未処理の鉱山廃水が河川
に流れ出す事故も起きています。

雷と豪雨への対策と対応体制の整備に努めたいものです。

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います!

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■労働災害の真相

今回は、屋内でのエンジン機器使用による一酸化炭素中毒が2件発生していま
す。

◆新見の工場で作業員7人搬送 倉庫改修中にCO中毒/岡山 (8/14)

14日午前10時20分ごろ、新見市西方の食肉処理工場「丸紅畜産岡山事業所」で、
冷蔵室の改修工事をしていた男性作業員7人が気分が悪いなどと体調不良を訴
えて救急搬送され、うち4人が入院した。一酸化炭素(CO)中毒と判明し、
岡山市の男性(19)が一時意識を失う重症となったが間もなく回復、6人(20
~60代)は軽症。

新見署によると、作業員8人が午前9時半から、鉄骨平屋の事業所内の冷蔵室
(幅約9メートル、奥行き約12メートル、高さ約3メートル)で、削岩機と特
殊カッター各1台を使ってコンクリートの床をはがしていた。同10時15分ごろ、
7人が「吐き気がする」「頭がふらつく」と言って突然倒れ、無事だった1人
が119番したという。

冷蔵室の換気口は出入り口ドア1カ所だけで、事故当時は空気を屋外に出す排
気ダクトを設置していた。作業機械はガソリンを燃料としており、同署は室内
に排ガスが充満したとみて、業務上過失傷害容疑で捜査している。

新見労基署も排気ダクトの数や性能が不十分だったか、使い方を誤った可能性
があるとして労働安全衛生法違反容疑で調べる方針。

工事は事業所の盆休みに合わせ14日から2日間の予定で実施。大阪府吹田市の
大手建設会社が受注し、津山、美作、倉敷市の下請け業者が作業に当たってい
た。
(山陽新聞)

◆めまいや吐き気、倉庫内で作業の12人搬送 兵庫・西宮 (8/12)

12日午後3時10分ごろ、兵庫県西宮市鳴尾浜3丁目の食品卸売会社「日本
アクセス」の物流倉庫から、「気分が悪いと言っている人がいる」と119番
通報があった。甲子園署によると、倉庫内で食品の仕分け作業をしていた25
人のうち、20~60代の男女計12人がめまいや吐き気を訴えて病院に搬送
され、入院した。全員意識はあり、命に別条はないという。

同署によると、倉庫では食料品が低温管理されている。当時、倉庫内には、排
気ダクトが置かれ、エンジンカッターを使ってコンクリートの床をはがす工事
が行われていたといい、関連を調べている。搬送者は一酸化炭素中毒のような
症状がみられるという。
(朝日新聞)

◆解説

これらの事故は労働安全衛生規則の次の適用を受けます。

(内燃機関の使用禁止)
第五百七十八条  事業者は、坑、井筒、潜函、タンク又は船倉の内部その他
の場所で、自然換気が不十分なところにおいては、内燃機関を有する機械を使
用してはならない。ただし、当該内燃機関の排気ガスによる健康障害を防止す
るため当該場所を換気するときは、この限りでない。

解釈例規(昭42.2.6 基発第122号)では、「坑、井筒、潜函、タンク又は船倉
の内部その他の場所」の「その他の場所」として、自然換気のために開放され
た換気口のない倉庫の内部(出入口附近を除く)、地下室の内部等の屋内作業
場を挙げています。

二例とも換気ダクトを使用していたようですが、これが十分ではなかったよう
です。

一酸化炭素中毒は死亡に至る可能性も高く、十分な養生が必要となります。

★厚生労働省策定の一酸化炭素中毒予防のためのガイドラインを「ESHエキス
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■今日の言霊

  1%の素敵な人に出会いたいならば、100%の人々と積極的に会うべき
である。

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 全国の労働災害・書類送検情報 23件

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