■■ ESHの解決策
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2021.5.26 No.519

企業の環境＆安全衛生、ISO14001、ISO45001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

東京と大阪で新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターが開所し、多
くの高齢者が接種を受けられるようになると期待が寄せられています。各自治
体でも同様に大規模接種会場を設置する動きが見られ、事態は少し前進してき
たように感じられます。

一方で緊急事態宣言の延長や東京オリンピック開催など、依然として状況は前
途多難です。

今夜は24年ぶりの「スーパームーン皆既月食」。肉眼でも観察できるそうなの
で、現実を忘れて、しばし遥か遠くの宇宙に想いを馳せてみたいと思います。
（門）

☆発行日のお知らせ
ＧＷの関係で発行日が変更となっております。6月の発行日は次のとおりです。

・6月9日（水）・23日（水）

 

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◆オンラインセミナーのご案内

弊社では、安全衛生アカデミー「オンラインOHSエキスパート養成コース」を
開講しております。6回シリーズで、労働安全衛生の”エキスパート”として
力量を向上していただくアカデミーです。

4月に開催した第1回目では、受講後アンケートの結果、「大いに満足」が73％、
「満足」が27％と満足度100％の評価をいただきました。

5/28（金）「オンラインセミナー：マネジメントシステム/ガバナンス」
→ まだ間に合います！

6/25（金）「オンラインセミナー：労働安全衛生法・順守評価」
→ 受付中！

単発でもシリーズでも受講可能です。当日のご都合が合わない場合は動画で視
聴することもできます。

5/28（金）「オンラインセミナー：マネジメントシステム/ガバナンス」

詳細は次のサイトをご覧ください。

https://peraichi.com/landing_pages/view/gfrsv

ご参加をお待ちしております。

 

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■環境不祥事の教訓

◆処理施設から汚水3.7トン流出、近くの川に流入　京都・京丹後市「水で希
釈、環境に影響ない」 (5/21)

京都府京丹後市は21日、同市峰山町内記の市峰山最終処分場の汚水を浄化する
処理施設から、十分に処理されないままの汚水最大約3.7トンが施設外に流出
した、と発表した。処理施設の装置の故障が原因とみられる。流出した汚水は、
近くを流れる竹野川に流入したが、市は「処分場のごみの焼却灰に含まれる有
害物質は国の基準値を下回り、水で希釈されていることから、周辺環境に影響
はない」としている。

同処分場は、一般家庭からの不燃ごみと可燃ごみを焼却した灰を埋め立てる施
設。市によると、流出は19日朝に発生した。調整池からポンプで送り出された
汚水が汚水貯留槽で満水状態となって施設内にあふれ、外部に排出された。汚
水貯留槽には水位計が設けられているが、異常な水位になった場合にポンプを
停止させる装置が、何らかの原因で作動しなかったとみられる。
（京都新聞）

◆解説

油類や化学物質が流出することで、魚などの生き物が死に、水道用水の取水が
できなくなることを「水質事故」と言います。

次のような状況に陥って、企業にも莫大な損失をもたらす可能性があります。
・流出物の改修費用
・水道事業体からの水道供給停止の対応や代替手段に関する費用請求
・漁業組合などからの補償請求
・操業停止による生産停止・納期遅延
・悪評拡散（マスメディア・SNS）による企業イメージの低下

水質事故の原因として頻出するのが、本件のようなレベル計（水位計）のトラ
ブルです。

レベル計には多くの種類がありますが、その方式や対象となる液体の性状に
よってはトラブルを起こす確率が高くなります。

流出が考えられる対象物に適した方式のレベル計を選定し、適切に点検・メン
テナンスすることが不可欠です。

まずは、事業所内のどこでどのような方式のレベル計が使用されているか、そ
してそのトラブルによるリスクの大きさ（有害物質・指定物質の有無/濃度、
水量）をリスト化することをお薦めします。

★各レベル計の原理、特長、短所がわかりやすく整理されているウェブサイト
を「ESHエキスパート」でご紹介しています！

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

☆【ESHエキスパート】は大手ISO審査機関で審査員教育用資料として
採用されています。

 

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■労働災害の真相

◆鶏舎で作業の男性窒息死　雨具のフードが機械に巻き込まれる／鹿児島
(5/20)

１９日午前８時５０分ごろ、鶏卵及び加工品販売業の直営農場の鶏舎内で、
同社社員男性（６０）が機械に巻き込まれているのが見つかった。男性は搬送
先の病院で死亡した。死因は頸部圧迫による窒息死。

鹿屋署によると、男性は卵を集める機械の部品を交換するため一人で作業して
いたとみられる。同僚が発見した際、身に付けていた雨具のフードが回転部分
に巻き込まれていた。同署が詳しい状況を調べている。
（南日本新聞）

◆解説

雨具のフードが巻き込まれることはあり得るのですが、現実に目にするのは
初めてです。

雨さえ降らなければ雨具を着ることはなく事故は起きなかったのでは、と考え
ると残念でなりません。

関連する労働安全衛生規則の条文は次のとおりです。

【労働安全衛生規則】
（作業帽等の着用）
第百十条　事業者は、動力により駆動される機械に作業中の労働者の頭髪又は
被服が巻き込まれるおそれのあるときは、当該労働者に適当な作業帽又は作業
服を着用させなければならない。
２　労働者は、前項の作業帽又は作業服の着用を命じられたときは、これらを
着用しなければならない。

屋外での機械の修理や巡回点検などの作業では雨具を着ることも多く、多くの
組織も教訓とすべき事例だと言えます。

また、労働災害ではありませんが、雨具が自転車の車輪やチェーンに巻き込ま
れ転倒する事故は数多く発生しているようで、国民生活センターより警告も出
ています。

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20160218_1.html

ちなみに、作業用の雨具を調べてみると、ポイントとして防水性、作業性、耐
久性などが掲げられていますが、巻き込まれ防止の配慮はなく、大多数はフー
ド付きでした。

被災者（60歳男性）の尊い犠牲に応えるためにも、回転体の近くではフードを
外すなど雨具の巻き込まれ防止を考慮していただくことを願います。

この記事に関する解説は、YouTubeチャンネル「安全衛生アカデミー」でもお
伝えしています。どうぞご覧ください。

★巻き込まれ災害防止のための安全文化の醸成とルール化の重要性について
「ESHエキスパート」で解説しています！

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

 

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★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める

◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■復活！今日の言霊

成功より挑戦

■新着情報

・石綿障害予防規則の一部改正

■環境不祥事の教訓

より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■労働災害の真相

より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

全国の事故・事件情報　3件

■労働災害レポート

全国の労働災害・書類送検情報　19件

 

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

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