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NO.568

21歳男性作業員がプレス機に頭を挟まれ死亡 ヤマハ発の工場で労災事故/静岡

■■ ESHの解決策
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2023.6.7 No.568

企業の環境&安全衛生、ISO14001、ISO45001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

週末、台風2号や前線の影響による記録的豪雨は、各地で甚大な被害がもたら
しました。被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。これから梅雨
や台風の季節となりますので、ハザードマップなどに変更がないか等、改めて
確認したいと思います。

さて、毎年、楽しみにしている「サラリーマン川柳」改め「わたしの川柳」
コンクール(第一生命)の優秀作品が発表になりました。今年のベスト3には
次の作品が選ばれました。

第1位: また値上げ 節約生活 もう音上げ
第2位: ヤクルト1000 探し疲れて よく寝れる
第3位: 店員が 手取り足取り セルフレジ

その他の作品はこちらから
⇒ https://event.dai-ichi-life.co.jp/company/senryu/index.html

この3つに限らず、どれも共感できる作品で、悲哀がこもっているのですが
思わずクスっと笑ってしまうものばかりでした。どんな作品に出会えるか来年
も楽しみです。(門)

 

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◆オンラインセミナー「安全衛生エキスパート」録画受講のお知らせ

「労働安全衛生を体系的に学ぶ機会はないか?」というご要望にお応えし、
弊社では、2021年4月より6コースのオンラインセミナーを開催し、企業内安全
衛生担当者、コンサルタント、ISO審査員など多くの方々に受講いただき、
高いご満足を頂戴しております。

詳細は次のサイトをご覧ください。

https://esh.hp.peraichi.com/2022seminar

 

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■環境不祥事の教訓

◆「内水氾濫」被害を減らせ 大雨で排水追いつかず浸水 対策は…/埼玉
(6/2)

台風2号の影響で、埼玉県内は2~3日にかけて、警報級の大雨が降ると予想さ
れている。こんな時に警戒しておきたいのが、大量の雨の処理がおいつかず、
下水道や排水処理施設から水があふれかえるなどする「内水氾濫(はんら
ん)」だ。県内では毎年のように被害が起きている。地域や個人でできる対策
を調べた。

県下水道局によると、台風19号による被害があった2019年には、27市町で住宅
などに内水氾濫による被害があった。20年には、さいたま、川口、朝霞、幸手
の4市で18億円を超える被害が出たという。

被害を減らすため、行政は各地で、調節池や排水機場などを整備している。

三郷市などを流れる1級河川「大場川」の下流域では、13年の台風26号や15年
の関東・東北豪雨で内水被害が多発した。県と同市はその後、下流排水機場に
ポンプ1基を増設し、22年4月に運用を始めた。

従来よりも多くの水を江戸川に強制的に排水できるようになり、台風26号と
同様の雨が降った場合でも、家屋への浸水被害を約6割軽減できるとしている。

川口市は、19年の台風19号で内水氾濫が発生した地域の公園6カ所の地下に、
雨水をためる施設を整備した。周辺道路にあふれた雨水を一時的に取り込む
ことで、市内を流れる河川への流出を軽減させるという。
-以下略-(朝日新聞DIGITAL)

◆台風シーズンへの備え 都城市で浸水対策を確認/宮崎(6/1)

宮崎県都城市では、台風シーズンに備えようと、去年、内水氾濫が発生した
地区で市や県の職員らが浸水対策などを確認した。

都城市では、去年の台風14号で雨の量に対して排水が追い付かず、道路や建物
が浸水してしまう内水氾濫が発生。
このうち、下川東地区では住宅など109棟で床上・床下浸水の被害が出た。

きのうは、市危機管理課や県土木事務所など7つの関係機関の職員が下川東地
区を訪れて、当時の被害を確認したほか、浸水対策として市内の14地区に、
川の水位が上昇したことを検知するセンサーを設置することなどが共有された。
-以下略-(宮崎放送)

◆解説

台風2号は、6県に「線状降水帯」を発生させ、大雨で各地に冠水など大きな
被害をもたらしました。

台風シーズンとは、7~10月くらいと言われています。この時期は、西~北西
に進んだ台風がやがて太平洋高気圧の縁をまわるように北東方向に向きを変え
(転向)、本州に接近しやすい季節となります。

6月頃の台風は、西進し、フィリピンや南シナ海に進む台風が多くなる傾向が
あるのですが、台風2号は、転向して日本各地に被害をもたらしたのです。

台風の被害を大きくする要因として「内水氾濫」があります。

「内水氾濫」とは、防災科学技術研究所では、次のとおり説明しています。

内水氾濫とは、大量の雨に対して排水機能が追い付かずに、処理しきれない
雨水で土地や建物が水に浸かってしまう現象のことです。浸水害とも呼ばれ、
特に市街地などで発生する傾向にあります。

工場の立地としても平地は望ましいため、工場の中には内水氾濫が起きやすい
場所も少なくありません。

工場の浸水は、化学物質や油の流出など環境への影響も懸念されます。本格的
な台風シーズンの前に内水氾濫への対応を見直すことが期待されます。

★内水氾濫の防止対策について「ESHエキスパート」で解説しています!

 

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

☆【ESHエキスパート】は大手ISO審査機関で審査員教育用資料として
採用されています。

 

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■労働災害の真相

◆菓子製造機に上半身巻き込まれる 作業中の男性死亡/鹿児島 (5/23)

22日午前11時50分ごろ、鹿児島市の菓子製造会社の工場で、製造作業員の男性
(25)が菓子製造機器に上半身が巻き込まれている状態で見つかった。男性は
病院に搬送されたが、間もなく死亡した。

鹿児島南署によると、会社関係者が発見し、110番通報した。男性は製造機器
の定期清掃をしていたとみられる。同署が詳しい状況を調べている。
(南日本新聞)

◆21歳男性作業員がプレス機に頭を挟まれ死亡 ヤマハ発の工場で労災事故/
静岡 (5/29)

29日午後3時ごろ、「ヤマハ発動機のバイクの工場で作業員がプレス機に挟ま
れた」と関係者から消防に通報があった。

警察などによると、浜松市にあるヤマハ発動機の工場で、男性作業員(21)が
プレスされたバイク部品の検品作業を一人でしていたところ、プレス機に頭を
挟まれたという。男性はその場で死亡が確認された。

警察は安全装置が起動していたかなど、事故の詳細を調べている。
(静岡放送)

◆解説

どちらの災害も詳細は不明ですが、25歳、21歳と若い命が機械の力により失わ
れました。死亡災害は年齢に限らず起こしてはならないものですが、20代と
なるとやはり残念でなりません。

近年は、高齢者の労働災害が注目されています。しかし、建設業や製造業では
言われているほど高齢者の災害が多い訳ではありません。

もちろん、転倒による骨折など傷害が重篤化しやすい点はありますが、イメー
ジだけで判断すると管理を誤ります。

若手社員の災害の原因には、知識や経験の不足があります。加えて近年の傾向
として、バーチャルな環境で育っている影響もあると言われています。

バーチャル環境で大部分の時間を過ごす若者は、実世界のリスクを理解しにく
いかもしれません。これは、リスクを適切に認識し、適切な対策を講じる能力
を低下させる可能性があります。

野外を走り回り、怪我を繰り返しながらリスクを学んだ昭和世代とは全く異な
る世代であることを認識する必要があります。

対応策として、本質安全化と安全衛生教育の充実が期待されます。

 

★バーチャル環境で育つ若者に対する安全衛生教育の手法を「ESHエキスパー
ト」でご紹介しています!

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

 

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★環境・安全衛生のリスク察知感性と解決策の提示力を高める

◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■復活!今日の言霊

いいや

■新着情報

・産業廃棄物処理施設の設置、産業廃棄物処理業の許可等に関する状況

・「カーボンフットプリント ガイドライン」 (別冊)CFP実践ガイドの公表

★安衛則第577条の2第2項の規定に基づく濃度基準、技術上の指針の公表

・YouTube「安全衛生アカデミー」新着動画

化学物質自律的管理:濃度基準がある物質はすべて確認測定が必要か
https://youtu.be/2YcQZWV5fz4

■環境不祥事の教訓

より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■労働災害の真相

より詳細な解説とベストプラクティス紹介

■環境事故・ニュースレポート

全国の事故・事件情報 4件

■労働災害レポート

全国の労働災害・書類送検情報 18件

 

【ESHエキスパート】 → https://www.esh.co.jp/expert.html

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環境ワークス株式会社
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